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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 14ページ目

注射による肘のシコリに

こんにちは、スポーツ障害を含む様々なお悩みに対応している、京都府の長岡京市にあるキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

首や肩のコリで定期的に来られている40代男性。
来院された際に、「今日は左腕を触らないでください」との事。

来月鼻の手術を予定されていて、前日に検査の為の注射をされたそうなのですが、担当の看護師さんがあまりお上手ではなかったようで何度も打たれ肘窩に大きなシコリができていて、触るとかなり痛かったのです。
右の肘も少しシコリがありましたが、まあそれほどではありませんでした。

とりあえずシコリを軽減させましょうと、腋窩、腋のリンパ節からリンパコレクションテープをシコリのある肘窩に向けて貼りました。

suenaga_20150912.jpg






貼って直ぐにシコリのある処を触っても痛みが減っており、その後1時間ほど全身の調整をした後にもう一度確認すると、痛みは全くありませんでした。

病院関係者の方も、注射の失敗は仕方ないとしても、こういうフォローを覚えていただくと、患者さんに少しでも不快な思いをさせないで済むのでは、と思います。


楽水庵

下腿部の浮腫み、膝窩筋が原因の可能性

京都府長岡京市でキネシオテーピング協会認定治療院でもある、スポーツ整体院 楽水庵です。

下腿部、つまり「ふくらはぎ」の浮腫みでお困りの方が多くおられると思いますが、その原因の一つに「膝窩筋(しっかきん)」という膝の裏にある筋肉の機能低下があります。

下の写真は、ある30代男性のものです。
少し写りが悪いので見辛いかも知れませんが、靴下のゴムの跡が右に比べ左の方がハッキリと付いています。

maeda_20150909.jpg











聞いてみると、普段から左の方に跡がしっかり付いているとの事です。

たまたまチェックしていると、左膝窩筋が良くない事に気が付き、ゴム跡がどうなっているか興味があり写真を撮りました。
本当は、膝窩筋テープを貼付して30分後程度のものも撮っておけば良かったのですが(^_^;)

膝窩筋の機能が低下すると、その下を流れている膝窩リンパ節の機能も低下してしまいます。
その為にリンパ液の帰りが悪くなり、結果浮腫みが生じやすくなります。

また、リンパの流れが滞ると神経の流れも阻害されます。
その為に、足趾の働き等も悪くなる可能性が高くなります。

膝窩筋の具合が悪くなると、椅子から立ち上がる際に膝の裏に痛みが出たりします。


楽水庵

右足首周辺の痛み、複合的原因

京都府長岡京市でスポーツ障害の解消に励んでいる、スポーツ整体院 楽水庵です。

テニスをされている20代男性が今回来られた際に、2日前から左足首周辺が痛いと訴えられました。
なんでも2日前に電車から下りた際に痛みを感じて、それ以来痛みが引かないそうです。

まず、診たのは長趾伸筋と第3腓骨筋。
足首の甲部分の痛みは、ほとんどがこの2つの筋肉の交差している個所で起こります。

テストの結果は陽性。
しかし、これだけではない筈と考え、ふくらはぎの方をチェックすると案の定ひらめ筋が陽性でした。
足底筋膜も弱かったので、長趾伸筋テープ・第3腓骨筋テープ・ひらめ筋テープに足底筋膜テープを先ず貼付。

これだけで痛みが引いてくれれば楽なのですが、そうは問屋が卸しません(笑)
続けてチェックすると足首の靭帯が弛んでいました。
足関節テープを貼り、最後に痛みの残っている1点にジェルフィッシュテープ。

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これで痛みはほとんど解消しました。

靭帯が弛んでいたから、これだけ筋機能が低下したのかどうかは判りません。
ただ、靭帯とひらめ筋の状態が良くなかったのは確かです。

この2つの問題を解決していくとこういう痛みは起こりにくいでしょう。

楽水庵

激しい寝違いにEDFテープ

こんにちは、京都府長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害」専門院を営んでいる 楽水庵です。

常連の30代女性ですが、今回来院の2日前に激しい寝違いをされました。
首を反らしたりすると、「キーン」とした痛みがあり、あまりの痛さの為に仰向けで寝たり起き上がったりできないのでうつ伏せで寝ていたそうです。

チェックしてみると上僧帽筋や板状筋等のいろんな筋肉を傷めている模様。
しかし、今回の場合は炎症が強く幹部も少し深い為に、筋肉テープやリンパコレクションテープでは痛みが少ししか軽減しません。

そこで、写真のようなEDFテープを貼ってみた処、「キーン」とした痛みがなくなりとても楽になった模様です。

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受傷後に入浴はしてないのですが、患部をもんでいたとの事。
これは、急性の痛みには逆効果です。
こういう痛みにはアイシングが一番のお奨めです。
数時間おきにアイシングをして、その後にアイシングジェルを塗っておけば更に効果的です。

楽水庵



足底筋膜炎の男性へのアプローチ、捻挫癖も原因か?

お疲れ様です。スポーツ障害を解消し、より良いコンディショニングを目指している、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

ある競技の指導者の方(男性)が1ヶ月前から左踵に痛みが出、整形外科で「足底筋膜炎」と診断されて経過観察を続けていたが、1ヶ月経っても一向に改善しないとの事でお越しになられました。

踵の痛みが出ている個所から、真っ先に疑いを持ったのは後脛骨筋による関連痛。
テストをしてみると陽性でした。
ただ、右の下腿部の方が後脛骨筋の他にひらめ筋も弱かったのに、何故右だけに出てきたのか、という疑問がありました。

それに対する推測としては、、左足首が度重なる捻挫により靭帯が緩くなっていてグラグラで、その為に踏ん張ったりする時に余計に負担が掛かっているのでは、というものです。

それ故、テーピングとしては後脛骨筋テープ・足底筋膜テープ・足底方形筋テープ・足関節テープ、そして足関節テープで足首周りを安定させて、圧痛点にジェルフィッシュテープを貼りました。

shichiri_20150826_1.jpgshichiri_20150826_3.jpgshichiri_20150826_2.jpg結果としてはかなり良好で、今まで階段を下りる時に手摺に頼らなければいけない状態だったそうなのですが、スイスイと下りて行かれました。

もちろん、数日したら状態は変わっていく可能性もあります。
それに、1回のテーピングでスッカリ良くなる事も考えにくい状況です。
しばらく通っていただき、足関節も一緒に良くなっていただきたいと考えております。


楽水庵




恥骨炎を含む鼠蹊部の痛みについて、意外な原因かも

こんにちは、京都府長岡京市でスポーツ障害でお悩みの方に対する施術を行っている、スポーツ整体院 楽水庵です。

今回の世界陸上でメダルを有望視されていた競歩の鈴木選手が恥骨炎の為に途中棄権されました。
5月ぐらいから傷めていたそうです。
競歩はレギュレーションが厳しく、それと私なんかが走っても追いつけない速さで歩くので、恥骨炎を含む鼠蹊部の痛みがあればとても競技にはならないでしょう。
普通に歩いていても痛みはある筈です。

もちろん、鈴木選手の痛みの原因は直に診ておりませんので何とも言えません。
ただ、最近自分もこの間テーピングサービスに行っていた際に右鼠蹊部から大腿部内側に掛けて痛みが出ていました。
最初は縫工筋や内転筋を疑い、自分でテーピングを貼ったのですが効果はなし。

次に何となく大腿筋膜張筋、つまり大腿部の外側の筋肉を疑って、仲間がいるので診てもらいました。
案の定、大腿筋膜張筋の停止部と腸脛靭帯の停止部の状態が良くなかったので、テーピングしてもらいました。

すると、テーピング直後から痛みがほとんどなくなりました。
しばらくすると、何となく痛みがぶり返してきたので「何でだろう?」と思っていたら、腸脛靭帯停止部(つまり、膝の上)のテープが剥がれかけていたのです。

考えれば、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯も骨盤に繋がっているので、その状態が悪ければ鼠蹊部周辺に悪さをするのは自然の理ですね。

こういう風に、鼠蹊部周辺の痛み(炎症)が出てもその原因は様々なのです。
鼠蹊部だけの施術をしても良くならない可能性が結構あります。

自分が施術した中でも鼠蹊部の痛みには、内腹斜筋・薄筋・大腿筋膜張筋・腸脛靭帯・腸骨筋・縫工筋、等いろんな筋肉の不具合が原因がありました。

鈴木選手には是非恥骨炎が良くなって、更なる活躍をしていただきたいですね。


楽水庵




背中の違和感と息の吸いにくさ、後鋸筋テープで改善

こんにちは、スポーツ障害を中心とした施術を行っているキネシオテーピング協会認定療法家・指導員の楽水庵です。

様々な身体の悩みで通っておられる男子大学生。
昨年9月から来られていて少しずつ状態は良くなっていますが、まだまだ改善の余地あり。

少し前から「息の吸いにくさ」を訴えていましたが、横隔膜テープや腹横筋テープでやってみたものの結果は今一つ(T_T)
今回も背中の改善に悩んでいた時に、ふと思いついたのが「後鋸筋(こうきょきん」という深層筋。

今まで後鋸筋に貼った事がないのと機能が判っていなかったので、検索してみるとまさに呼吸補助金の一つ。
上後鋸筋と下後鋸筋の2つあり、この彼の場合下後鋸筋が適応しそう。

筋肉の走行は判ったので、試しに下の画像のように貼ってみた(マジックで目印あり)。

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すると、呼吸がしやすくなり背中の張りが軽減したとの事。
これを貼った後、前面の肋骨内縁の張りが気になったらしいので腹腔筋テープを貼った。
肋骨内縁の張りが消え、更に呼吸が楽になった模様。

この下後鋸筋テープと似ているのが、後横隔膜テープと呼ばれる過呼吸症候群の際に貼るテープ。
ただ、後横隔膜テープは横隔膜を上げて息を吐きやすくするのに対し、下後鋸筋テープは肋骨を引き下げて息を吸いやすくするので、代用は難しいと思う。

また、上後鋸筋テープは頸椎下部から胸椎に掛けてあり、肋骨を引き上げる機能がある。
上後鋸筋で肋骨上部を引き上げ、下後鋸筋で肋骨下部を引き下げる事で、胸郭を拡げる役割をしているのでしょう。
本当に身体というのはよくできています。

まだまだマイナーなインナーマッスルでアプローチの仕方を知らないものがあるので、しっかり勉強していきたいと思います。


楽水庵

「大股で歩こうとすると右の太腿の前が痛い」

お疲れ様です。スポーツ障害等の身体の悩みを解決する為に京都市長岡京市でスポーツ整体を行っている楽水庵です。

アゴや股関節の悩みで通っていただいている20代の女性。
今回は先週から大股で歩こうとすると、右の太腿の前が突っ張って痛いとの事でした。

これまで3回施術させてもらって、腸骨筋や中臀筋の状態が少しずつ良くなってきて、今までよりも大股で歩けるようになったのも要因なのかも知れません。

調べてみると、大腰筋や腸骨筋の状態は悪くなく、縫工筋と短内転筋・恥骨筋の機能が弱いのが判りました。
それと、腰椎3番からの神経が少し詰まっており、大腿直筋の機能が低下していました。

上記の筋肉に沿ってテーピングすると少しずつ違和感や痛みは消えていきました。
最期に縫工筋に貼っていたπ(パイ)テープの1枚の位置を変えるとスッカリ良くなれました。
言い訳がましいですが(^_^;)、縫工筋は腸骨から大腿部を横切って膝内側下部の鵞足(がそく)に繋がっています。
この途中の筋肉の走行を少し見間違っていたようです(T_T)
それでも、途中の1枚を変える事が可能なので、πテープは重宝します。


楽水庵



胃の調子が悪いのでクロコテープ

ご覧いただきありがとうございます。
キネシオテーピング協会関西支部指導員でもある、スポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

さて、常連の40代男性をチェックしている際の事。
リンダーテストという上体の起き上がりのテストをしている時、やけに腹部上部が引っ掛かるのが気になりました。

腹直筋テストをすると陽性、かなり反応が良くなかった。
そして、腹部を触診してみると噴門、胃の入口の辺りがかなり硬くなっていました。

内臓も筋膜で覆われています。
内臓の筋膜の動きが悪いと、表の層にある筋肉の機能も低下させてしまいます。

そこで、写真のようなクロコテープを胃の上に貼りました。

okushima_20150718_.jpg











このテープの目的は、貼った処全体の皮膚を持ち上げて、(特に詰まっている)下の組織の動きを良くする事です。

幸い直ぐに効果が表れ、噴門附近の皮膚も緩み腹直筋のテストも正常に。
リンダーテストの結果も陰性(楽に起き上がる事ができるようになった)になりました。

楽水庵

頸椎と腰椎のヘルニアが出た女性

こんにちは、スポーツ障害等によるトラブルを解決する為のお手伝いをしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先日常連の女性が、同居しているお姉さんの首の状態が悪いので診てもらえないかと電話されてきました。
その後夕方の約束だったのですが、首の状態がそれまで耐えられないとの事で近所の病院に行き頸椎のヘルニアと診断されてきました。
その日の予約はキャンセルで、しばらく様子を見させてもらうとの事。

数日後常連の女性が来られたので、お姉さんの具合を尋ねると、首のギブスをしてしんどそうで、特に仰向けで寝るのが辛そうとの事。
良かったらテープを貼りに行くから電話してと言ったら、お願いしますとの返事がきました。
どうも腰椎の方もヘルニアが出ているようです。

行ってみると、本当に辛そうな感じでした。
どうやら頸椎の5~7番辺りを傷めている模様で、EDFテープを頸椎に沿わせて貼るとかなり楽になったようです。
特に左が向きにくいとの事でしたが、左板状筋と右胸鎖乳突筋にテーピングすると向きやすくなりました。

腰椎もやりたかったので、仰向けでまず寝やすくする為に首を先にしましたが、それは正解だったようで仰向けで寝てもらうのに不都合はなくなりました。
ただ、横向けの時に少し違和感があったので、頸椎7番に隙間を作るテーピングをしたところ、それも改善しました。

次に腰椎、これは5番でした。
判りやすい事に、両足共に母趾に掛けての痺れが出るとの事。
腰椎5番をカバーするようにEDFテープを貼って、その次に両腰椎5番の横突起にある神経の出口の詰りを軽減する為にジェルフィッシュテープ。
この状態で立ってもらうと、真中で立っていられるとの返事。
腰椎5番からの神経は母趾に延びているので、それが詰まっていると母趾が踏ん張れず外に重心が逃げてしまうのです。

その後、両梨状筋を促通と抑制、それぞれの目的で足裏に代替テープ、また母趾周辺にまで痺れが出るという事は下腿部後脛骨筋が弱っている為でもあり、そこもテーピングで補強しました。

これによって、全身楽になったようです。
今日電話で聞いてみたところ、かなり楽な状態をキープできているとの事でした。

病院では痛み止めと痺れ止めの薬を出されて、後は腰と首の牽引をするかどうかだったので、お姉さんもかなり疑問に思われていたようです。
とにかく2週間は安静にしてくださいとの事だったようですが、テーピングを続け、それに弱っている筋肉に対し少しずつ負荷を加えたエクササイズを加えていくと、かなり回復は早いと思われます。

楽水庵

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