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楽水庵ブログ 3ページ目

戸田で体験会を複数回開催してきました

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

この間(8月17日~19日)にまた戸田に行ってきました。
16日の夕方早目に京都を出たのですが、新名神で結構な渋滞に巻き込まれました。
まあ、お盆だから仕方ないですけど。

今回戸田では施術も行いましたが、大きな目的が2つありました。
1つ目は、来月のインカレでブースをやる場所を確保する事、
2つ目は、大学や社会人クラブに体験会を行う事、
でした。

1つ目は、間に入っていただいた方のお蔭でスッと決まりました。
インカレ及びオックスフォートレガッタは来月6日から9日まで開催されますが、その間フルで選手をサポートしたいと思っています。
一人でやれるか少し不安もありますが・・・


そして、2つ目。
これもいろんな方のお蔭で大学のボート部2校と社会人クラブに行ってきました。

18日には、大学2校に。
そのうち1校はほとんどの部員が参加してくれ、こちらもその多さに驚いたぐらいです。
講習だと参加者全員にこちらの意図を理解してもらうのは大変です。
しかし、体験会だとこちらがテーピングをした人の可動域や動きが変わったのを確認してもらえれば大丈夫です。
結構皆さん食いついてきました(^_^.)

もう1校は女子部員2名と男子マネージャー1名。
その前日にマネージャー君と話していて、私が「漕手は最後まで漕手であってほしい、怪我とかでマネージャー等になるというのを防ぎたい」と言ってら、「実は僕も腰が悪くてマネージャーになったんです」と。

そして、そのマネージャー君にテーピングをしたところ非常に腰が楽になって、これなら漕げそうな感じになりました。
例え対抗選手でなくても、マネージャーをしもっててで漕いでくれたら嬉しいですね。


そして、19日には社会人クラブ。
そこのシニア、仕事をリタイヤされてローイングライフを楽しんでおられる方々を対象に考えていましたが、残念ながらそちらは希望者無し。
その代わり(仕事では)現役世代の方々が興味を持ってくださり、そこに大学生も2名参加で行いました。








日頃から皆さんの悩みの「スカルで肘の引きが左右違う」等の悩みを建ったテープ1枚で解決したら大変驚かれたし、また喜んでいただけました。



こういう顔を見たい為にやっているのかも知れませんね。

何度も私のセミナーを受けてくれている東大OBの方もおられ、私のテーピングの進化に感嘆してくれました。

まだまだ戸田では私の知名度は高くありません。
今度のインカレ・オックスフォードレガッタでブースをやりつつ、更にまだテーピングを体験していないチームに受けてもらうように積極的に働きかけていくつもりです。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵



 

大忙しで死にそう(?)だった・・・関西選手権

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

先日8月11日・12日と大阪府立漕艇センターで開催された関西選手権のサポートに行ってきました。

関西選手権でのサポートは実は初めてでした。
昨年まではそういうものは認めないという頑固な一部の理事がおられ、その方と私がもうかれこれ30数年の仲だったので私も気分を害して「そんなら誰が行くか!」てな感じで全く興味が持てませんでした。

ところが、今年の1月に行われた「マシンローイング近畿大会」の際に大阪ボート協会の専務理事に「今年の関西選手権来ない!体勢変わったから」と言われ、それならと行かせてもらった次第です。

11日は3人体制。
場所は漕艇センターの2階にあるロビーの通路で、メチャクチャ目立つ所でやらさせてもらいました。




それにインターハイで野外テントのブース活動でかなり熱中症になっていたので、エアコンの効いた場所はありがたいですね。
外は2日間とも結構暑かったですので。

それなりに選手も来ましたが、まあ3人でやっていたので何とかなりました。

問題は2日目。
ただでさえ一人でやらなければいけないのに、うちに通っていたO阪大学のK君(5回生)が1回生を「無料やから行ってこい」とそそのかしたので、「すみません、O阪大の1回生〇〇ですけど・・・」というのがやたら沢山来て、本当死にそうになりました(笑)
ホンマ本人にも言いましたが、向こうの監督に一度ご飯をおごってもらわなければ割に合いません。

まあ、それでも皆さんの悩みを解決して、またアドバイスをする事によって感謝してもらえたのだから良しとしなければ。

それに、弟子の恩師(ボート)のサポートもして見事優勝されたのも報われた感がありました。



忙しかったですが、自由にやらせてもらえたのでまた来年もサポートに行きたいと思っています。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

 

腓腹筋や腓骨筋の機能が低下している場合・・・

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

最近見つけた傾向です。
下腿部、特にふくらはぎの筋肉の中で腓腹筋という一番表にある筋肉、
それに腓骨筋という外側の腓骨に沿って走っている筋肉、
この2つの筋肉の機能が同時に低下しているケースが良くあります。

今までは別々に調整していましたが、このケースのほとんどですが、
「足底方形筋(そくていほうけいきん)」という踵の中にある小さな筋肉に原因が見られました。


ですから、足底方形筋にアプローチするとこの上記2つの筋機能が回復するケースがかなりあります。



少しふくらはぎの具合が良くない時、踵の両側を挟み込むように土踏まずの方向に誘導してみてください。
ふくらはぎが軽く感じられるようなら足底方形筋が原因でしょう。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

灼熱の全中・そしてインターハイ(インハイ)、そして「人生のある勝利」

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

夏はボートの全国大会が数多く開催され、そのサポートで走り回っているせいでなかなかブログの更新ができませんでした(^_^;)

まず、7月15日・16日と岐阜海津町の長良川国際レガッタコースで開催された全国中学生ボート選手権(全中)のサポート。
元々はこの長良川が全中のホームコースらしいのですが、私達は2年前からの参加で、一昨年(石川)・昨年(福井)と北陸での開催にさんかしていたので、長良での活動は初めてでした。

私自身2005年に開催された世界選手権で一度観戦に訪れただけでした。
その時は世界選手権用に仮設の建物等が数多くあったので、今回行ってみると風景がかなり異なっているので戸惑いました。



それはさておき、結論から言うと全中は酷暑の為に決勝は行われませんでした。
初日も暑さの為に敗者復活戦を取りやめたのですが、2日目は暑さに拍車が掛かり熱中症で倒れ救急車で搬送される選手が続出、主催者の日本ボート協会が暑さ指数(WBGT)が31℃という運動は即中止レベルに達していたという事で、準決勝が終わった時点で残りの順位決定戦・決勝戦を中止するという判断を下しました。


私自身も今回でよく判りましたが、中学生ぐらいだとまだ体温調節能力が未発達だそうです。
そして、「発汗よりも放熱」で体温を逃がそうとするので、体温よりも気温が高いとダメージが大きいようです。
傍で見ていても顔を真っ赤にしている中学生を見ていると痛々しかったですね。

この中止の判断は英断だったと思います。
まだまだ先の長い中学生達に無理をさせる必要はありません。
「暑い中でやる事により体力が付く」という老害達がいますが、決してそんな事はありません。
少しは暑さへの耐性は付くでしょうが、体力は削られますよ。

第一、我々大人はこんな暑さの中でやった事がないんです!
気温が30℃を超えたらニュースになった時代を覚えていない「ただの健忘症」ですね、困ったものです。
本当に暑い中無理をしたら、命に別状はなくても脳や腎機能にダメージを与える事もあるそうです。


そして、7月30日から8月2日まで愛知県東郷町の愛知池で行われたインターハイ、私達は「インターハイ」で馴染んでいますが、今の高校生達は「インハイ」と呼んでいますね、

直前に台風が来て公式練習が中止になりぶっつけ本番になるなど運営側も大変だったようですが、私達も屋外テントでの活動だったので大変でした。

今から考えると私自身も軽い熱中症になっていましたね。
なんせ、普段は頻尿かと思うほどトイレに行く私がですよ、朝7時から夕方まで現場にいて、それも大型のクーラーボックスを用意して水分や塩分補給を十分している筈だったのですが、それでもその間に2回、それも濃いおしっこが少し出るだけでした。

それと、やっぱり「来ていた」と思われたのが、O製薬さんには申し訳ないのですが「○カリスェットをそのまま飲んで旨いと思った事」ですね。
○カリはハッキリ言って健康な状態で飲んだら「濃い」と思います。
昨年福井で行われた全中、この時も非常に蒸し暑いと感じていたのですが、その時でも○カリをもらったら味が濃すぎて半分に薄めたぐらいでちょうど良いと感じたものです。
それがそのままでちょうど良いと感じるのですから、かなりダメージを受けているという事ですね。

今回のインターハイはブースが選手の待機所から結構離れていたので、果たして来てくれるのかなと心配していました。
まあ、それはそれで暇な時間があれば、そこで勉強会になっていました。
東海支部の支部活動に私がボート専門競技指導員で応援に行くという形で、私のテーピングを勉強するという目的もあったので。
いつも全中等で一緒しているお連れさんが東海支部長なので、「それだったら東海支部の勉強会に呼んでよ」と言うと、「そんな予算はありません」と。
上手い事人を使ってくれます(笑)


まあ、それでも選手達は来てくれて、特に今年国体が開催される福井県のM方高校の面々。
彼は本当に貪欲ですね、特にO野君なんかいつも「ニコッ」と笑いながら何度も来てくれました。
男子舵手付クオドルプルで優勝してくれましたね。
500mまでリードされていましたが、その後鮮やかに逆転しました。



もちろん来てくれた選手達が優勝してくれるのは嬉しいものです。
しかし、レース前にキネシオテーピングしたからといって優勝できるほど勝負は甘くありません。
キネシオテーピング法はあくまで元々その人にあったポテンシャルを、皮膚・筋膜・関節・靭帯・神経等を整えて「正常な状態に戻す」しかできませんので、『貼ったら必ず勝つ』みたいなものではありません。
やはり勝つ為には厳しいトレーニングが必要です。
そのトレーニングでの怪我防止や更に効果を高める為のツールがキネシオテーピングなのです。

だから、優勝したのも嬉しいですが、準々決勝で敗退した選手本人や監督・コーチがレース後にブースを訪ねてきて、「負けましたが(本人は)納得したレースができました。ありがとうございました。」と挨拶してくださったのが本当に身に沁みました。

残酷なもので勝者は常に一人(クルー)しかありません(たまに同着もある事はありますが)。
確かに途中で負けたの事実でしょうが、そういった「納得(満足)できる」状態でレースに臨めるよう一人でも多くの選手をそういった「人生のある勝利」を享受してもらえるようこれからも頑張っていきたいと思います。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。

楽水庵

長距離ランナーとよく似ているボート選手の肋骨骨折

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

少し前にボート選手の肋骨の痛みについて書きましたが(リンク)今回はそれに関連して。

ざっくり繰り返すと、前鋸筋という脇の筋肉の機能が低下した状態でローイング動作を繰り返すと、フィニッシュので腕を引いた状態で前鋸筋が引っ張られ、そうすると肋骨も引っ張られて最悪の場合剥離骨折してしまいます。
何故なら、フィニッシュの動作が前鋸筋のストレッチポジションになるからです。
ストレッチポジションと言っても状態が良ければ引っ張られません、ただ緩むだけです。
緩まず固く引っ張られるのでそういう状況になってしまうのです。


そして、このリスクは練習量に比例するようです。
これも繰り返しますが、圧倒的に大学のボート部員に発症例が多いですね。
マスターズや中高生ではあまり聞きません。
圧倒的に練習時間が長いせいだと思われます。

そう考えた時に思い出したのが、数年前ウルトラマラソン前に肋骨骨折をされた女性。
当時は気管支炎を患ったまま走り込みをして、痛いのをストレッチングで何とかしようとして負ったものだと思っていました。
もちろん気管支炎の影響はあったのでしょうが、今から考えると折った側(右)の前鋸筋の状態が良くなかったのでしょう。

個人差はありますが、ランニングで腕を引いた時のポジションはボートのフィニッシュとよく似ています。
この引いた際に前鋸筋が突っ張り、結果肋骨が引っ張られる、それも距離を伸ばすとリスクが高まります。

また、これは余談ですが、かなり前にフィギュアスケートの安藤美姫さんがジャンプのせいで肋骨を骨折した事がありました。
どちらを折ったかは覚えてませんが、おそらく回る側だと考えられます。
というのは回転する際にグッと肘を後ろに引きますから。
多分この場合は、回数というよりも強度だったのだとは思いますが。

それでも、このように肘を曲げて腕を後ろに引く動作というのは、前鋸筋の本来の機能(肘を伸ばして手を前に押す)がしっかりできていないと競技によっては肋骨骨折を引き起こすリスクが高いと言えるでしょう。

競技志向が強ければ強いほど更にリスクは高まります。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

エルゴは大丈夫だが、乗艇(スィープ)すると腰が痛い

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

ある大学ボート部の男子のケースです。

彼は昨年腰椎ヘルニアを発症し、その直後から定期的に通ってくれています。
腰の方はだいぶ良くなって普通に漕げるようになっていたのですが、1週間ほど前から結構腰が痛くなった模様。

状態はというと、乗艇すると痛いのだがエルゴメーターを漕ぐのは大丈夫。
種目はフォアでスィープ(一人が1本オールを持ち片側だけ漕ぐ)のバウサイド(自分から見て左側を漕ぐ)種目です。
スィープはスカル種目(一人が両手に1本ずつオールを持ち両側を漕ぐ)と違い上半身の回旋が伴います。

エルゴで大丈夫なのだがスィープ艇を漕ぐと腰が痛い、という事は回旋する筋肉のどれかが機能低下している可能性があります。
そこでチェックしてみると右の胸最長筋という背中のインナーマッスルが機能低下していました。

右胸最長筋というのは、身体を背屈しながら
右側に回旋させる筋肉です。
逆にストレッチポジションは、身体を前屈させながら左に回旋です。
まさに、バウサイドを漕ぐ彼にとってはダメージが大きいですね。

しっかり調整しておきましたので、乗艇しても痛みは出ない筈です。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。

楽水庵

やっぱり「再生屋」に!1年3ヶ月ボートどころか日常生活にも・・・

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

最近私は自分の立ち位置を考えています。
スポーツをされていない皆さんの施術も勿論させていただきますが、自分の目指す処は何なのかを漠然とではありますが思い描いています。

そして、トップアスリート・ジュニア・マスターズを含めて私が一番大事にしたいのは、「やりたいのだが、痛み等の問題で(全く)できない」という方達に、レベルの差はあれどまた競技に戻っていただく事です。

ですから、本格的に「再生屋」を目指していこうと思っています。

そんな中で、本当に偶然が重なり通っていただいているマスターズの男性の例を紹介させていただきます。

この方は私と同年(今年で57歳)でT外大OB、学生時代に戸田でボートを漕いでおられました。

卒業後ボートから離れておられていましたが、何校かの大学ボート部OBが集まって設立したマスターズクラブに入って再開されていました。

ところが、1年3ヶ月ほど前にひどい腰痛を発症、ボートを漕ぐどころか日常生活でも身体を動かすと「怖さ」があるほどでした。

共通の知人から紹介され、6月に行ったセミナーに参加された際にモデルになってもらい少し調整したところ、それが功を奏したようで腰が楽になられ、そのまま通っていただく事になりました。

2回目に来られた際に普段の生活での「怖さ」はなくなったみたいだったので、施術後にエルゴメーターを漕いでもらいました。
自らエルゴメーターを漕ごうとされたので安心感はあったようです。

ただ、漕いだ際に身体を後ろに飛ばすのにはまだ怖さがありました。





その後私も後で知ったのですが、実際にボートを漕がれました。
もちろんボチボチとはですが、本当に楽になっていなければ漕がれないでしょう。

その1週間後(前回から2週間後)。
更に状態は改善されていたので、また施術後にエルゴメーターを漕いでもらいました。

すると、下の画像のようにダイナミックに漕ぐ事ができました。



2週間前とは全然違います!!

まだテーピングなしでは辛い部分もありますが、私が予想していたよりもずっと早いペースで回復されています。
秋ぐらいに本格的にボートに復帰できればと考えていましたが、あまりにも早いので今本格的にボートに復帰されたら熱中症を心配しなければいけませんね(笑)

本当に私が本領発揮するのは、こういった故障で競技になかなか戻れない方々に対し、速やかに戻っていただ蹴るようにする事でしょう。
だから、「再生屋」としてこれからも頑張っていきたく所存です。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

「ボート選手の肋骨の痛みについて」を書こうとした矢先・・・

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

先週に戸田へ車で行った事やワールドカップサッカーやらで結構ブログの更新ができていませんでした(^_^;)

さて、先週戸田へ行った際に寄った大学で「肋が痛い選手がいる」との事で、そのアプローチをアドバイスしようと思っていたのですが、生憎その選手が都合が付きませんでした。

その代わりと言っては何ですが、大学の合宿所でのセミナーが終わってから腰痛で悩んでいる選手2名から相談があり、翌日戸田で私が拠点にしているシェアハウスに来てくれました。

腰痛の悩みだったのですが、2選手共に腰痛が改善し練習強度が上がると今度は肋骨を傷めるリスクがありました。
調整をすると同時にアドバイスもさせてもらいました。


私が現役で漕いでいた頃はあまり「ボート選手の肋骨骨折」は聞いた事がありません。
どうも「ビッグブレイド」が普及した頃から増えだしたようです。
確かにビッグブレイドは水をしっかり掴めます。
私みたいに30数年ぶりに漕いだ者でもキャッチしっかり掴めましたから。

しかし、その分身体に負担が掛かってしまうようです。
では、どこに一番負担が掛かるか?
ずいぶん考えましたが、やはり「前鋸筋」という脇、胸の筋肉の横にある筋肉の機能低下が最重要です。

前鋸筋は、下の画像のように肘を伸ばして腕を真っ直ぐ前に押し出す筋肉です。




別名「ボクサー筋」とも呼ばれています。
ボクサーの脇の筋肉が発達しているのはそういう理由からです。

そしてこのストレッチングポジションが画像のような形です。






これは正しくボートのフィニッシュのポジションですね。
前鋸筋の状態が良くないと、このストレッチングポジションの時に筋肉が固くなり、かつローイングではこのポジションを取る回数が圧倒的に多い。
練習量の多い大学ボート部員なら尚更です。

単に骨が弱いのなら、マスターズでやっておられる皆さんの方が肋を傷める事が多い筈です。

しかし、私の知っている範囲では、腰や肩を傷めている方は多いけれど肋を傷めている方はおられません。
これは強度は置いておくとして、やはり反復回数の量ゆえと言っていいのではないでしょうか?

そして、ボート選手の肋骨を傷めるポイントは、大体下の図の通りです。




肋骨下部と、背面の季肋部に集中しています。
季肋部の「季」というのは「一番下」という意味だそうです。
前鋸筋と季肋部は動きが繋がっています。
ですから、前鋸筋の機能が低下していると季肋部の動きも悪くなり、ローイングの反復運動で最悪「剥離骨折」になってしまいます。

と、ここまで書こうと思ってた矢先に、病院実習で忙しかった医大のボート部員が久しぶりに来院。
今日も以前のように腰や膝かなと思っていたら、何とそれこそ「肋が痛い」との事。
あまりにもタイムリーです!!

先ほどの図を見せたら納得してました。
彼女が痛めていた部分は左肋骨下部。
仰向けで起き上がると結構痛みが出るようです。

検査してみると、左前鋸筋の機能が低下していました。
前鋸筋及び季肋部にテーピングし、更に首や肩の調整を左右共に。
患側は左ですが、ご存知の通り肋骨は左右繋がっています。
ですから、右の肩甲骨周りの調整をしても左肋骨の痛みは減少していきます。
肋骨全体を一つの「ユニット」としてみた場合、やはり反対側の動きも良くするべきと思います。

調整を終え、最後にエルゴを引いてもらいました。
エルゴを引くと少しは痛みがあるそうですが、仰向けで起き上がったりゴロゴロしたりする際の痛みはほとんど出なくなりました。
そこで、エルゴの途中で左前鋸筋のエクササイズを少しやり、再度引いてもらうと更に痛みは減少。

このエクサイサイズというのは、相撲でいうところの「テッポウ」です。
肘を少し曲げた状態で、掌を真っ直ぐ肘を伸ばしながら押します。
空手の付きやボクシングのストレートパンチでも良いですね。
現に戸田で前述の大学生を調整する前にお越しになったキックボクサーの方は、普段からパンチングをされているせいか前鋸筋に全く問題はありませんでした。
ただ、突きやパンチは「上肢の回旋」、つまり腕を回しながら行うという動作が伴い、前鋸筋以外の筋機能も必要になってきます。

そういう訳で、ここは「テッポウ」の方がローイングの前後に行う補強運動に向いていると感じます。
壁や柱に向かって脇を意識しながら「グングン」と押します。
これによって前鋸筋の機能が回復するとローイングにおける肋骨骨折のリスクは減少するでしょう。

最後に蛇足かも知れませんが、ボート選手の肋骨骨折は上の図のように肋骨下部と季肋部周辺です。
しかし、ウエイトリフターは第1肋骨の疲労骨折が多いようです。

この違いは、肋骨の引っ張られる方向がウエイトリフティングは鉛直方向、つまり上に引っ張られるのに対しローイングでは水平方向だからと考えられます。

これを読んでくださったボート関係者の皆さんにこのブログが少しでも役に立つのなら嬉しく思います。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵


腰椎椎間板の詰りと向う脛の張り

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

当院に通っていただいている皆さんも、この時期は身体のバランスが特に乱れやすいように見受けられます。

その中でも顕著なのが、腰椎4-5番間の詰りです。
腰椎4-5番間の詰りは、頚椎1-2番間ともリンクしていますので、一概に腰ばかりに原因があるとは言い切れません。
ただし、腰椎4-5番間の詰りが出ると、やはり下肢に大きな影響が出ます。

中でも一番影響が出るのが、向う脛です。
腰椎4-5番間が詰まると、腰椎5番下部から出ているL5神経の流れが阻害されます。
そのL5神経の皮膚支配領域が、正に向う脛なのです。

片側だけ向う脛が張っているのなら、原因は裏側の腓腹筋やひらめ筋の機能低下から引き起こされる「コンパートメント症候群」の疑い、もしくはその片側だけ何らかの原因でL5神経の走行が阻害されている、等考えられますが両側共に張りがあるのなら椎間板の詰りが真っ先に疑われます。

ただ、即「ヘルニア」という訳ではありません。
単なる椎間板の詰っているだけという事も多く、その詰りを除去してあげると向う脛の詰りはかなり改善します。

普段から左右共に向う脛がパンパンに張っている方は一度腰椎4-5番間のチェックをしてもらうと良いでしょう。
うつ伏せで腰椎4-5番間を動かして、ほかの椎間板よりも動きが悪かったり嫌な感じがすると要注意です。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵

本当に急性か?「寝違い」、ギックリ腰との類似点

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

ここ最近お越しになられる方のほとんどに、症状の大小に関わらず「寝違い」の症状が見られました。
ハッキリ「寝違い」でお越しになられた方もおられます。
自覚はないものの、チェックをしていたらやはり兆候が出ている方も多く見受けられます。

「寝違い」に一番関わっているのは、「肩甲挙筋」という肩甲骨を引き上げる筋肉です。
この筋肉は肩甲骨の内側から頚椎1番に向かって頚部の後ろを走っています。
ですので、寝違いの症状が出ている場合に真っ先にアプローチするのはこの肩甲挙筋です。

ただ、だからと言っていきなり肩甲挙筋を皆さん傷められたとは思えません。
傷めるには傷めるだけの理由があります。

そして、寝違いは皆さん「急に来た!」と思われていますが、そうではないと私は思っています。
少しずつ首周りや肩周りのバランスが崩れてきて、この肩甲挙筋にストレスが掛かってきていると思われるのです。
また、首周りや肩周りは仙腸関節を含む腰との関わりもあります。
肩や首だけが良くない人などおられません、そういう方は自覚症状の有る無しに関わらず腰の状態も良くないのです。

特にこの時期蒸し暑い日があったかと思うと、急に肌寒い日があったりと身体にはかなりストレスが溜まっています。
そのストレスがギリギリ持ち応えていた首に「最後の一撃」をしたものが所謂「寝違い」ではないでしょうか?
そういう意味では、「ギックリ腰」と症状の出方は同じですね。
幸い私自身はギックリ腰や寝違いを最近起こしていませんが、思い返せば3月・7月・11月と寒暖の差が大きい時期に起こしています。

ですので、寝違いやギックリ腰はギリギリ保っていたバランスが寒暖差でもう堪えきれなくなって起こしたものだと解釈しています。
急に来るものではありません。

気付かなくても、その原因は少しずつ身体に蓄積されていっています。


さて、対応としては肩甲挙筋へのアプローチは勿論、首・肩・腰のバランスを整えていくのが王道です。

ただ、そうはいっても急に痛みが出てそういう知識がない時は辛いですよね。
その時に絶対に避けてもらいたいのが、「お風呂」と「ストレッチ」です。
この2つをやって昔私は非常に痛い目に遭いました。

まだ前職で日曜日にテニススクールに通っていた頃、日曜の起きてみると首が痛い。
テニスに行かなければいけないので、慌てて風呂に入ってストレッチをしました。

すると、痛みが増幅し1週間ほど首を反らす度に痛みに悩まされました。

何故、入浴とストレッチがいけないのか?
急性の痛みに関しては、痛みが出ている部分にだけ血流を増やし組織の修復を図る必要があります。
この場合温めても冷やしても、どちらでも構わないと最近の学説では唱えています。

ただ、温める場合でもあくまで「患部だけ」です。
入浴すると全身の血行が良くなってしまうので駄目なのです。


ストレッチも同様の理由です。
本当は急性の痛みが出ている場合は、よほどでない限り(特に激しい)運動はしない方が良いのです。
野生の動物が怪我をした時、ジッとしているでしょう?
彼らは本能的にそれを知っているのです。
我々はその本能が薄れてきているのでしょう。

ですから、「あ、やったな」と感じたら氷やアイスノンで痛い処を5分ぐらいジッと押さえている方が痛みは軽減します。
最近常に首のバランスには気を付けてテーピングしてますので寝違いにはなってませんが、以前「やったな」と感じた時にそうしてアイスノンで首を押さえていたら、感覚的には痛みが半分ぐらいになりました。

次に食事に気を付けてください。
できれば刺激物を避けて(もちろんお酒も)、かつ量を減らす方が得策です。
量を減らすのは、消化の方に血流を持っていかれない為です。
また野生の動物を例に出しますが、本当に何も食べずにじっとしてますよね。
あれが本当に急性期には大事なのでしょう。

ついつい、日頃の忙しさの為に「直ぐ何とかしなければ」と考え、いろんなものに手を出してしまいます。
もう少し私たち自身の「動物としての本能」:に従って行動するべきでしょう。

*あくまで個人の感想です。
*効果には個人差があります。
 


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