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楽水庵ブログ 2013年12月

右手の感覚麻痺に

「痺れブログ」では、親指から薬指までの痺れについて書きましたが、こちらでは小指の感覚麻痺について。

小指の感覚が全くなく、それ故か非常に血流が悪く小指が非常に冷たくなるそうです。

それで、脳性麻痺ではないのですが、過去にもそういった方に貼り感覚を取り戻してもらったテーピングを貼付。
非常に細いテープです。
小指の爪から前腕の感覚がない部分に掛けて貼りました。

これを貼った直後に感覚が戻ってきて、小指が非常に温かくなられました。
帰られる時も、表に出ても小指が冷たくならないと喜んでおられました。

感覚麻痺になると、脳はその先の情報が取得できない為に、血流などが滞ってしまいます。
末端(例えば指先)の麻痺ですとその部分だけで済みますが、途中で感覚のない部分があるとそこから先の機能が働きません。

この方の場合ですと、以前に貼った方たちと同様、一度戻った感覚は持続するようなので、何回か貼ればおそらく大丈夫だと考えています。

hayashida5.jpg

右手を機能喪失した方の痺れ

昔に機械に巻き込まれ、右肘関節を失い機能喪失された女性。

左手だけで生活しておられるので、どうしても体のバランスが良くないので10年ほど前から非常に重い腰痛、部屋に掃除機を掛けると3日ほど寝込まなければいけないほどの、になっておられました。

通院されて腰痛の方がかなり良くなってきているので、最近は上半身の方の施術も増やしています。
今までは右手を触る事はなかったのですが、今日少しやってみて初めて右手の痺れがある事をお聞きしました。

どうやら、事故に遭った際に神経がグチャグチャになった模様で、親指から薬指までずっと痺れているそうです(ちなみに小指は感覚麻痺で、こちらの方はテーピングブログで紹介しております)。

普通なら指の痺れには首や肩甲骨周りの筋肉が関わっているのですが、どうやらこのケースの場合は前腕で神経が圧迫している箇所があるようなので、触診でそれらしきところ2箇所にジェルフィッシュテープを貼付。
すると、中指の痺れがなくなり、今まで曲がったままだった中指が伸びるようになりました。

次回は、他の箇所もチェックしてみて、もっと痺れが取れるようになってもらいたいと思っています。

hayashida4.jpg

寝違いした常連さんへのテーピング

3日前に寝違いを起こし、首を左に回せないし反ると非常に痛がっていました。

特に肩甲挙筋や後斜角筋などの多くの筋肉の状態が悪く、頚椎7番周辺が詰まっていたので各種テーピング。
それでも、首を反ると頚椎4番が非常に痛いようなので、ジェルフィッシュテープを貼付。

これで、首の動きが非常に良くなり、この後頚部や肩甲骨周りを筋肉リリースでほぐすと痛みはほとんど消えました。

年の瀬にお気の毒でしたが、良い年を迎えていただけそうです。

tomoko_neck.jpg

頚椎の神経圧迫にもジェルフィッシュ

5ヶ月ぶりに来られた男性。
以前から左親指と人差し指の感覚異常(少し麻痺)がある。

自分も現在やっているので良く判るが(ちなみに自分は親指だけ)、頚部前部の前斜角筋・中斜角筋等の張りの強さで起こす「胸郭出口症候群」と肩甲骨付近の筋肉の張りから起こる「肩頚腕症候群」、この2つの症状がある。

頚部の筋肉をほぐしだして徐々に指の感覚は戻っていっているが、まだ少し弱いので、頚椎6番の横突起に写真のジェルフィッシュテープをに貼付。
これで人差し指の感覚が正常になる。ただ、親指はまだ麻痺が残っている。

その後、前腕・上腕や肩甲骨周りの筋肉リリースを行うと、かなり親指の状態も良くなってきた。
ただ、人差し指よりは少し回復が弱い。

この方の場合、人差し指は主に「胸郭出口症候群」から、親指は「肩頚腕症候群」から起こっている可能性が高い。

suzuki_hajimu.jpg

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ホームページリニューアル以前のキネシオテーピング専門のリンクです。

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今朝軽い頭痛が

起きると右に軽い偏頭痛と寝違いの症状。
どうやら第1頚椎辺りが重い。

原因は肩甲挙筋みたいだったので、筋肉リリースをしてみる。

結果は良好、第1頚椎辺りの重ダルさが消えたhappy01



意外な筋肉が影響?

何度も登場していただいている、最も口の開かない30代の女性。
かなり状態は良くなっているが、元々この方は首や肩のコリが強いので、そこをもっと改善しないと顎関節の状態も安定しない。

今回は高倉セミナーで学習したもの、あのまま施術するとかなり痛いので、マニュピュレーション風にアレンジした筋肉リリースを首や肩にしていた。
そうすると、右の肩甲下筋の筋肉リリースをしていた時に、両方の顎二腹筋の停止部分、ちょうど耳から顎に沿って下に行った所にある、に痛みが出たそうだ。因みに左の肩甲下筋をしていた時は痛みは出なかった。

顎二腹筋も顎関節の動きにかなり影響を与える筋肉だが、それに肩甲下筋が絡んでいるとは正直やってみないと判らなかった。
しかし、これで肩甲骨の動きも顎関節症に関連しているという自分の考えが立証されたので、少し嬉しいです。

顎関節の直接手技が終わって、すこし顎二腹筋の停止部分に痛みがあったらしい。
かなり内部の筋肉の方はゴツゴツ感もなくなってきて、靭帯の弛みも少なくなってきたので、徐々にではあるが本格的に良化してきていると思います。

ギックリ腰で来院された40代の男性

配送の仕事をされていて、今朝軽い箱を右から左上の方に上げようとした際に受傷された。
主に右の腰背部と仙骨辺りの痛みを訴えておられた。

動きからすれば広背筋を傷めたのは確実だが、とにかく痛みが強く仰向けで寝ていられないので検査を後にし、とりあえず一番痛い背中の箇所にリンパコレクションテープを貼付。
それで仰向けで寝れるようになったので、次に下半身の皮膚感覚テストをし右の腰椎1~5番の神経圧迫を軽減。
そして、次に広背筋テープを貼ると、これが面白い(と言ったら顰蹙ものか・・・)今まで分散されていた痛みが下の方に集中して感じるようになる。上の方が楽になってきているから。

腰の下の方の痛みは、中臀筋・腸骨筋によるもの。
テーピングして腰仙部がまだ痛いのでそこにスターテープ。
うつ伏せで検査した際に仙棘筋が若干弱いのが判っていたが、それは後回しにしていたが、やはり背屈しにくいのでテーピング。

最期に仙骨周辺の痛みは股関節周りではなくひらめ筋ではないかと感じ、検査してみたら案の定。
左ひらめ筋が特に弱く、テストでツッテしまわれた位。普段からやはりよくツルらしい。
ここもテーピングするとグングン楽になられた。

勿論、痛みが全て取れた訳ではないが、こちらが「痛みが1/3ぐらいになりましたが?」と聞くと「それ以上に減っています」と答えて下さった。
とにかく、来られた時はあまりに痛かったらしく腰は曲がったままで真っ直ぐ歩き辛かったので、まあかなり良くなられたと思います。

しかし、ギックリ腰は本当に人によって原因が違うので、緊張するしますが、その分やり甲斐があります。

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