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楽水庵ブログ 2019年12月

内臓リリースで、脳卒中による麻痺及び歩行の改善(動画あり)

こんにちは、テーピング&内臓セラピスト
「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」専門院の楽水庵です。

とこれからは自他共に「内臓セラピスト」と呼ばれるよう目指しています。


縁あって、「内臓リリース(アプローチ)」を学びだし実践しております。

現在定期的に障害者ボート(パラローイング)をやっていて、2016年世界選手権代表だった女子選手が定期的に来てくれています。
彼女は30代前半で脳卒中(脳溢血)になり、左下肢、特に膝から下にかなりの麻痺が残っています。
また視力もほとんどありません。

論より証拠(今ではエビデンスですか)で、彼女に内臓アプローチをメインとした施術をやりだしてから毎回施術後の動画を撮っています。

まず、1回目の動画、これでかなり左足の指が凄く動くようになりました。
https://youtu.be/yzsPjtG_jvk

2回目からは歩行動画を撮りだしました。

2回目
https://youtu.be/jNgF_oi-qgA

3回目
https://youtu.be/lAqYj8uekXs

4回目
https://youtu.be/uvYTnSJx_uA

そして、現時点(2019年12月26日)では最新の5回目です。
https://youtu.be/IdBzLW5MQLA

装具無でこれだけ歩けるようになったのは素晴らしい事だと思います。
また、呼吸器の機能も大幅に上がっているそうで、それはデータをもらったら再度アップします。

ここまでの効果は内臓アプローチをやっていなかったら出なかったと思います。

もちろんキネシオテーピングでも麻痺で感覚のなかった処の感覚を覚醒させ動くようにする事はかなりしてきたつもりです。
ただ、上肢(腕や手)はテーピングで直ぐに動くようになりますが、下肢(脚や足)はなかなか難しいところがあったのも事実です。

それは何故か?と考えた時にふと感じたのが、「実は右麻痺だと右上肢及び下肢だけ麻痺が出ると思い込んでいたが、実は右側の内臓も影響を受けているのではないか?」という事です。

小さな子供とかですと、内臓がそれほど発達してないのでテーピングで神経的なアプローチをするとスンナリ歩ける事も有るかも知れません。
ただ、大人だと内臓もかなり大きいのでそれが影響を受けていると、その分動き辛くなります。

ただ、影響を受けていると言っても検査で引っ掛かる類ではどうもなさそうです。
単に硬くなるだけなのかも知れません。

それで内臓にアプローチして、内臓の筋肉及び筋膜の動きを良くしてあげればその方の麻痺している下肢は動きやすくなります。


また、内臓にアプローチする事によって、そこに留まっている血液が流れだします。
そのお蔭で物凄く血流が上がります。


興味深い事に、内臓に所謂「マッスル・メモリー」的なものがあるのか、それとも内臓を神経支配している自律神経の働きなのかは判りませんが、内臓にアプローチすると、それが左右どちらの内臓でも問題のある(この場合は麻痺)側に物凄く血流があります。


今まで麻痺の改善には、頭蓋骨へのアプローチやキネシオテーピングを用いたものが有効と思っていましたし、今でもこれらは必要な場合も多々あります。

ただこれだけ内臓へのアプローチに凄い効果があるのなら、これからはこちらをメインにしていきます。
 


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります
 
 
京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
 
 
 
 
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