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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 10ページ目

福島県喜多方でテーピング

今回車で会津地区、福島県喜多方の田園地域でテーピングしてまいりました。

元々今回の会津行は、喜多方の山都という処で茶房をされている女性の処で治療会をやりましょう、という事で話が始まりました。
その中で、向こうの仲間がコーチをやっている高校の双子のパフォーマンスアップをその治療会の前日の夕方にやってもらえないかと頼まれていました。

ところが、その山都の女性の方が頼まれていたイベントが前倒しで私の行く日に当たったり、店もスタッフが結婚で辞め一人で切り盛りしなければいけなかったりで開催するのが無理になってしまいました。

まあ、それでも行く事には決めていたので、場所も仲間の所属するクラブの艇庫で、という事で何人か希望者を募ってみる事に。
そのクラブの名前が、「会津楽水会」!!

rakusuikai.jpg


その仲間とも、最初はいわば「楽水」つながりでした。
レスリングをしていた息子さんが国体予選前に膝の内側側副靱帯を傷め、何とか大会に出したいのだがと相談を受け、アドバイスしたテーピングが功を奏し国体本選は出られなかったものの県予選で準優勝され、それ以来キネシオテーピングに目覚めてもらっていただきました。
東京でやったセミナーに来てもらったり、会津若松でも2回ほどセミナーをやったりで結構学んでいただいたのですが、私のテーピングは常に進化している(つもりだけか・・・)ので、一昨年12月以来のアップデートをしてもらい、それを普段会津で自分の知り合いとかにやってもらおうという思いもありました。

果たして交通費程度は賄えるのか不安もありましたが、元々半分気晴らしで行っているので多少足が出ても良いと思っていました。
結果はプラスでしたので助かりましたが(笑)

また今回は、車で一度行ってみようと思ってやってみました。
まあ、次からは夜行バスか飛行機+JRにします(^_^;)

さて、双子の兄弟ですが、以前に送ってもらった顔写真で二人とも頚椎1番が右に下がっているのが判っていました。
そこで腰椎5番からのアプローチをやってみる事に。
その際に顧問の先生がおられたのですが、弟君をやる時に「いつも彼の背中を見て、左右筋肉の付き方が異なっている。右が左に比べ付き方が良くないのが気になっていました」と言われました。

確かに、テーピング前に撮った写真だと少し右の広背筋等が、左のそれに比べると小さいですね。

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それを腰椎5番のアジャストテープに腰椎4-5番の椎間板へのジェルフィッシュテープを貼るだけで、かなり右の筋肉の付き方が変わりました。
腰椎5番が傾いていた為に、浅筋膜の動きが悪さをして右の背中の筋肉を抑えつけていたのでしょう。

suzuki_kitakata_after.jpg

兄弟ともに他の箇所も徹底的に整えました。
ちょうどインターハイの予選があり、残念ながら本選の切符は取れなかったものの、この調整で今までと違うものが掴めたようです。
こういう調整で普段から質の高い練習をする事で、より高いレベルに達する事ができるのです。

次の日にお越しになった60代の男性は、翌日のテニス大会の為にパフォーマンスアップを少しお願いできないかという依頼だったのですが、この方も頚椎1番が傾いていた為に結構バランスが悪く、そういう処からしっかり調整をすると翌日の試合で順調に勝ち進み、昨年の優勝者に惜敗したものの普段と全然動きが違ったと感想を述べてくださいました。

行って戻って51時間余り。
その間往復1340㎞走りました。
我ながらよくやったものだと感心します。
身体は疲れますが、精神的にはかなりリフレッシュさせてもらいました。
その分常連さんとかには迷惑を掛けていますm(__)m

楽水庵




小学生相手はやはり難しい(^_^;)

キネシオテーピング協会関西支部指導員の楽水庵 水谷です。

5月29日、滋賀県野洲市総合体育館へ滋賀県小学生バドミントン連盟の春季シングルス戦のサポートへ行ってまいりました。

2月も同じ野洲市総合体育館へサポートに行きましたが、その際は上級クラスの選手達は彦根の方でやっていたので暇でした(笑)
やはり、上級クラスの選手達のスポーツ障害はかなりあり、下のクラスの子達はまあそれほど傷めていません。

今回は、全てのクラスの子が野洲に集まり、なおかつ頼んでいた仲間が一人来れず、来てくれた仲間も告別式に行く為に昼まで。
別に来てくれた理学療法士でキネシオテーピングを勉強中の女性は、まだ小学生のテーピングを任せるには荷が重いと判断し、見学及び助手をやってもらう事にしました。

他の競技をしている小学生のスポーツ障害の程度は判りませんが、バドミントンのスポーツ障害は結構重いと感じます。
身体のまだできていない時期に、左右非対称でなおかつ股関節・膝関節・足関節にかなり負担の掛かる競技をしているからでしょう。
本来なら、もう少しハードなトレーニングはしっかり身体ができてからの方が良いのでしょうが、なかなか理想と現実には大きな隔たりがあるのでしょうね。

そういう次第で結構スポーツ障害のきついバドミントンの小学生をするのは結構難しいですが、更に小学生を相手にする特有の問題が・・・
やはり小学生は容赦ない(^_^;)
テーピングしてまだ痛みが残っていても、どういう風にまだ痛いのか、変化があったのかなかったのか、を小学生ですからやはりこちらに上手く伝える事ができる子はあまりいません。
こちらの未熟さもあるのでしょうが、何度も「まだ痛い」と来られると流石に今晩夢に出てくるんじゃないかと思ったぐらいでした(T_T)

まあ、それでも端に棒にも引っ掛からなかったらいくら無料でも何度も来ないでしょうから、多少は効果はあったのでしょう。
それにまだまだ故障慣れしていないだろうから、コミュニケーション能力も発達していません。
ですから、その「痛い」という内容を上手く伝えられないのは仕方ないでしょう。
それを上手く引き出すのもこちらの能力でしょうから、まだまだ勉強しなければいけませんね。

もちろんある程度分別のできている子もいますが、本当遠慮なしに思った事をそのまま言う子もいますね。
ある女の子なんか、「おっちゃん、何で禿げてるの?」「てっぺん毛がないやん」、あげくの果てには「かわいそう」と言ってくれましたね(笑)
40歳を超えた頃から毛髪に関しては達観している、というか自虐ギャグにしているので全然平気ですが、あれがまだ髪に未練のある30代の頃だったら小学生相手に切れていたかも?

本当小学生を相手にすると精神的に鍛えられますね。
なんやかんや言ってもやり甲斐があるので、また秋季大会へ行く予定です。

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楽水庵

最近の下腿部へのアプローチ 「骨間膜テープ」、踵の痛みも軽減

京都市の南西、京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

キネシオテーピングには一応ベーシックな貼り方がありますが、各臨床家がそれぞれより効果的なテーピング法を日夜編み出しており、不肖私もより簡便で効果の出るテーピングを考え出しております。
もちろん、試行錯誤しておりますので中には上手くいかないのもありますが(^_^;)、今回は上手くいったと思います(*^。^*)
それは、下腿部の骨間膜へのテーピングです。

以前四国の指導員の方に教えていただいた、前腕の骨間膜テープからヒントを得ました。
前腕には橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)という2本の骨が走っており、その間の筋膜がかなり凝ってしまいます。
そこで、そこの動きを良くしてやると前腕が楽になります。
下の画像は最近のセミナーで参加者の方に貼ってもらったものです。

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若干ラインがずれているのもありますが、それでも浅筋膜の流れを調整して貼っているので少しずれていたとしても結構効果が出ます。
もちろん、手首の痛み・腱鞘炎には不十分ですが、これを基礎テープにして調整していけばそういう痛みも軽減できます。

それを下腿部に応用しました。
下腿部も前腕部と同様に、脛骨と腓骨という2本の骨が走っています。
その骨の間の筋膜に基礎テープとしてπテープを貼っています。
本来は、腓腹筋・ひらめ筋・後脛骨筋とかいう筋肉の走行に沿って貼るのがオーソドックスなのですが、やはり前腕同様この骨間膜が一番凝っている、というか疲れています。
πテープで貼るのは、浅筋膜の流れを調整する目的もあるからです。ラインで貼るだけでは、浅筋膜の流れまでは調整できません。

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これだけでも下腿部、特にふくらはぎはかなり楽になりますが、特定の筋機能低下が見られる場合はこれを基礎テープとして何枚か浅筋膜の調整をしつつπテープを貼ってあげれば軽減できます。
ただ、坐骨神経痛等で痛みが出る場合は、腰とかを調整する必要がありますね。

以前何度かブログでも取り上げた踵の痛む女性の例です。
それまでいろんなアプローチを試してみましたが、貼った直後はマシでも2日ほどするとまた痛みが再発し歩く距離が伸びるほど堪らなくなるの繰り返しで困っていました。

シンスプリントの中学生にこのアプローチをやってみたところ、かなりこの基礎テープだけでも痛みが軽減したので、ひょっとしたら踵の痛みにもどうかと思いやってみたところ、その後来られる度に尋ねているのですが痛みはかなり引いた模様です。
踵の痛みというのも、実の処下腿部の筋肉のアンバランス、引いては浅筋膜の乱れが原因の事が多いですから、この手は有効だったのでしょう。

ただし、前腕部と異なり下腿部の骨間膜テープを貼るのは少し難しい。
貼り方自体は簡単なのですが、その方の浅筋膜の流れを把握していないと効果は出ません。
前腕部の浅筋膜の流れは皆さん一緒なのですが、下腿部は異なりますし、同じ人でも左右異なる事がかなりあります。
特に女性は横座りとかされるので左右違う事が多いですね。
それをしっかり把握して貼れば効果テキメンです。

楽水庵











自分自身の痛み、左膝内側と左手首外側

こんにちは、楽水庵です。

皆さんが身体のあちこちを傷めておられるのと同様に、私自身も仕事その他でアチコチ傷めます(T_T)

それを自分で原因を判断し、テーピングする事によって痛みを軽減させています。
なかなか自分の痛みというのは客観視しにくいもので、時として見当外れの事もありますが、この体験も皆様の症状へのアプローチの大きな参考になると思っています。

ここ最近では、左膝内側と左手首尺側(つまり小指側)の痛みがありました。

膝内側の痛みの原因は今回大腿筋膜張筋と判断、テーピングで即症状が緩和しました。
よくあるパターンですが、内側だと外側という風に反対側を先ず疑ってみると早く解決する事が多いですね。
特に右利きの場合、エビデンス(医学的根拠)はありませんが左の大腿筋膜張筋や腸脛靭帯を傷める事が多いです。
これは右利きの人間が右手で作業する時の癖に由来していると考えています。

もう一つ、左手首尺側の痛みですが、これはちょっと手こずりました(-_-;)
まず小指の感覚が右のそれに比べ薄かったので、C8神経が詰まっていると判断しテーピング。
次に広背筋も少し機能低下を起こしていたので、これまたテーピング。

ただ、これでもまだ少し痛い。
どういう動きをすると痛くなるかをチェックすると、回外で痛みが発生していました。
そこで回外筋、次に円回内筋にテーピング、それでもまだ少し違和感があったので方形回内筋にも貼りました。

お蔭でかなり楽になりました。

本当にこういう体験が大切だと感じます。

楽水庵



肋骨骨折から2週間でウルトラマラソン完走!

kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

少し前になりますが、花粉症から気管支喘息になりながら走り続け、動きが悪くなった肋間部をストレッチした際に肋骨を骨折された女性の事を書きました。詳細についてはこちらをお読みください(リンク)

その女性ですが、あのブログを書いた後に最終調整に来られ、5月3日の70㎞のウルトラマラソンを無事完走されました!
痛みもかなり軽くなっていて、少し筋肉痛がある程度になっていました。
もちろん、折った右側を下に横になれば多少の圧迫痛はしばらく残るでしょうが、動き出しで響くような痛みはもう出ないでしょう。

受傷直後に入浴(それもサウナまで!)したりして炎症を蔓延させたマイナス分もありましたが、何とか目標のレースに間に合いました。

しかし、私も10年程前に自転車に乗っていて、出会い頭に車にぶつけられ、ドアの部分に背中をしこたま強打して思いっ切り肋骨を折り、最初の2週間アクビをしかけたらあまりの痛さにアクビができなかったあの痛みも、こういう風に適切なテーピングをしていたらかなり違っていたのでしょう。

いつもこの仕事は、「元気でなければできないが、痛みを知らなければやれない」と思っているので、この肋骨骨折の痛みを体験していたのもこの女性への施術が上手くいった理由の一つなのだと思います。

骨折部分へのアプローチも大事ですが、それ以外の「何故その部分の筋膜の動きが悪いのか?」を診ないと、また動かすと痛みは出ます。
私のように交通事故なら別ですが、特にボート競技での肋骨骨折は動きの中にネガティブな原因が存在しています。
それは、肩関節の動き・腹筋の機能低下等であり、筋膜・靭帯・神経等のチェックも必要になってきます。

しかし、それらを解決すれば、これまで「日にち薬」しかなかったような肋骨骨折の回復が物凄く速まるのです。


楽水庵



「睡眠時無呼吸症候群」の方の寝起きがスッキリに!

こんにちは、kinesio ≒ pain buster & performance upper 京都市の南西に位置する長岡京市の楽水庵です。

この前東京の神楽坂でテーピングセミナーを行った際の事です(リンク)。
今回は3時間で様々な事を行いました。
その中で、昨年に「息が入る」テーピングというのを少し紹介したところ、そのテープを貼った女性が、いつもは睡眠薬無では寝られなかったのがそのテープのお蔭で薬を服用せずに熟睡できたという事がありましたので、再度詳細に行いました。

今回のセミナーのメインテーマが「トレーニングをしっかり行える為のコンディショニング」だったので、一見場違いにも思えるでしょうが、睡眠もコンディショニングづくりには大切ですし、「息がしっかり入る」事ができないと、どんな競技でもパフォーマンスが上がりません。

といっても、どんな人にも「ここに貼っておけば絶対大丈夫」というテーピングはありません。
また同じ人でもその時の状況によって貼る部位は変わります。
そういう訳で、ざっと4つほど教えて、それを自分で見つけてもらうようにアドバイスしました。

そうすると、参加されていた男性の一人が「睡眠時無呼吸症候群」だったようで、就寝時舌が下がって気道を塞ぐのを防止する為にマウスピースを着用しているのだが、それでも呼吸し辛く、つまり熟睡できていない為に昼間睡魔に襲われていたそうです。

しかし、その方がセミナーで自分に合ったテーピングをしてその晩就寝したところ、翌朝スッキリ目覚める事ができたそうです!

昨年といい今年といい、教えたテーピングで早速効果が出た方がおられるのは非常にこちらとしても嬉しく思います。

そして、ここからは全く医学的根拠はないのですが、何故寝ている時に舌が下がるのか、という事を考えると、私は所謂「呼吸補助筋」の機能が低下している為に呼吸が浅く、余計に吸おうとして結果的に舌が奥に行ってしまい気道を塞ぐのではないかと感じます。
一般的にこの傾向は、肥満気味の人に起こりがちだそうですが、件の男性はそうではありません。
肥満気味の人は就寝時にどこか呼吸補助筋を圧迫している可能性もあります。
ここからは、研究してみないと判らないでしょう。

ともかく、スッキリ目覚める事ができるのはやはり素晴らしい事ですね。
これを書いている私が翌朝スッキリ目覚められるかどうかは判りませんが(^_^;)

楽水庵



キネシオテーピング療法学会の評議員に(^_^;)

先日東京海洋大学で開催されたキネシオテーピング療法学会に於いて、学界の評議員に選出されておりました。

あらかじめ学会員相互の投票によって決まったらしいです。
と呑気な事を書いていますが、実は私自身投票してなかったのです(^_^;)

というのは、学界の事務局に一昨年移転したのを知らせていなかったので、どうやら私の元に療法学会事務局から書類が届いていませんでした。
一昨年は移転したてで、転送されてきて受け取っていました。
昨年は国際シンポジウムという事で、全てキネシオテーピング協会が仕切っていたので、療法学会事務局からは書類が発送されていませんでした。
どうやら、そういう次第で受け取っていなかったようです。
責任の大半はまあ私にあるのでしょうm(__)m

まあ、評議員といっても余程の事がない限り何をする訳でもないそうですが、それでも私の名前を書いてくださっている方がおられるのも事実です。
そういった方の期待を裏切らないよう、更に精進を重ねていきたいと思っております。

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東京神楽坂で恒例のテーピングセミナー開催

京都府長岡京市の、キネシオテーピング協会認定指導員&療法家 楽水庵です。
先日キネシオテーピング療法学会に参加したら、療法学会の評議員にもなってました(*_*)
行ったらなっていて、本当に寝耳に水でした(笑)

さて、東京へ行った際には、向こうの仲良くしているトレーナーにマネージメントしてもらいテーピングセミナーを開催するのですが、これも今回メデタク4回目を迎える事ができました。

昨年から会場が神楽坂のスタジオ(といっても賑やかなのは反対側なんですが・・・)で、今回は本当に濃いメンバーになりました。
NTT東日本ボート部監督、東大ボート部女子監督、茨城大ボート部監督(及びマネージャー)、一橋大ボート部前監督、に一橋大・関大ボート部OBというボート関連の方達に加え、最近毎回参加してくださっているキックボクシングの現役日本チャンピオン、それと整形外科と精神外科の現役医師2名に柔整師1名、等書いていても、やっぱり濃いな~と思います。

今回の一番のテーマは、『トレーニングをしっかり行える為のコンディショニング』
いつも口を酸っぱくなるほど、「ちゃんとしたコンディションでトレーニングしなければ、怪我の元にもなるしパフォーマンスもアップしない」と言い続けています。
これを指導者の方々に実感していただきたいと感じ、実践しました。

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神経の繋がり・靭帯の弛みへのアプローチ・浅筋膜のねじれの解消等、いろいろな事をやりましたが皆さん物凄く食いつきが良く(笑)、一生懸命学ぼうとしてくださいました。

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早速実感できたとの連絡があり、嬉しい次第です。
また次回も開催したいと思っております。


楽水庵

非常に好評だった、中日本レガッタでのブース

キネシオテーピング協会認定療法家&指導員の楽水庵 水谷です。

4月22日~23日(レースは24日まで)と愛知県東郷町にある愛知池で開催された「中日本レガッタ」というボートの試合へテーピングサービスに行ってまいりました。

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ここは昨年も1日だけ行ったのですが、今回は浜松の仲間とローテーションを組んで3日間カバーできるようにしました。
私が金土、相方が土日、という具合です。

主催されている愛知県ボート協会(愛ボ)の皆さんには非常にお世話になりました。
私も相方も愛ボの役員の方々と管理棟で寝食を共にさせていただきましたが、役員の方々が朝5時過ぎぐらいから率先して準備をされている姿を見て、今の関西がほとんどの面で衰退している原因が判ったような気がします。
これ以上書くと差しさわりがあるので、やめときますが(^_^;)

初日から名古屋大学(名大)や名古屋工業大学(名工大)の選手が入れ替わり立ち代り来てくれ、2日目には競技スタッフをされているトヨタボート部の方々、それに大会役員の方々が噂を聞いて続々と来てくださり、その中で全中(全国中学ボート連盟)の理事の方に「是非、全中の試合にも来てください」とお声掛けしてくださったので、7月23日ー24日に石川県の津幡で開催される大会へも行かせてもらう事になりました。
旨い魚が食えそうです(*^。^*)

最終日は相方一人に頼んで帰ったのですが、やはり名大・名工大の選手達が次々と訪れ、最終的には今格段痛い処はないが自分のコンディションはどうかチェックしてほしいという頼まれたそうです。
これは、こちらにしても願ってもない事で、いつも「傷める前に違和感を感じたら早目にチェックして対策する」と口を酸っぱくして言っている事が、名大・名工大の選手達にはスッと受け入れられたという事でしょう。

残念ながら両校とも現時点では怪我人が多く成績もパッとしませんが、こういう事をしっかりしてトレーニングを積んでいき、また後輩にこの取り組みを残していくと数年以内に必ずや強くなると信じています。

何はともあれ、今回は本当に有意義な時間を過ごせたと感謝しています。
綺麗な満月や日の出も拝めました。

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楽水庵

無理やりストレッチして肋骨骨折・・・

京都府長岡京市にある、"kinesio ≒ pain buster & performance upper" 楽水庵です。
文字通り、痛みを退治しパフォーマンスを上げるような施術を行っています。

マラソン大会によく出られている50代の女性。
京都マラソンや名古屋ウィメンズにも参加され、その度にベストを出されていました。

しばらく来られていなかったのですが、先週電話が掛かってきて「肋骨を折って痛いが、テーピングで何とかなりますか?」と。
来てもらって話をよく聞くと、花粉症から気管支喘息になってしまい咳をしながら走っていたそう。
咳を続けながら走っていると当然ながら横隔膜にはかなり負担が掛かりますし、肋骨も圧迫されます。
それでどうも右肋骨辺りの筋膜の動きが悪いなと感じ、ストレッチングをしたら「ポキッ」とやってしまったそうです。

書いているだけで痛くなりそうです(^_^;)
というのも、8年ほど前に私も夜自転車に乗っていて、出会い頭に無灯火の自動車に横から当てられドアで背中を強打して肋骨を折った事があったからです。
あれは本当に痛かった。
2週間クシャミをしそうになったら痛みでクシャミが止まりましたもんね。
クシャミができるようになって(もちろん痛いですが)、「やっとクシャミができるようになったんだな」と思ったもんです。
肋骨を折ると、咳やクシャミをすると痛くなると言いますが、本当に痛い処をやるとクシャミはできません(T_T)

この女性の骨折も場所こそ私のやったところと異なりますが、痛みは結構近いところがありました。
お医者さんには1ヶ月安静と言われたそうですが、2週間後にウルトラマラソン(70㎞)があるので何とかなりませんかと。
まあ、少し無理な気もしましたが・・・
骨折した後の養生が悪かったのもあるし。
というのも、骨折して腫れが出ているのにお風呂に入られていたのです。
次の日にはわざわざジムに行ってサウナまで入っていたらしい。
シャワーだけにしてひたすら患部をアイシングしなければいけない時に・・・
本当にモッタイナイし、本当にこういう事例は山ほどあります。

いつもと動きが違う時に無理なストレッチングは最も危険です!
この女性も感じておられたように、皮膚・筋膜の動きが悪い時に無理に伸ばそうとするとキックり腰や肉離れを起こしますし、肋骨のような元々弱い骨なら簡単に折れてしまいます。
「調子が悪いからストレッチング」ではなく、まずアイシングとかで安静にしてみましょう。
それからその辺りの筋肉がしっかり収縮できるかチェックするのが理想ですが、何はともあれアイシングがお奨めです。
「冷やしたらダメなのでは?」と思われるかも知れませんが、その動きの悪い部分は大抵熱を持っています。
それを冷やすだけでも皮膚・筋膜の動きが良くなる事が結構あるのです。



まあ、それでも何とかしてみましょうという事で、とりあえずリンパコレクションテープを貼り、折れた右側の腹筋が入っていないのでS3テープを追加するだけで後はアイシング、そして帰ってからも2時間おきぐらいにアイシングを続け、食事も炎症を助長するようなものは避けるようにアドバイスしました。

2日後に(ちょっと間隔は短かったのですが、私が愛知に泊まりで行くので)来てもらうと、かなり痛みはマシになっていました。
もう一度リンパコレクションテープ、そして横隔膜の動きを良くする為に季肋部テープと横隔膜テープを追加しました。
これで更に楽になった模様。

そして1週間後。
少し痛む事はあっても、今までのような「ズキン」としたような痛みはほぼなくなり、筋肉痛のような軽いものに変わっていました。
前2回はリンパコレクションテープでしたが、今回はEDFテープに変更。
それに腹横筋テープとS3テープを追加。
おそらく軽いジョグ程度なら大丈夫でしょう。
レースの2日前に最終調整をする予定ですが、無理ならそこで中止ぐらいの軽い気持ちでやってもらえるなら問題ないと感じました。

しかし、自分が肋骨をやった時にこのやり方を知っていれば、あんなに苦しまなくて良かったのにな~。
この女性も元々健康の為に走り出したのに、いつの間にか「命を削って」走っているようになっていたので、そこは十分気を付けてもらいたいですね。


楽水庵










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