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楽水庵ブログ 2013年1月

筋膜のズレと出力の関係

以前に筋膜のズレに関して取り上げましたが、最近久しぶりに来た高校生のケースがまさしくこれに当たりました。
右ハムストリングの肉離れで来たのですが、大抵の場合ハムストリングよりも前側の筋機能の低下が見られます。
彼も検査をしてみると、まさしく大腿直筋や大腰筋がかなり弱っていました。
 
以前の私でしたら、検査して弱っているところ全てテーピングしていましたが、
筋膜のズレを意識している最近では、まず筋膜のズレを強制するテーピングを行い、
それでなおかつ弱いところだけ貼るようにしています。
彼の場合は、大腿部の筋膜がかなり外にずれていましたので、
筋膜コレクションテープを貼るだけで大腿直筋の機能は戻りました。
後、大腰筋と臀部の梨状筋がまだ弱かったですが、
股関節に貼らずに同じ効果が出る足裏へのテーピングで機能を回復させました。
本当に以前に比べると非常にシンプルなテーピングになってきました。
やはり、あまり多く貼ってしまうと入浴などで差しさわりの出る事も多いので、
以後こういう形で進めていくのが得策と感じました。

痛みの深さ

先日キネシオテーピング協会関西支部会議と同じくして会長の特別講演がありました。
もうすぐ70歳になる会長ですが、常に向上心を持っておられ本当に頭が下がります。
そのくせ、協会の運営の件に関しては結構会長にも文句を言ってましたが(笑)
 
さて、会長の講演で一番重要視されていたのが、痛みの深度です。
皮膚、それも表皮なのか真皮なのか、それとも皮下組織なのか筋肉なのか、それとも骨なのか?
それを触診で突き止めていかなければならないのです。
特に表皮の痛みを見つけるには本当にフェザータッチで触診しなければなりません。
これが結構難しく、会長持参の圧力計で図ると、まだまだ私の触診は圧が強すぎました。
 
何故、こういう事が必要かといえば、表皮の痛みは結構鋭い痛みなのです。
ただ、処置が適切に行われれば痛みが消えるのもまた早い。
それに対して、奥の痛みはどちらかというと鈍い痛みでなかなか消えないのです。
これをしっかり見分けて少しでも楽になっていただけるよう勉強を続けていきます。

正しい姿勢を取るために

前回に左腕の筋膜のずれが大きくなり左の首に張りが出たと書きましたが、それに関連する話です。
 
いつも正しい姿勢とは肩関節が外旋、つまり、肘頭が後ろを向き、掌が正面を向くと説明しておりますし、
私も立っている時や歩く時にそれを心掛けております。
ただ、今回のように大きく上腕部の筋膜がズレてしまうと、この姿勢を取るとかなり違和感が出ました。
同じように筋膜が大きくズレてしまっている方には、このままでは難しいかも知れません。
 
そんな時に何気なくやってみたのが、小指に少し力を入れる事です。
これで先ほどの姿勢が本当に楽に取れるようになりました。
逆に足はほとんどの方が小指側に重心があるので、これは母趾球、つまり親指側に意識を持っていただきたいです。
 
このように、手は小指側、足は親指側に意識を持ってやるのが正しい姿勢を保つコツなのかも知れません。

筋膜のズレ

以前に前腕の筋膜のズレを取り上げましたが、最近では更に上腕・肩・肩甲骨などの筋膜のズレも
先に注目するようにしています。
 
私自身でも、この年末年始に多くの方に来ていただき、
結構忙しかったせいもあってか、左の首にかなりの張りがありました。
テーピングもしたのですが、それだけではもう一つ効き目がありませんでした。
それで、試しに左上腕部の筋膜のズレを調べてみると、かなり右よりもズレていたので、。
頚部や頭・顎関節の療法で手技をよく使ったからだと思います。
どうしても人間の腕の使い方は内旋(内に捻る)がほとんどになってしまいます。
腕でも脚でも軽く押さえながら内や外に動かしてあげて、
楽になるようならそれは貴方の体がそちらに戻りたがっているのです。
また、左右で動き方に差があれば、大きく動く側がよりズレています。
腕でも脚でも、ズレの多い側にいろんなトラブルが多いはずです。
 
テーピングでこのズレを矯正する事もできますが、仕事の合間にでもご自分で腕や脚を軽く押さえながら、
気持ちの良い方へ動かしてあげるだけでもかなり楽になりますので、一度お試し下さい。
因みに大抵の方は、腕は外へ、大腿部は内に動かしてあげると効果があります。
極端な内股の方はまだ試していないので判りません。

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