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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ 18ページ目

小学生の頃の骨折で左前腕の回外ができなかった男性

スポーツ障害を初めとする、様々な痛みや違和感にアプローチしている 京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

テニスをされている40代の男性。
利き手右手首の痛みと腰の違和感でお見えになりました。

ただ、小学校の頃に左前腕を骨折して以来、左前腕の回外がほとんどできないという事だったので、少しテーピングでアプローチ。

まず前腕の骨間膜(橈骨と尺骨の間)が結構貼っていたので、骨間膜テープ。
これだけでも少し回外できるように。

次に、(少し見づらいですが)回外筋テープを肘の外側に向けて貼付。
これで更に回外できるように。

そして、これはみえませんが最後に首の前斜角筋にテーピング。
腕や手の動きに首の筋肉は密接に関わっています。
そうすると、また回外できるようになりました。
右と遜色ないほどにまで動きました。

「もう諦めていました」と言われていましたが、やり方次第で動くようになります。

ただ、写真の撮り方があまり良くなかったみたいなので、違いが判り難かったら申し訳ありません。

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EDFテープ5枚貼り、かなり効果が出ました

お疲れ様です。
京都府の西南乙訓地区の長岡京市でスポーツ整体をしている、キネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

この写真の方は、約30年前に事故で右手の機能を喪失された方です。
長年左手だけで生活の全てを賄っておられたせいか、左腰背部にかなりの負担が掛かり重い腰痛になられていました。

一時は部屋に掃除機を掛けると、その後3日間寝込むような状態。
電車に乗るのも、座れなかったらと考えると怖くて出歩けなかったと言われていました。

一時、遠くへ引っ越されたのでお見えになっておられませんでしたが、膝の痛みが出たのでまたお越しになられました。

膝の方は直ぐに良くなりましたが、腰の痛い症状がまだあります。
チェックし直してみると、仙棘筋に拘縮した個所が。
この箇所に昨年のキネシオテーピング療法学会に出席した際に加瀬 建造キネシオテーピング協会 会長が発表されていたEDFテープを貼付。
痛い個所に重ね貼りをして、表面から身体の奥にまで刺激を届けさせます。

前回は3枚貼りで、それでもかなり楽になられたのですが、今回は5枚貼りにしてみました。
より一層楽になられたようです。

この拘縮部分に何時までテーピングしなければならないかは不明ですが、ここしばらくは10日毎に貼り替えていって様子を見るつもりです。

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アトピーで肌荒れの強い方へのテーピングテクニック

お疲れ様です。
京都府長岡京市でキネシオテーピングを中心に、スポーツ障害に対する各種療法を行っている楽水庵です。

ご自身では少し腰が良くないな~程度の認識だったのですが、左広背筋と右腰方形筋の機能低下が著しかった男性。

普通はラインで貼るのですが、この方は生来のアトピー体質で、特に背中の皮膚が結構荒れてテープを貼りにくい。

そこで、π(パイ)テープテクニックという方法を用いて、ラインで貼らずに点で繋いでいく方法を選択。

ただ、キネシオテープは縦に伸びるが横に伸びないという特性があるので、方向は合わせていかなければなりません。

πテープテクニックで貼ったので割合スンナリ貼れて、結果もバッチリ。

この2種類のテーピングで腰の不具合が大方解消した。

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「1秒で変わるんですね!」、「もう競技は止めた方が良いと言われた」

これもカヌー競技をしている男子大学生の話。

先ほどは下肢の痺れの件を書いたが、元々来院した目的は肩。

左も右もそれぞれ別な理由でスポーツ障害を発症していた。

右肩は整形外科でローターカーフの断裂と診断され、「もう競技は止めた方が良いよ」と言われたそうだ。
私の知人に、私の事を1年以上前に紹介されていたそうなのだが、ある理由で(これはまた別に書く予定)で決心が付かなかったらしい。

それでも痛みがかなり出てきたので相談があり、私も35歳から10年以上カヌーをやっていたのでパドリングの事がある程度判ると返答したら、安心したようで来てくれた。

本人は右肩の事を気にしていたが、実は問題が深刻だったのは左。
右は上腕二頭筋長頭腱に走っている横靭帯と肩甲上腕関節の靭帯が弛んでいただけ。
まあ、これだけでも確かに深刻か(^_^;)

横靭帯が弛んでいると、上腕二頭筋も大胸筋もまともに働かない。
それは筋力が弱いのではなく、靭帯が弛んでいる為に筋肉が正しく作用してくれない為に起こる。

最近横靭帯は5X5cm のテープ1枚で対応している。
シュッと貼って、もう一度筋機能をチェックすると既にもう機能は回復している。

その程度のテーピングだから貼るのは一瞬。
後で彼が、「本当に1秒で変わるもんなんですね!」と言ってくれた。

整形外科のドクターの診立てと異なりますが、私は彼が競技を続けて(それも大学トップクラスのレベルで)も大丈夫だと思います。

女性の多い、「仰向けで寝ていると尾骨の辺りが痛い」症状

うちに通っておられる女性の多くが、「仰向けで寝ていると尾骨の辺りが圧迫されて痛い」と言われる。
だから横向きでエビになったりして寝られたりするようだ。

寝相は人それぞれなので、熟睡できればどんな格好で寝ても良いのだろうが、どこか痛いのでそれを避ける為にそうなるのなら問題だろう。
もちろん仰向けで寝ていても、寝返り一つ打たずに長時間寝ていると血行不良で寝違いを起こしたりするので、そこそこ寝返りは必要だと感じる。

さて、この症状だが経験的には男の人からはあまり聞かない。
その差は?と考えた際に思い浮かぶのは、「子宮」。

人によっては、子宮が後傾したりする方もおられるし、子宮内膜症等で子宮自体が少し腫れていたりもする。
そうすると後ろにある仙骨を押してしまうのかも知れない。

画像の女性もまさにそのパターン。
この方は子宮を摘出されているが、元々子宮があった場所には腸が下りてきているようになるらしい。

仰向けに寝ると、子宮のある処の状態次第で下にある仙骨や尾骨を必要以上に圧迫するので痛いのではないかと思われる。

そこで、下腹部にクロコテープというテクニックで下腹部を持ち上げ、下腹部(世紀・泌尿器)を神経支配している仙椎3番が出ている個所にジェルフィッシュテープを貼る。

そうすると、ほとんどの方が仰向けに寝ても先ほどまでの尾骨の痛みを感じなくなった。

医学的に正解なのかどうかは判らないが、臨床的には「アリ」だと思います。

*ちなみに、この女性は左仙椎2番からの神経出口が詰まっていたので、それも貼っています。
 また、左の方にマーキングしてあるのが元々痛いと言っておられた箇所です。

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1ヶ月ほど胃の調子が悪い女性に筋膜テープ

一昨年夏に顎関節症でお越しになり、今は月に一度のペースで全身のメンテナンスに来られている30代の女性。

年末に親戚の不幸で四国に行った際に出された食事が合わなかった(揚げ物が多かった)せいか、それ以来胃の具合が悪いので明日胃カメラの検査を受けられると言われていた。

腹部を触診してみると、幽門(胃の出口)はそうでもないのだが噴門(胃の入口)は皮膚・筋膜の動きが良くない。
健康な腹部は皮膚・筋膜が時計回りに動いているのだが、この方の噴門周辺は反時計回りになっていた。

先に私の手で噴門周りの皮膚・筋膜を時計回りに誘導してみる。
それで楽になるかどうかチェックしてみると、やはり楽だとの事。

そして、画像のように時計回りになるように筋膜コレクションテープを貼った。

もちろん、私は胃の中の事までは判らない。
ただ、最初に調子を悪くされてから噴門辺りの浅筋膜の具合が悪くなっているのは間違いない。
症状で言えば、「逆流性食道炎」に近いものだったようだ。

内臓も筋肉で構成されており、筋膜で覆われている。
だから、その筋膜の状態を改善させてあげれば臓器自体の調子も戻る可能性は高い。

施術中、「胃がスッキリしてきた」と言われていた。
胃カメラ検査の結果も良い事を期待している。

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ずっと腰痛に悩まされていた女性に

以前ずっと通われていた60代の女性。

膝が痛いので、久しぶりに今月お越しになって今日は2回目。

膝は後もう少しの状況で、スポーツクラブでスクワットをしても違和感は感じなくなっている模様。

ただ、この方は昔事故で右手の機能を喪失された方で、左手しか使えない生活のせいか長年腰痛に悩まされていた。
初めてお越しになった頃は、部屋に掃除機を掛けるとその後3日間寝込むような状態だった。

通っておられる内に徐々に良くなってはおられたのだが、後もう一つのところで腰の痛み・違和感は確かに残っていた。

自分もこの間の大学生に対するテーピングの事もあり、先に左脊柱起立筋の拘縮しているところ、ここが悪さをしていると判断し EDF テープを貼付してこの箇所の筋膜の流れを良くした。

すると、施術中に身体の向きを変えたりするのが非常に楽になった、と。

なかなか診立ては難しいが、長年結構な腰痛に悩まされている方は、どこか皮膚・筋膜の流れが滞っている個所がある事が多い。

先にそれを見つけ出し弛めてあげると、他の筋機能も正常化する可能性が高いので、結果的にそんなにテープを貼らなくても効果が出やすい。

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「第1回 一般市民向けセミナー」の詳細について

テーマは『首』です。

パソコン主体でデスクワークをされている方はもちろん、スマホ等の普及により以前よりも首の痛み・ハリ・不快感をお持ちの方は非常に多くおられます。

そして、そういう首の症状を放置しておけば、手や腕の痺れや頭痛を引き起こす可能性が非常に高いのです。

そういう訳で、第1回セミナーのテーマをこれに選びました。

具体的には、下の画像のようなπ(パイ)テープというキネシオテープを丸くカットしたものを、傷めている筋肉の走行に合わせて貼る事によって症状の改善させていく事を学んでいただきます。

何故、πテープなのか?
実際キネシオテーピング協会のテキスト(自分も基礎講座などではこの方法を教えます)や加瀬会長の本とかでは、筋肉の走行に合わせてラインで貼っていくやり方が紹介されています。

ただ、首をラインで貼るのは実際にはかなり難しい問題があります。
首の皮膚というのは他の部位に比べても非常に伸びます。
首にラインでテーピングするには、該当する筋肉をストレッチポジションにし、かつ皮膚の遊びを完全に取り除く必要があります。
これができないと、貼っても非常に違和感が残ります。
筋力の弱い女性などは逆にしんどくなってしまう可能性もあります。

また、正直キネシオテーピング自体がまだ世間でそれほど認知されていない為に、首等の目立つ場所にラインでテーピングすると学校や職場で目立ってしまい学業や業務に支障をきたす事もあるのです。
これがπテープですと、見た方が勝手にピップエレキバン程度に勘違いされたりするので、「ああ、首が少し辛いんだな」ぐらいで済みます。
残念ながら、キネシオテープをラインで貼ると「そんなに悪いのか!」と言われたりするので、非常に理不尽だなとは思いますが(笑)

こういう次第で、「『首』へπテープを貼る」セミナーをさせていただきます。
私がπテープを用意いたしますので、第1回はテープもハサミもご用意いただく必要はありません。

それと、定員を10名(先着順)とさせていただくのも、単なるテーピングの紹介ではなく、参加された皆様がそれをしっかり自分のものにしていただいておかえりいただく為に、10名程度に限定しないと不可能だからです。

私が、臨床体験で得た判りやすい診立て方や貼り方を、皆様に包み隠さずお教えさせていただきます。

日時は、2月5日(木) 20時~22時
場所は、JR長岡駅横の bambio 長岡京市中央生涯学習センター会議室、
参加費は、1,000円です。

お申し込みは、電話/FAX 075-925-5951  Mail : rakusuian@gmail.com まで
*なお、FAX でお申し込みの方は、キネシオテーピング協会サイト内の私の講座情報内で申込用紙をダウンロードできます。
 ダウンロード後に必要事項を記入し送信してください。
 メールでお申し込みの方は、この申込フォームに必要事項を入力して送信していただけます。

皆様のご参加、お待ちしております。

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如何に問題の本質を掴むか・・・

昨年9月から通っている大学生。

顎・首・腰・足首等、様々な問題を抱えている。

元々陸上のジャンパーだったが、高校時代に重い捻挫をして、それを庇っているうちに腰痛が重症化。
大学に入ってから別の競技をしていたが、腰痛の為それも断念。

昨日初めて言ってくれたが、講義時間ずっと座っているのも厳しいらしい。

段々と良くなっているのだが、まだスッキリと全てにおいて改善できていない。

写真のように各種テーピングをしていくうちに、本人もアピールしていたが右腰の(マーキング跡がある)部分のシコリが非常に強いのが判明。

これは脊柱起立筋が拘縮したものと思われる。
ただ、普通に脊柱起立筋のテストをしても陰性になる。
が、左右に動かすとこのシコリが邪魔をして周りの筋機能にまで影響を与えている模様。
そして、脊柱起立筋は非常に大事で立っていても座っていても常に作用している。
自分も一昨年脊柱起立筋を傷めてかなり苦しんだ経験があるので、その痛さは多少とも判る。

だから、いろんな筋肉が不具合を起こし、首もスッキリいかず顎周辺が痛むのではないかと思われる。
やっと辿り着いた彼の問題の本質。

問題の箇所にEDFテープを貼ると、非常に楽になった。
時間がかなり掛かり終電がなくなったので車で送ってあげたが、調子が悪いと電車で少し座っていてもシンドイらしいのだが、このテーピングのお蔭か30分近く座っていても大丈夫だった。

先にこのテープを貼っていたら、ここまで貼らなくても良かったのかも知れない。

自分の未熟さを痛感。

彼も腰がスッカリ良くなったらまた陸上競技をしてみたいらしい。
そうなれるよう、こちらも全力で彼をサポートしていく。

その為にも戒めに写真もアップしておきます。
偉そうにセミナーをしている時に、「たくさん貼るのは下手な証拠」と言っていたので・・・反省します。

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テープを貼っているから重症とは限らない、自分の身体と対話できている証拠です!

先日滋賀県立体育館で行われた、マシンローイング近畿大会へ仲間3人と共にテーピングサービスに。

大会自体も前回までの東レ体育館に比べ大きくなったし、主管されている瀬田漕艇クラブさんが単なる記録会ではなく見られている方も楽しめるようにと、様々な趣向をこらした一大イベントになっていた。

そういう中でかなりの数の選手や一般の方がブースに来て下さった。
今回で5回目だったが、年々テーピング希望者の方が増えているように感じる。

最初の頃は勧めても、「別に痛いところありません」と言われる事が多かった。
それが毎年のように行かせてもらっているので、流石にそう言われる事はなくなってきた。

まだまだテーピングをしていると、「そんなに悪いのか?」と思われる風潮がある。
テレビでスポーツの試合を観ていると、やはり実況アナウンサーや解説者がそう言っているのを耳にする。

現に自分も少し違和感がある箇所に即テーピングするようにしている。
仕事柄前腕に貼る事が多いのだが、たまに献血に行ったりすると日赤の看護師さんに「大丈夫ですか?」と尋ねられたりする。
以前は「こういう仕事をしている」と言って納得してもらっていたが、最近は邪魔くさくなってきたので放置プレイ(笑)しているが・・・

しかし、実際のところどんなトップアスリートの人でもどこも不満な個所がないかといえば、そんな事は決してない。
また、より高みを目指す人にとって自分の身体としっかり対話して、「ここがこう、あそこがこう」という風に感じる事ができなければ上のステージに上がっていくのは困難だろう。
単にスキルの問題なのか、そのスキルを会得するのに身体のどこかの機能が劣っているのか、そういう事を感じなければいけないと思う。
そして、自分の調子が良ければ良いほど、逆に自分の身体機能をチェックしやすい。
そこでテーピングして更に自分のコンディションを整えていく。
それが一番理想的な形なのだろう。

これからは、キネシオテーピングしている選手を見たら、「痛そう」ではなく、「ああいう風に貼って自分の身体と会話している偉い選手だ」ぐらいに思ってもらえる風潮を作り出していきたい。
その為にも微力ではあるが、力を尽くしていきたい。

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