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楽水庵ブログ 2014年2月 7ページ目

坐骨神経痛でお見えになった40代男性、3回目

ジェルフィッシュテープを貼って、長くキープできる人は1週間ぐらい持つが、寝相その他で3日ほどすると剥がれてくる方もいる。
この方も3日ほどすると剥がれてくるので、その後はまた徐々に痺れが戻ってくる模様。

それでも、症状はかなり改善してきていて、腰椎の神経圧迫の箇所も減ってきている。
ただ、圧倒的に患側の梨状筋の機能が低下しているのは問題。
ここが解決しなければ坐骨神経痛は収束しない。

梨状筋の代替テープや問題のある筋肉の「加圧リリース」で、施術後は痺れや痛みのない状態になったが、次回に来られるまでどのぐらいキープできているかが、更に良くなってもらうポイント。

トライアスロン愛好家、膝の痛み

先日にフルマラソンを完走され、右膝に痛みが出た。

腸脛靭帯に負担が掛かっていた。
この方は足の重心が悪いのと開帳足なので、足底テープを貼ってもらうようアドバイスをしていたが、マラソンでは貼っておられなかったのも原因の一つと思われる。

まず、大腿部の筋膜が少し内にずれていたので、筋膜コレクションテープ。
外から貼っている。
次に膝蓋骨を両側から包み込むテーピング。

これでかなり痛みが軽減し、腸脛靭帯を「加圧リリース」をするとほとんど痛みがなくなった。

honda.jpg


頭痛対策エクササイズ、前斜角筋と中斜角筋

「加圧リリース」でやる方法は文章で説明しづらいので、圧を掛けずにする方法を説明します。
前斜角筋・中斜角筋共に、デスクワークをされる方等は特に張りやすいところです。
ここを弛めるとかなり頭痛も緩和されます。

この場合は「弛める」ことに意識を置かず、逆に「締める・収縮させる」ことに意識を置いて下さい。
前にも書きましたが、特に首は左右で「締める」「弛める」というコンビネーションで動いています。
このコンビネーションが悪いと、首が動きにくくなり、それが頭痛の原因にもなります。

やり方は非常に簡単ですが、イマジネーションがなければあまり効果も出ないような気がします。

顎を上げ、首を左右に回します。
左に回すと、右の前斜角筋が収縮し左の中斜角筋が収縮します。
逆に右に回すと、左の前斜角筋が収縮し、右の中斜角筋が収縮します。

お奨めは、一つの筋肉、前斜角筋だったらそれだけをイメージしてやる事です。
その方が意識が集中でき、効果が高いと思います。

バドミントンをしている中学女子

元々母親が通院されていて、「足趾が上手く動かないから一度診てやってほしい」という事で、娘さんも来られるようになった。

腰椎5番に神経圧迫があったのと、開帳足がその原因であった。
その問題はかなり改善されて、結構フットワークも良くなった。

今回は、前の低いシャトルを拾うのが苦手という事で、チェック。
右大腰筋・腸骨筋に左腸骨筋・大腿直筋、それに両梨状筋に問題あり。
そして、神経圧迫を調べると、左は腰椎1番・2番に、右は腰椎1番から4番まであった。
ジェルフィッシュテープを貼って、右はかなり筋機能が回復、左の低下している筋機能は「加圧リリース」を施術。

これで、低いシャトルを拾う、右利きの場合は右を前に出し両膝を折る(左膝は床スレスレ)ポジションがしやすくなった。

パワーリフティング ジュニア世界選手権代表の高校生

ご両親が通院されている関係で、「一度見てほしい」という事で来院。

中学時代に左膝半月板の手術をした。
今回の主訴は、右膝内側の違和感と右肩が緊張したりすると痺れが出る、この2点。
それと悩みは、ベンチプレスの重量が増えないという事と、指導者にはスクワットで「股関節が使えていない」と指摘されているが、どうすれば良いか、という点。

まず、足が開帳足なので、しっかり踏ん張れない。
横アーチを作るテーピングを貼付。
仙腸関節に負担が掛かっていたのは、そのせいもあった。

次に、何と言っても股関節周りの筋機能が弱い。
特に、腸骨筋と梨状筋。
それと右腰椎の2番・3番・4番に神経圧迫あり。
スクワットをしても、体が回転する事があったらしいが、これが原因と思われる。
ジェルフィッシュテープを貼り、梨状筋には足裏に貼る代替テープで対応。
腸骨筋は「加圧リリース」を行う。
右はジェルフィッシュのおかげでそれほどでもなかったが、左はメチャ痛かったらしく悶絶していたsad

これでスクワットのフォームをしてもらうと、本当に楽にしゃがむ事ができた。
また彼は立ち上がる際に大臀筋を使うというイメージがなかったらしく、それをレクチャーしたが、股関節の機能が向上すると自然に大臀筋で立ち上がれていた。
また、先ほどの足裏へのテーピングで、足趾で踏ん張る事も自然にできるようになった。

左膝は半月板の具合は少し良くなかったが、大腿直筋テープと膝蓋骨Wテープでかなり安定。
膝のクリック音も周りの筋肉の状態が良ければ、あまり鳴る事もない。

右膝内側の痛みは内側広筋が原因なのだが、実は本当の原因は梨状筋が弛まなかったので、右脚が外旋状態のままで、結果的に大腿部の筋膜が外にずれていた為に膝内側が外に引っ張られて起こったもの。
もう一つ、膝窩筋も弱かったのでテーピング。
既にその頃には膝の痛みはかなり消えていたが、大腿部に筋膜コレクションテープを貼って筋膜のずれを正すと、本当に楽になった模様。

そして、益々スクワットのフォームが良くなっていく。

肩だが、高校生にしては肩甲骨の動きが良くなかった。
肩が痛いので、ベンチプレスで高重量が挙げられないらしい。
首の前斜角筋・中斜角筋が左右ともに張りが強かった。
それと、左は肩甲下筋の状態が良くなかった。
右の痺れの原因は下僧帽筋だった。
下僧帽筋だけテーピングし、残りは「加圧リリース」で対応。
驚くほど関節可動域が増え、引いてはスクワットのフォームも更に改善。

このまま良い状態で練習を重ねれば、6月に南アフリカで行わる世界ジュニア選手権でも十分勝負になるでしょう。




神経圧迫と仙腸関節炎に

10日に1度のペースで来院されていてかなり良い状態になっておられたが、家族がインフルエンザ等で20日近く間隔があいてしまい、腰がまた痛くなられた。

元々昨年8月末に来られた時は、本当にほとんど歩けなかった方。
神経圧迫も徐々に軽くなってきたが、今回のブランクで少し状態が悪化。

神経圧迫に対しジェルフィッシュテープを、仙腸関節炎には腰筋膜テープを、それぞれ貼付。

ほとんど気にならないレベルになった。

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管楽器をされている女子大生、2回目 楽器の持ち方が...

施術を受けた後はすごく楽だったが、段々とまた顎がしんどくなってきたとの事。

外側翼突筋や内側翼突筋の状態がまだまだなのは確かだが、それ以上に首の張りが強くなってきている。
今回も全身の調整、特に首の張りを徹底的にほぐし、外側翼突筋・内側翼突筋へのアプローチをすると、前回終了後以上に楽になった。

ただ、問題は簡単に首の張りが強くなる普段の生活。
姿勢をよくする為に腰痛3・4番のジェルフィッシュテープを貼付。
そして、いろいろと普段のエクササイズをアドバイスした。

もう一度座っている姿勢をチェックすると、左肩が下がって内旋している。
この方はホルンをされていて、ホルンの持ち方を聞くと右腕が外旋・左腕が内旋になる。
長年ホルンをやっていると、体にそういう癖がついてしまって、特に左上肢の筋膜が内にずれてしまっているようだ。

そこで、左前腕と上腕に筋膜コレクションテープを貼ってずれを修正。
歩く・跳ぶ・指を伸ばす・肘を伸ばす、等を毎日するように指導。
これを毎日心掛けてもらえれば、段々と良くなってくれるはず。

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