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楽水庵ブログ 2014年1月 4ページ目

高校野球のピッチャー、肘内側の痛みに

下半身は筋肉リリースをして、神経圧迫のある神経根にはジェルフィッシュテープを貼付。

最近投げ込みとウエイトトレーニングが多いらしく、左小胸筋と右肩甲下筋の機能低下が見られたので、それも筋肉リリースし改善した。

少し右肘内側が痛いらしい。
投球動作が多いと、前腕の屈筋群が拘縮し筋膜が内側にずれるので、それを正す為に肘の外側に筋膜コレクションテープを2枚(画像では判りにくい)、それと屈筋群の筋膜を緩めるスリットテープ。

これでシャドーピッチングを数回してもらったが、痛みや違和感は全くなかった。

シャツの胸中央に透けて見えるテーピングは、数日前から咳がひどいので、それを抑える「喘息テープ」です。

sasaki_jin.jpg

久しぶりに顎関節の施術、指1本半が4本に!

昨年9月に、1年前に虫歯の治療をしてから顎がカクカクしだし、口が開けにくい・開けると痛い症状で来られた女性。
その後何回かの施術で顎の方はすっかり良くなり、その後は腰や足のトラブルで来られていたので、顎・首・肩などはしばらくやっていなかった。

今回約1ヶ月ぶりに来られたので、全身を筋肉リリースで調整し、頭蓋骨から顎関節の施術。
ホント最初はユルユルだった左の側頭骨下顎骨靭帯がしっかりしていて、調整していてもほとんどスリップを感じないぐらいだった。
さすがに指を奥まで入れると痛かったみたいだが、これは別に顎関節症の人でなくても結構痛いもの。
マッスルエナジーという口を開けやすくするテクニックでも左右のずれが全くなかった。

最初に来られた時は口が指1本半ぐらいしか開けられなかったのが、今日施術後には4本分開きましたgood

顎関節症でお悩みの方々を、一人でも多くこの方のように解放できたらと、心から思います。




自分へのテーピング

少し右腰の痛み。
感覚チェックすると右腰椎1番の感覚が鈍いので、ジェルフィッシュテープを貼付。

左手親指の感覚はほとんど戻っているが、時折手首を背屈すると前腕にジーンとした痺れが出る。

そこで、左前腕にスリットテープを屈筋群と伸筋群に貼付。
目的は、それぞれの浅筋膜の動きを滑らかにする為。
方向性も大事。
右(スマホは下)の画像では矢印を書いたが、伸筋群は肘の方に、屈筋群は手首の方に、それぞれ浅筋膜が動きやすいように貼った。


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仙腸関節のアジャスト

前に脚の長さの調整を紹介しました。

前回の方は仙腸関節と股関節療法のアジャストが必要でしたが、今回の方は仙腸関節だけで長さが等しくなられました。

ほとんどの方は仙腸関節が詰まり気味なので、このアジャストだけで結構脚の長さが等しくなり、立ち方も変わります。

左(スマホだと上)が調整前、右(スマホなら下)が調整後の画像です。
(後で見ると、まだ若干右が短いかなsad

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ギックリ腰の40代女性、ちょっと失敗談

年末から腰の状態が思わしくなかったのが、来られる前日に体操に行き限界を超えた模様。

自分もそうですが、安静にしてアイシングした方が良いのか、エクササイズした方が改善するのか、見極めは難しいですね。

ハッキリ書きますが、1回目はもう一つ効果が出てませんでした。
何故かというと、首のチェックを怠っていたのもあります。
首と腰は密接な繋がりがあり、首の具合が悪い時は腰を、逆に腰の具合が悪い時は首を、しっかり調べなければいけません。
それをしていなかったので、効果も限定的でした。
かなり痛がられていたので、いろんなテストをあまりできなかったのも事実ですが、それは言い訳にしか過ぎません。

そして、2回目の施術。
前回のテーピングで、少し被れ易いのが判ったので、今回はテーピングも最小限に抑えました。
左大腰筋と腸骨筋、それと梨状筋に中臀筋に貼りましたが、股関節は特に被れ易いので、大腰筋以外はπ(パイ)テープという丸いテープを2枚貼るテクニックや、代替テープといって他の場所に貼って実際の箇所に貼ったのと同様の効果を出すテクニックを用いました。

その上で、下半身から肩や首までの筋肉リリースを施術。
これで凄く体が楽になられました。

本当にギックリ腰は様々な要因があり、毎回かなり緊張します。
この方はひらめ筋に股関節の筋肉、それに首や肩の筋肉の筋機能低下が原因で、だからこそ腰の痛みでも必ず首や肩のチェックはしなければいけないのです。

今回は少し凹みましたし、頼りにして(それも結構遠いところから)来られている方に申し訳ない気持ちで一杯です。
これからはチェックを怠らないよう肝に銘じます。



胸鎖乳突筋のエクササイズ

前回に胸鎖乳突筋の機能低下によって前頭部に痛みが出るケースを紹介しましたので、今回はこれのエクササイズを紹介します。

左で説明しましょう。
耳の後ろに「乳様突起」と呼ばれる大きな突起があります。
この突起の下に指を添えます。

注意ですが、この胸鎖乳突筋の内部には頚動脈が走っているので、あまりグッと押すような事はせず、指4本の腹で軽く添える感じで押さえてください。

そして、首の上下の角度はニュートラル、詰まり正面をまっすぐ見据えた感じでまず右へ大きく回します。
次に左に大きく回し、繰り返します。
段々と動きが良くなって来たら、上下で抵抗のある方向(ほとんどに人は下)に圧を少しずつ加えながら左右に回します。

左右どちらの胸鎖乳突筋もやってください。

かなり前頭部がスッキリする筈です。


右手の痺れと感覚麻痺に、筋肉リリース編

「テーピングブログ」でも書いた、右手の機能喪失の女性。

テーピングで若干改善したが、もっと痺れを軽減してもらいたいので筋肉リリースも施術。
首が主体だが、それだけでは得られる効果は限定的、首と腰は密接に繋がっているので、腰からしっかりやっていく。

すると、首の前斜角筋と中斜角筋の筋肉リリースで人差し指と中指の痺れがだいぶ薄らぎ、次に後部の後斜角筋と上僧帽筋の施術で薬指に結構効果が見られた。

今のところ、筋肉リリース1本でどこまで効果が期待できるか読めないので、テーピングも併せてやっていく方針である。

右手の痺れと感覚麻痺に

例の右手機能喪失の女性。

前にはかなり楽天的な予測をしたが、やはり難しいdespair

確かに手は非常に温かくなり、体感では以前の「7倍から10倍」の温かさになったそうなのだが、特に薬指の痺れと前腕尺骨側の感覚麻痺が残っている。

一度骨を切断し肘関節を除去して、大腿部その他の皮膚を集めてきて縫合しているので、これ以上は正直言ってお手上げなのかも知れないが、少しずつでも可能性があれば挑戦していきたい。

今回は縫合の縫い目に沿ってスリットテープを何枚か貼ってみる。
貼付前に皮膚を手で操作して感想を聞きながら貼ってみる。
少しではあるが、効果は出ている模様。

ただ、一発ホームラン、というのを求めるのはやめた方が良いと考えている。
あくまで、この女性の長年の痺れを解放してあげるのが一番で、ブログのネタにする為だけにやるものではない。
神経テープも貼ってみたが、感覚の戻りはあまりなかった。
ただ、この神経テープを貼って小指に血流が戻ったのは間違いないので、また次回以降も工夫してトライしてみるつもり。

この後、筋肉リリースをするとかなり痺れは軽減した(それについては「痺れブログ」で)。

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肩頚腕症候群の男性

久しぶりに北摂から来られた40代の男性。

元々頚椎にヘルニアがあるのだが、これは奇跡的に神経に障っていない模様。
ただ、最近になって左腕の痺れが再発したそうなのでお見えになった。

頚椎を伸展(反らす)させ左へ傾けるテストをするとピリピリっとした痺れが出る。
完全に「肩頚腕症候群(けんけいわんしょうこうぐん)」による痺れ。
この方の場合、左の前斜角筋や中斜角筋という前部の筋肉の張りも強く、それで余計に肩が後ろに行きにくくなっていた。
ただ、そちらの方の筋肉リリースをしても痛がれていただけで、痺れや腕のダルさは出なかったので、痺れの直接原因は首の後ろを走っている筋肉の問題。
しかし、その首の後ろに筋肉の状態を正常にする為には、まず周りの筋肉の状態を良くしなければならない。
首の前の筋肉が突っ張ていては、後ろの筋肉は上手く働かない。

この方の場合、腰の状態も良くなかったのもあるので、下半身から始めて首周り・肩周りの筋肉リリースを行うと、非常に関節稼動域が拡がって突っ張りも解消し、痺れも出なくなった。

また、上腕三頭筋の状態が良くないと痺れが出やすい。
上腕神経はこの筋肉の近くを走っていて、特に肘近くの状態が良くないと痺れが出やすいようだ。

結局、ある部分とかではなく、トータルで調整していくのが一番の近道ではないかと考えています。



脚の長さの調整

股関節や仙腸関節に問題があると、左右の脚の長さが違ってきます。
その場合、股関節や仙腸関節のアジャストメントをすれば、即効で脚の長さが等しくなります。

下の写真は左(スマホなら上)からアジャスト前、かなり右が短いです。
真ん中が仙腸関節をアジャストした後のもの、だいぶ差は詰まってきましたが、まだ右が短い。
そして右(スマホなら下)は股関節もアジャストした後のもの、これでだいぶ長さが等しくなりました。

やはり脚の長さが異なると更に色んなトラブルを起こす可能性がありますので、早めに調整した方が賢明です。



honda1.jpghonda2.jpghonda3.jpg

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