HOME > アスリートの方へ

アスリートの方へ

あなたは本当にベストを尽くせていますか?

競技を続けていく中で様々な問題が出てきます。
そして、それは実は競技を始める前からあった問題でもあるのかも知れないのです。

スポーツ障害等で思うように体が動かないとか痛みを引きずっている状態では本当のベストは尽くせません。
これはトレーニングの段階から留意しなければいけない問題です。

日頃から良いコンディションを作り出し、その上でトレーニングを続けていく事で勝利は近づいていきます。
気合や空元気だけでは駄目です、もっと地味な事をコツコツと続けていくのです。
ご存知でしょうが、イチロー選手はそういう事を極当たり前にやり続けているからこそ、あのような凄い選手になったのです。

現時点で100のあなたのパフォーマンスを、コンディショニングによって120~130に、いやそれ以上に上げてみませんか?


効果的なコンディショニングはあなたの可能性を非常に高めてくれます。


コンディショニングは庭の水撒き

コンディショニングというものは、庭の水撒きと同じだと考えています。
トレーニングという水を撒いて良い草花を育て雑草を摘んでいく。
アスリートの方にとって良い草花とはパフォーマンスの向上であり、雑草は疲労や筋肉痛・スポーツ障害などになります。
これを継続していく事で皆さんの競技力は大幅にアップします。


手当てはできるだけ早めに その日の痛みはその日の内に

それがベストです。

実際の雑草は放っておくと成長して種を飛ばし更に勢力を拡大し、簡単に取り去る事ができなくなってしまいます。
人の体も同様です。張りや痛みを何時までも放置しておくと、それが広がり思わぬパフォーマンス低下をもたらします。
私自身を例に挙げますと、やはり痛いところは出てきます。
それを早めにキネシオテーピングなどで処置しますと、大体その日のうちに痛みは取れます。
それがお恥ずかしいですが、右肩痛を長い間放置していますとなかなか痛みが取れません。
痛みというのは最初表面上に現れ、時間が経つと共に体の奥へ筋膜という組織を伝ってどんどん拡がっていきます。
ですから、痛みを感じる箇所と実際に痛めている箇所とが異なる事は多々あるのです。


コンディショニングとは単なる疲労回復を目的としたものではない

そう私は信じて実践しています。それはあなたの競技力の可能性を更に引き上げてくれるものです。
今、あなたがベストコンディションだと思われている状態、それを100としましょう。
効果的なコンディショニングとはその100の状態を120~130にしてくれる可能性を十分秘めています。
その状態を具現化しトレーニングをすると更に上のステップを登れる、段々と最初120~130だと思っていたものが100に感じるようになり、更にコンディショニングを続ける事によってもっと上のステージに上がれる。
もちろん無限にとは申しませんが、皆さんはその潜在能力を持っていらっしゃると確信しております。
ですから、本当に効果的なコンディショニングをするには、あなたが良いと思われている状態でするのが最適なタイミングです。
逆に疲労が溜まった状態でするのはあまり得策とは言えません。疲労とは先ほど申しましたように雑草です。
雑草が庭一面に成長し種を飛ばしている状態では、雑草を摘むのに精一杯になってしまい、その上のステップには上がりにくいのです。
コンディショニングのイメージを少し変えていただくだけで、あなたの世界はもっと拡がります。


自分自身の体験から スキルを向上させる為にも筋機能のチェックを

私は大学時代社会人クラブでボートを漕いでいました。

一緒に漕いでいた方(故人)はボート界で有名な方で、いろいろとアドバイスしていただきましたが、スキルと筋機能の関連について説明していただいた事はありませんでした。

その後下手の横好きで、自転車・カヌー・ボート・ウエイトリフティング等いろいろやりましが、やはりどこでもスキルの問題は指摘されてもそれと筋機能の関連というのは指摘された事はありませんでした。

現在こういう仕事に付き、特にボートの選手のコンディショニングをしていると、自分のボート体験から様々なその選手のスキル上の問題点が判ります。
それを指摘するとやはり図星です。

もちろん、神経系の問題もありますが、案外その動きをするのに必要な筋機能が備わっていない為に上達しないという事が多いのです。

この考えがもっと一般的になると、もっと競技のパフォーマンスが向上する筈です。


関節の動きは正常ですか?

最近、キネシオテーピングを用いた関節の靭帯へのアプローチをよくやります。

関節を動かすのは筋肉ですが、それも靭帯が正常に機能してくれなければ様々な障害が出てきます。

例えば、足関節。
ほとんどの方は一度や二度捻挫をされた事がある筈です。
今では捻挫をした事さえ記憶から消えている方もおられるでしょう。
ただ、記憶からは消えていても身体の方にはその記録が刻まれています。
足関節の靭帯は非常に多いので、一つ二つの靭帯が弛んでいてもなんとか日常生活は送れます。
しかし、やはり本来の動きができていないので、どこか無理があるので負荷を掛けたりすると足関節ばかりだけでなく膝や腰などに無理をさせている事も多々あるのです。


傷めている靭帯は押したりすると痛みますが、普段の生活では痛みをそれほど感じません。
そこが曲者なのです。
その自覚の無さがあなたのパフォーマンスを少しずつ下げている可能性があります。

他の関節の靭帯も同様の事が言えます。
野球のピッチャーの肩や肘も靭帯の弛みをテーピングで矯正するだけで、痛みが大幅に軽減し思うように動ける事が多いのです。

本当に筋肉へアプローチするよりも、先に靭帯にアプローチする方が正解なのかなと感じるこの頃です。

話を戻しますが、試しに足関節靭帯のテーピングを試してみませんか?
本当にしっかり大地や床を踏みしめているのが即、実感できます。

アスレチックテープのようにガンガンに固めるやり方ではありません。
あのやり方は靭帯周りの筋機能を低下させる危険性があります。
だから、固めるやり方ばかりしていると、それなしではプレーできなくなってしまいます。

本当に、靭帯だけをサポートする事だけで周りの筋機能は正常に働きだします。
下腿部とかで左右の筋肉の太さが違ったりする場合は、細い側の足関節靭帯に問題があり、それによって正常な筋肉の発達を阻害されている可能性があります。
当院がやっているテーピングは、その本来の動きを取り戻す方法です。

これによって、身体全体のバランスが非常に良くなる事が多いのです。


コンディショニングは日常生活の改善から

少し大上段から振りかぶってお話しているようですが、実はコンディショニングとは非常に地味なものなのです。
あなたの日常生活の改善から始めていきます。
アスリート、それが世界的なプロであれ、丸々1日競技生活を送っている訳ではありません。
必ず一般の人々と同じ日常の生活があります。そして、そこが落とし穴なのです。

あくまで日常生活の上に競技生活があります。
日常生活の中で あなたが抱えている姿勢や立ち方・歩き方の癖による弊害は必ず競技のパフォーマンスとなって現れてきます。
逆にそれを改善できれば、
野球のピッチャーなら速い球が投げられるようになる、
バッターならボールがしっかり打てるようになる、
ゴルフなら飛距離が伸び方向も安定する、
サッカーの選手ならボールを遠くまで蹴れる、
ボートの選手なら水中を大きく強く漕げる、
陸上の選手ならストライドが伸び、なおかつ腕の振りも力強くなります。

認識を変える、それだけであなたのコンディションは変わり、パフォーマンスも上がる可能性があります!!


『整えて鍛える』

最近このフレーズが口癖になってしまいました。

上に揚げた様々な要因を取り除きながら、トレーニングしていくと本当に故障のリスクを軽減させながら、なおかつ自身のポテンシャルを引き出します。
結果として一つステージが上がった状態で日々のトレーニングが積めます。

これが競技者としての正しい勝利への道であると考えます。

決して私はハードトレーニングを否定している訳ではありません。
そのトレーニングがその時点でその選手にマッチしていないのに無理やりさせてしまう指導者、それにただ「周りの空気」を読んで応じてしまう選手に異を唱えているのです。

『整え鍛え、更に整え鍛える』、これしか道はありません。


各地でセミナーやテーピングサービスを行っています!

以上に列記したような事を是非皆さんに実感していただくよう、各地でセミナーやテーピングサービスを行っております。

セミナーも、私はどちらかというと実践的なものを教えるのが好きなので、東京や会津地方に行った際にそういう即役立つ、それも案外簡単に貼れるテーピングを教えさせていただいております。
東京でのセミナーも毎年続けていて、先日4回目を迎える事ができました(リンク)
自分も常に進化していき毎年テクニックが変わっていくので、そのアップデートした部分を吸収していただけたら、と感じています。

私のテーピングのコンセプトを理解していただけると、何かトラブルが生じた際にも遠隔アドバイスで対処できる事が結構あります。

また、テーピングサービスもボートやバドミントンの大会を中心に積極的に行っています。
国体や全国高校選抜大会等でもサポートさせていただいております!

今回新たに、全国中学ボート選手権の主催者サイドからも派遣要請をいただきました。
いろんな方々と出会い、「こういう事で身体は変わる」という事を知っていただく為に、更に躍進していこうと思っております。


このページのトップへ