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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 12ページ目

過去の右親指脱臼による指の長さに差が・・・

こんにちは、京都市と高槻市の中間、京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

昨年秋から指の突き指・脱臼(過去も含めて)で指の屈伸がやり辛い・屈伸で痛みが出る方々に、無料でテーピングをさせてもらって前後の変化にデータを集めています。
まあ、ミニコミ誌に載せてもらっていますが、なかなか予約して来ていただく方もまだおられず、データを取れるのは何か縁があった処でか、他の主訴で当院に来られた方でたまたま指の症状がおられる方ばかりですが・・・
まだまだデータを集めたいので、お近くの方是非よろしくお願いしますm(__)m

さて、昨日来られた20代の女性の方。
もちろん主訴は頭痛等だったのですが、学生時代バレーボールをされていた時に右親指のMP関節(中手指節間関節、付け根の関節)を脱臼されて、親指で踏ん張ると「カーン」と外れるとの事。
また画像のように左右の親指を比べると、右が短い。

yatuduka_20160206_1.jpg

IP関節(指節間関節)から先は同じ長さなので、これはやはりMP関節の問題と判断。

触診してみると、内側側副靭帯が損傷している模様。
といっても、側副靱帯は内外でバランスを取っているので両方テーピングする方が賢明です。
そこで、下のようにテーピングしてみた処、親指の長さが揃いました!
机を利用して親指を押さえてみても関節が外れなくなりました。

yatuduka_20160206_2.jpg

日常もそうですが、ほとんどのスポーツで指の安定は本当に大事な要素です。
ラグビーなども指を衝いたり脱臼するのは日常なようで、その為にしっかりハンドリングできない等の弊害が出ている可能性もあります。
今までは、こういうテーピング法があまり知られていなかったので「痛くなければそのまま放置」でしたが、更に高みを望むならこういう点も改善していってもらいたいと感じます。

是非京都及び京都周辺の方で、こういう指のトラブルをお持ちの方は是非ご連絡ください!


楽水庵

ギックリ腰を悪化させる行動

京都市と高槻市の中間点、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

暖冬傾向でありながらも物凄く寒い日もあったせいで、ギックリ腰になられた方が増えています。
股関節が原因である事もありますが、寒いせいで背中が丸まったまま腕を伸ばして物を取ろうとして広背筋を傷めてなられる方も多く見られます。

つい先日も、そういった原因で発症された女性が来られました。
吹きさらしの席に数時間座っておられ、風を避ける為にかなり身体を左に傾けておられました。
直後に腰から背中に掛けて違和感が出、帰宅後ストレッチングと入浴。
すると翌朝起きられなくなりました。

確かに違和感が出た際に、これがギックリ腰になるかどうかは見分けがたいものです。
ただ、いつもと違うと感じた時には、無理に良くしようとストレッチング、それに入浴は避けた方が良いでしょう。

寒い時期でも、違和感を感じていている個所には炎症が起きているのでアイシングがベターです。
「寒いのにアイシング!?」と思われるかも知れませんが、患部だけ冷やしてほしいのです。
コタツに入ってアイシングでも構いません。
患部以外は温めておけば良いのですから。

ただ、入浴は発症から72時間は例え短時間でもやめておいた方が良いでしょう。
理由は、全身の血行が良くなりすぎるからです。
同じ理由で、運動も避けた方が良いでしょう。
ストレッチングのように無理に筋肉を伸ばそうとする行動は厳禁です。
炎症が軽減してからやってください。

私も何度もギックリ腰をやっています。
特に3年前のやつは強烈で、歩くのさえ辛い時がありました。
なった原因は置いといて、仕事をしなければいけないとの思いから、ついウォーミングアップとかで身体を動かした為に拗らせてしまいました。

その体験から、今では体と相談して「痛い時は痛い」と当たり前の認識を大事にして、今すぐ良くしようと思わず、少しずつ良くなっていければと考えるようにしています。
ギックリ腰は急に来ると思われがちですが、それは痛みを急に感じているだけで、芽はその前から出てきているのです。
だから、即この痛みをなくそうと思わずに徐々に減らしていこうとした方が賢明です。

正直、ギックリ腰、それも急性期に来られた方はどんな症状で来られた方でも、皆さん背中が真っ直ぐになった状態で帰っていただいています。
ただ、痛みは全て取れません。
3日後ぐらい、つまり急性期が過ぎたあたりでもう一度来ていただくと、痛みが8~9割なくなります。

前述の女性も最初来られた時は階段を上がれなかったので昇降機を使いました。
帰りは普通に歩いて階段を下りられました。
まだ3日後に2回目来られた時も歩幅が小さい状態でしたが、それも解消しました。
どうしても急性期はどんな動きをしても痛みが激しいので、細かい検査は無理です。
それでテーピングのみで動けるようになっていただきます。
急性期を過ぎるとほとんどのテストができるので、より細かく調整できる、といった次第なのです。


楽水庵




「左手首を挫いてからダウンドッグすると痛い」、その原因は?

京都市と高槻市のほぼ中間点、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

30代の女性ですが、1年ほど前に勢いよく左手を着いた際に手首を挫き、それからずっとヨガなどでダウンドッグ(下向きの犬ポーズ)をすると手首が痛いとの事。

最初手首の靭帯か、尺側手根伸筋や短橈側手根伸筋等の機能低下を疑って試しにやってみましたが、あまり改善せず。

では、原因は何だろうか?発想を逆にしてひょっとしたら肘の方ではないかと考えました。

そうすると、テニス肘(外果炎)と似たような症状がありました。
普通この症状があった場合、手に力を入れた時に肘外側に痛みが出たりするのですが、この方の場合は出ないようです。
しかし、現象は正にそうだったので、肘外側の詰まっている個所を引き剥がすようなコレクションテープを2枚貼って、所謂筋膜リリースを目論みました。
結果、かなり楽になった模様です。

もちろん、手首を通っている筋肉は肘から走っているケースが多いので、当たり前といえば当たり前なのかも知れませんが、肘周辺の筋膜の癒着が原因だとは咄嗟に思い浮かばなかったのでした。

特殊なケースかどうかは判りませんが、こういう事もあるのだと良い経験になりました。


楽水庵

若い男子に多い腹直筋の拘縮、ドローインのイメージの問題?

こんにちは、京都長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

現在通っている男子大学生です。
重い腰痛で、腰椎3-4番間・腰椎5番ー仙椎1番間の椎間板が狭くなっていて、それに対するアプローチも前々回したのですが、どうも痛みが思ったより軽減しない。

その際に腹部を触っていてどうも皮膚の流れが良くないと感じたのですが、これは内臓か何かのトラブルと考え様々な内臓の反射区でチェックしてみたが、どこも異常なし・・・といった袋小路だったのですが、一つ大きな見落としをしていました(T_T)

というのも、運動部にいる高校・大学生の男子に多いのですが、「常に腹直筋に力を入れている為に起こる拘縮」を忘れていたのです。
腹圧を掛け腹部を安定させるのは腹横筋という、4つある腹筋の中でも一番奥にある所謂 「インナーマッスル」 です。
インナーマッスルは大きな力は出ませんが持久力はあります。
それに対し腹直筋は「瞬間的な力は出るが持久力はない」 アウターマッスルです。
ですから理想的なのは、腹横筋を使って腹部を柔らかく使い、必要に応じて腹直筋を収縮させるという使い方です。

常に腹直筋を収縮させお腹周りを固くしていると、動きが固くなります。
私も昔そういった誤ったイメージでテニスをしていると、「ロボットみたいな動きだ」と笑われた事があります。
ただ笑われるだけならそれで済むのですが、実際は腹直筋を常に使っている事によって背中側の筋肉が収縮しようとする時に、その腹直筋の収縮が邪魔になります。
「ブレーキを踏みながらアクセルを踏む」状態になるからです。
よって、余計に背中側の筋肉に負担が掛かり傷める原因にもなります。

最近 「ドローイン」 という腹横筋を使いお腹を常に引っ込めるという考え方が主流です。
ただ、これも私の解釈でいえば、半来は丹田(下腹部)には圧を掛け臍周りを引っ込めるといったものだと思っているのですが、解釈するのは人次第。
だから、常にお腹全体に力を入れ引っ込めたら良いと言った解釈をする人も出てくるのでしょう(勝手の自分がそうだったように)。

しかし、これはやはり腰痛などのスポーツ障害を起こす要因ですので、イメージを変えていってほしいと思います。

この彼は、腹直筋を緩める、つまり抑制すると腹部の皮膚の流れが格段に良くなり、腰の痛みも軽くなりました。

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楽水庵



「全国マシンローイング大会近畿大会」へテーピングサービス!

こんにちは、京都府長岡京市のキネシオテーピング協会関西支部指導員の楽水庵 水谷です。

去る1月17日に、11日の小学生のバドミントン大会へのサポートに続き滋賀県立体育館へ、今回はボートのマシンローイング大会近畿大会へのサポートに仲間2名と行ってまいりました。

最近はインカレでも、このマシンローイング大会での漕破タイムでエントリー時の足切りされる事があるようなので、どの選手も必死です。
また、近畿大会は主管している団体が、他地区なら単なる測定会で終わるところを、海外から世界トップの選手を招待したりいろんな趣向を凝らしたりしているせいで、他地区からの参加者も多く、今回も約80名の参加があったそうです。

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この大会へは、東レ体育館でやっていた一昨年を含め既に5回以上行かせてもらっております。
私が責任者である事とボート関係に知り合いが多いもので、今回一緒に行った仲間に観客席へチラシを配りに行ってもらったのですが、「ああ、水谷さんの」という反応が結構あったらしく、かなり定着してきてくれたのかなと感じました。

そのせいか、今まではかなり痛い処がある選手しか来ませんでしたが、今回は自分のコンディションについてセルフでどういうテーピングをすれば良いのかという相談に来る選手も出てきてくれました。

こういうブースをやっていていつも思うのは、本当に痛める前に我々にどうすれば良いのか、現時点では特段痛い処はないのだが自分のコンディションはどうか、こういう動作が苦手なのだが何かバランスが良くないのか等を聴きに来てくれる選手・指導者がもっと増えてほしいのです。

ただ、これは日本特有の問題ではなさそうです。
招待されていたカナダ代表の選手が寄ってくれましたが(まあ、それで自分の英語力のなさに愕然としました・・・)、向こうの代表選手でも自分のコンディショニングにはそれ位の認識しかないのか、と感じました。
まあ、詳しい事はあまり掛けませんがm(__)m

前日夜から鼻風邪でズルズルでしたが、何とかやり終えました。
翌日本当にしんどくなったので、今やっとアップできます(笑)

楽水庵




捻挫した女の子、「ゴールはそこ?」

京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

先日年明け最初のテーピングサービスに行ってきました。
滋賀県立体育館で開催された、「近畿バドミントン小学生大会団体戦」です。

仲間と共に一緒にやっていて、昨年の若葉カップでバドミントンの小学生に対してやった体験もあったのですが、今回やって結構深刻なスポーツ障害を抱えている小学生が多いのにビックリしました。

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高校生以上の選手に比べそれほど上半身のトラブルは見られませんでしたが、下肢のトラブルが多い。
特に膝・足首のトラブルは多いですね。

他の競技に比べバドミントンは、チャンピオンスポーツとしてやる場合、まだ身体ができていない小学生達にとって股関節や膝関節への負担が大きいのだと考えられます。
更に最近の子供達は足趾が上手く動かせないケースが多く、その為に足趾で踏ん張る「後脛骨筋」や「足底筋」の機能が未発達です。
その状態で、「ヘアピン」のような股関節・膝関節に負担が掛かる動作をすると、どうしても膝に負担が掛かるのでしょう。

まだ小学生の段階では、周りも目先の勝負に拘らず身体を総合的に作っていく事に主眼を置いてほしいと感じます。

そんな中、つい先ほど捻挫した女の子が来ました。
足関節テープを貼ったら痛みはなくなりましたが、親御さんだったかコーチの方だったか「ひょっとしたらもう一試合あるのですが、どうでしょうか?」と聞かれました。

確かに無理をすればできない事はない状態には見えました。
ただ、せっかく改善したのにここで無理を重ねるのはどうなんでしょう?
ですから、「これがインターハイの決勝とかだったら無理しても良いと思いますが、小学生の近畿大会でそこまでやるのはどうでしょう?ゴールはここではないでしょう。無理はしない方が良いと思いますよ。」と答えました。

自分達の小学生時代は各競技の全国小学生大会というものはあまりなかったような気がします(知らなかっただけかも)。
ただ、何でも功罪があり、あまりにも小さな頃から専門的なトレーニングばかりしてしまうと、総合的に身体ができていかない恐れもあります。

その女の子のコーチとも後で話をしていましたが、今バドミントンをやっている小学生達も、中学・高校へ進む内に違う競技に転向する可能性もあります。
その時に、小学高時代にバドミントンをしていた時のスポーツ障害のせいでパフォーマンスを出せないとしたら、それは大きな損失です。
自分はボートをしていました。
ボートをしていた人には慢性腰痛になっている人も多いのですが、高校生以上でなったのなら「青春の勲章です」とも言えるでしょう。
しかし、小学生では・・・・

あくまで小学生は基礎体力作りに主眼を置いてほしいと思います。

日本のほとんどの競技がジュニア・U23 レベルだと世界と互角に戦えるのに(ボートでもそう)、シニアレベルになるとまるで歯が立たなくなるのは、こういう風に競技の専門トレーニングに入る段階が早過ぎるのでは?とも思えます。
だから、シニアになってらもう伸び代がない。
もっともっと総合的な体力作りが大事でしょう。
なにもかもアメリカのやり方が良いとは言いませんが、競技をシーズン制にする、例えば夏は野球・冬はサッカー、みたいな育成の方が良いのではと感じました。

楽水庵





「踊っていて右膝に力が入らない・踏ん張れない」

京都と大阪北摂地区のちょうど中間点辺りに位置する、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

昨年11月下旬に初めて来られた60代女性。
最初は肩・首のコリからめまいを起こされて、車を運転するのも怖いと言った状態でした。
趣味がダンスなのですが、それも頭がフラフラするので休んでおられました。

初回はさすがに効果が直ぐに薄れましたが、2回目以降ドンドンと効果が長続きするようになり、今ではめまいはほとんど起こらない状態になっています。

それでダンスを再開されたのですが、「右膝に力が入らず踏ん張れない」との事。

前にも聞いていて、膝窩筋等のテーピングで解決されたと思っていましたが、ダンスを本格的に再開するとやはり問題があるようです。

そこで、徹敵的に右膝の症状をチェック・調整。
と言っても、膝ばかりを見ている訳ではありません。
何度か書いていますが、膝関節は股関節・足関節の問題が露呈されやすい関節で、本当に膝周りを良くしようと思ったら股関節・足関節をチェックしなければいけません。

まず、膝の内側に痛みがありましたが、これは股関節が少し外旋気味の為に大腿部下部(全面)の皮膚・筋膜が外側にずれていて、その為に丁度内側広筋が引っ張られていた為に起こっていました。
この場合、梨状筋の調整で股関節の外旋を矯正すると内側広筋の緊張は緩みます念の為、内側広筋にもテーピング)。
膝の裏も膝窩筋の機能が低下しているので調整。

これで股関節と膝周りは済みました。

次に踏ん張れない原因の一つに足関節が安定していない事がありました。
そこで足関節をπテープで補強。
これはシンプルながら、貼った方々が「本当に守られている感じがする」と言ってくださるテーピングです。
といっても、別にテンションを掛けて貼っている訳ではありません。

ところが、まだそれでも片足立ちすると、「内側に乗れない」との事。
少し外反母趾気味なので、足底アーチを補強するのと兼用でテーピングしてあるので重心はよくしてある筈なのに???

そこで思い出したのが、「足裏の母趾と2趾との間が少し痛い」と言っておられた事。
それで下腿部の筋機能をチェックすると、後脛骨筋と足底筋の機能が低下していました。
足裏の痛みは、それの関連痛だったようです。

これもテーピングで調整してもう一度片足スクワット(軽い屈曲ですが)をしてもらうと、しっかり母趾球に体重が乗るようになりました.

結局、股関節・膝関節・足関節全てに問題があったという次第でした。


楽水庵



火傷の水脹れが2日で・・・

楽水庵です、本年もよろしくお願いいたします。

昨年暮れに左肩で来られた男性に付き添われていた方なのですが、就寝中にストーブの火が寝具に燃え移ったようで、右前腕に火傷を負われ水脹れ状態になっておられました。

痛みはなかったようですが、このまま放置しておくと跡が残ると思い、リンパコレクションテープを貼っておきました。

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そのテープの画像は撮り忘れていましたが、下の画像のテープ後でおおよそ想像していただけると思います。

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2日後に来られたら火傷箇所は既に破水していて、この状態なら跡は残らないと思われます。
念の為に今回はEDFテープを貼っておきました。

肝腎の男性の方は、正直言ってまだ結果が出ていません(T_T)
付き添いの方だけに結果が出ても仕方がないのですが・・・

それと、アングルが違っていてパッと見比較しにくいですね、スミマセン(^^ゞ

楽水庵

突き指のデータを収集しだしました(*^。^*)

こんにちは、京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

突き指に対するテーピングのエビデンス(医学的根拠)データを収集しようと思い、いろいろな方面の方にご協力願っている最中です。

まず、手始めに近所の公立高校バスケット部顧問を紹介してもらい、それがまた奇遇にも行った翌日・翌々日に20校集まっての大会があるという事で、山城総合運動公園体育館へ行ってきました。

最初は突き指をしている生徒だけで、数は少なかったのですが、暇だったので足首捻挫をした生徒などにテーピングしていると、教員の方も昔やった突き指や脱臼を相談されだしました。

少々考えが浅薄だったのか、私は当初突き指だけを想定していたのですが、案外脱臼の方が多いのに気付きました。
特に昔突き指や脱臼したら、傷めた処を思いっ切り引っ張るような事をして関節が変形した方が多かったですね。
今の考え方ですと、急性期はアイシングして安静にしておくのが一番なのですが・・・
どうしても「突き指ぐらいとか」、「指の脱臼ぐらい」と思ってしまったのでしょうね。
年数が経つと痛みもなくなりますし(^^ゞ
また、脱臼には過伸展が結構あるのも知りました。

そんな訳で、突き指と脱臼、どちらもやりだしたところ、どちらもしっかり結果が出ました。
ただ、突き指も受傷したての場合は、靭帯を炉臆させるテープだけでなく浮腫を除去するリンパテープ等を貼る必要はあります。

テーピングにより屈曲・伸展の角度変化もしっかり出ました。
しかし、昔した突き指は角度変化はあったものの、痛みが元々ないのでそれに関しては変化はなしでした。
脱臼も痛みの変化はありませんでしたが、これはひょっとしたら私がやったのが結構昔の脱臼ばかりだったせいもあるのかも。

出だしとしては、結構良いデータが取れたと思います。
そんな中でも、小指のMP関節(中手指間関節)脱臼に第2関節突き指の古傷をお持ちの女性教員に対してテーピングしてみました。

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最初のMP関節の状態を取り損ねってしまったのですが、30度の過伸展がありました。
そこでまずMP関節に対してテーピングをすると6度改善しました。
まだまだ過伸展ですが、これを続けてもらうと更に改善する余地はあると思います。

次に伸展しにくい第2関節にテーピング。
これは12度改善しました(*_*)
かなり喜んでいただけました。

まだまだ最初の一歩を踏み出したばかりです。
これからもドンドンとデータを集めていきたいと思っています。

楽水庵

鼠蹊部の浮腫に対して

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

月に一度のペースで通われている40代男性ですが、最近鼠蹊部の痛みが強くなりMRIを撮ってもらったところ水が溜まっているのが判明したそうです。
それも左右共に、右の方が症状が重い。
走ったり野球をして力が入る瞬間に結構痛いそうです。
また和式トイレでしゃがむと、これもまたかなり痛い模様。

「水が溜まっている」といってもどこかへ流せばよいのですが、両方というのがちょっと困ったなと最初思いました。
というのも、右だけだったら左に迂回するという手もあるので。

ただ、改めて「水が溜まる」というのは何故か?
どこか炎症を起こしているという事で、その炎症を抑える為にリンパ液が流れて冷やそうとします。
ただ、結局そのリンパ液が上手く還ってくれずそこに滞留してしまう為に結果として症状が重くなってしまうのです。

この方の炎症の原因は左右共に腸骨筋。
まず腸骨筋に対しEDFテープで対応。
次に、この流れ出したリンパ液をどこに流すか思案して、昔買ったキネシオテーピングの「リンパ・ドレナージュ」の本を読み返したところ、腰椎4-5番に流すと良いようなので、腸骨筋EDFテープの基部目掛け腰椎4-5番からスリットテープを2枚貼り、リンパの流れ道を作りました。
一度に鼠蹊部まで貼ってしまおうとしたのですが、それをすると少し違和感があったようです。

そうした上で深くしゃがんでもらうと、ほとんど痛みは出なくなりました。
次の日に走ると言われていたので、夕方電話で状態を聞いてみると、少し違和感はあったが痛みは出なかったそうです。

鼠蹊部のリンパを流すには、他に腋窩に流すという手もあるのですが、そうする事によって変に肩こりとかを起こす恐れもあります。
腰椎に流すのがやはりベストの選択だったと思います。


楽水庵


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