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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ 7ページ目

痺れが引かないので...

昨日ウォーキング中に左下腿部の機能が低下したのでテーピングしたのをブログで書いたが、今日母趾側のジーンとした痺れが結構あった。

歩いている時とかは気にならないのだが、座っている時や横になっている時にかなり気になる。

長母趾伸筋が多少弱いのは確かだが、もっと他に原因がありそう。

と思い出すと、今朝第3腓骨筋テープが剥がれた。
そういえば昨日第3腓骨筋テープを貼った状態ではあまり気にならなかった。

皮膚感覚のチェックをしてみる。
下腿部外側の中間あたりでは左右とも同じような感覚だが、母趾の感覚が左が少し鈍い。

という事は、腰椎5番からの神経がどこかで圧迫を受けている。
やはり第3腓骨筋か・・・
という訳で、第3腓骨筋に貼ってみるとかなり症状が軽減した。

しかし、長母趾伸筋テープの足の甲部分が剥がれてしまっていたので、まだ時々ジーンと痺れが来る。
そこで、甲部分だけ貼り直し。

完ぺきではないが、かなり楽になってきた。

一見関係のないような処でも、身体というのは一つもの、どこかで繋がっているんですね。

「左腕を挙げると痺れる」

座って靴下を履こうとすると左下腿部内側の痺れ(坐骨神経痛)が出ていた60代の男性。

もう一つ大きな悩みがあり、左腕を方より上に挙げると痺れるとの事。

この場合も「胸郭出口症候群」で、特に小胸筋の状態が良くなかった。
それと、中斜角筋。

特に小胸筋は拘縮が強く、筋肉テストをすると反応が全くなく、また後ろに肩を押されるとかなり痛がっておられた。

坐骨神経痛の方は多少テーピングをしたが、上半身の方はリリース主体で行った。

原因がハッキリしているので、直ぐに楽になられた。

「靴下を履こうとすると痺れる」

昨日お見えになった60代の男性。

20年以上前に左腰を傷められてから長い間腰痛に悩まされているご様子。

以前MRIでヘルニアも見つかり、医師に手術を勧められたようだが、ヘルニア手術の予後が良くない人を多く見られていたので断ったとの事。

現在の状況はというと、それから色々とエクササイズ等をされていたようで、以前よりは楽になってきているそうだ。
ただ、長い距離を歩くと左脚が突っ張ってくる、座って靴下を履こうとして股関節を外旋すると左下腿部の内側に痺れが出る、という点。

今は4㎞ほど歩けるそうなので、どこか神経障害はないかと先ずチェックする。
すると、左下半身はほとんどが神経の流れが良くない。
そして、神経根の触診をすると、それほど圧迫されている個所はなかった。

次に坐骨をチェック。
すると、かなり左坐骨リンパ節の詰まりが感じられた。
ヘルニア云々よりも、この坐骨リンパ節の詰まりが神経の流れを悪くしている。
また、リンパの流れが抑制されているので、長い距離を歩くと疲労が蓄積されて左足が突っ張ってしまう。

確かに坐骨神経痛ではあるが、リンパの流れを良くすればかなり改善すると判断して、先ず坐骨リンパ節にリンパの流れを良くするテーピング。
そして、大腰筋や腸骨筋の代替テープを貼りもってリリースを行った。

施術が終わり、ちょうど足裏に代替テープを貼っていたので、靴下を履かれたが上記のような痺れは出なかった。

長い距離を歩いてどうかはまた教えてもらわなければいけないが、以前よりも長い距離でも大丈夫の筈。




自分の足の甲の痺れ

長岡京市への移転、そして情けない事に暑かったので移転するまでダラダラした生活を送っていたせいか結構(T_T)腹が出てきた。

これはイカンと折角新しい所へ移ってきたのだからと、週末から競歩的な歩き方でソコソコ距離を歩くようにしている。

すると、やはり脛の辺りがそういう歩き方をしていると若干痛くなる。
毎日のようにエアー縄跳びやひらめ筋のエクササイズをしてきていたが、まだこういうウォーキングの強度には下邰部の筋肉が耐えられていないようだ。
普通に歩いている分にはあまり痛くないが、競歩的にスピードを上げると来る。
こういう場合、軽いコンパートメントシンドロームという症状になっていて、脛の前側だけではなく腓腹筋やひらめ筋とのコンビネーションも問題。
腓腹筋テープと前脛骨筋スリットテープを貼ってみたが、少しまだウォーキングすると痛い。

まあ、長い間距離を歩いたり走ったりするのサボっていましたから・・・・

そして、前々日に本格的に歩きだしたら左足の甲の部分、母趾側にジーンとした痺れが発生。
昨日もそうだった。

これは長母指伸筋がすこし圧迫されている、靴のせいかもしれないが。
そこで、今日歩く前に左長母趾伸筋テープを貼ってみた。

結果は、正解!でした(*^。^*)
それ以来痺れはなくなった。
これで痺れが治まらなかったら腰椎5番を疑ってみるところだったが、そこまではいかずに済んだ模様。

しかし、ダラケていたツケは高く付きます(笑)

「神経性疼痛」?

最近、CMで誰といいませんが有名タレントを使って、
痺れとかの症状を「神経性疼痛」と名付け、
「いいお薬があります」と謳っているものを見掛けます。

しかし、本当にそれで良くなるのでしょうか?

痺れが出るという事は何かしらの原因があります。
その原因が内因的なものも勿論あるでしょう。
その場合ですと、私としては非常に困難です。

ただ、ほとんどの痺れは筋肉等の不具合、
それと持って生まれた骨格による神経や筋肉の走行に由来するもので、
根絶するのは難しいですが、痺れを出にくくするのは十分可能です。

それと、その神経性疼痛の薬というのは、その痺れの出る原因を根絶してくれるものでしょうか?
単に、痺れを感じ刺さない、つまり感覚を麻痺させるだけではないでしょうか?

痺れの出ている方に多い悩みは、
「この痺れは何故出るのか?」、そして、
「ずっとこの痺れは続くのか?」という点に尽きると思います。

例えば、正座した後に脛に痺れが出ても、それで悩む人はいない筈です。
あれは、脛が圧迫されたからという原因がハッキリしているからです。

同じように、腕や足に痺れが出ても、「ああ、こうなったからだ」と判っていれば、
そんなに不安に駆られる事はありません。

勿論、夜もオチオチ寝れないような激しい痺れが出たらそんなに悠長な事は言ってられませんが・・・

ですが、何でもかんでも直ぐに薬、というのは感心できません。
ちゃんと原因を探ってくれる処を探すべきだと感じます。

単に痺れを抑えるだけでなく、その痺れを起こしている大元の状態を改善する、
この事が一番大事なのではないでしょうか。

所詮、薬というのは毒です。
身体に良いと言われる漢方薬でも肝機能に負担を掛けています。

私もこの冬に献血に行った際に、いつもより肝臓の状態を表すGPT値が普段より高いので、
何故かなと思い返したらその時分に少し喉の調子が悪かったので葛根湯をよく飲んでいました。
そういう事でも身体に負担を掛けています。

また、鎮痛剤の類は目前の痛みを抑えてくれるが、
長期服用すると新たな痛みの回路を作ってしまうと言われています。

全く服用するなとは言いません。
ただ、完全に害のない薬などないという事を理解して、
薬を使うなら上手に利用するという事を考えていただければと思います。


「お尻の筋肉を増やしましょう」

4月から定期的に痺れ等で通っておられた40代の大学教授。
来月初めに最低1年のアメリカ再留学を控えておられる為に、
昨日が最後の施術。

左足元の痺れは内臓の関係もあったが、多少坐骨神経痛の傾向は残っている。
ただ、左梨状筋の状態はそんなに悪くはなく、逆に右の方が結構悪い。

この方の場合は、学究生活がかなりハードだった模様で、
運動不足がかなり響いており、まだ40代前半というのにお尻の筋肉、
特に大臀筋が結構落ちている。

自分の母親もそうなのだが、お尻の筋肉がなくなっていくと座位が辛いらしい。
筋肉のカバーがなくなり、直接坐骨が椅子にあたったような感じになり圧迫される。

この方はまだまだ若いのだから、エクササイズで大臀筋を付ければ圧迫はかなり防げる筈。

簡単なエクササイズをアドバイスしておいたので、是非向こうへ渡ってからも続けていただきたい。

左手人差し指・中指の痺れ

月に一度の割で肩こりで来られる40代の男性。

施術中に、「最近左手の人差指と中指が痺れます」との事。

最初は胸郭出口症候群、つまり頚部前部の前斜角筋や中斜角筋を疑ったが、
どうやらそこではなさそう。

次に後斜角筋のリリースをしてみる。
そうするとかなり痺れが治まってきた。
また、後斜角筋と反対の動きをする板状筋のリリースも併せて行う。

すると、更に状態が改善し、痺れがほとんど出なくなった。

所謂、「肩頚腕症候群」でした。

左手甲のザワザワ感、肩頚腕症候群

大学にお勤めの40代男性。

足の痺れや手のピリピリした痺れはかなり治まってきているのだが、
今も左手の甲にザワザワとした違和感を感じられている。

こういう症状は、胸郭出口症候群のように首の前部の筋肉、
前斜角筋や中斜角筋の張りから起こるのではなく、
首の後ろや肩甲骨周りの筋肉の状態が良くない事で起こる。

所謂、「肩頚腕症候群(けんけいわんしょうこうぐん)」。
また、上腕三頭筋(二の腕の後ろ側の筋肉)の機能低下でも起きやすい。

この方の場合、肩甲骨周りの棘下筋・小円筋の張りが非常に強かった。
筋肉の張りが上腕神経を圧迫してしまったと想像される。

近所の女性、股関節痛と坐骨神経痛

以前通われていた近所の60代の女性。

数日前に久しぶりに会ったところ、えらく右股関節を引きずった歩き方をしていた。
かなり痛そうなので、誘って来ていただいた。

4月頃から右臀部に痛みが出てきたそうで、
5月になると股関節にも痛みが出てその頃が一番痛かったらしい。
そして、寝ている時に足先まで痺れが出る事があるとの事。
坐骨神経痛まで発症しているやん。

調べてみると右坐骨リンパ節周辺の固さが顕著。
聞いてみるとやはり左上で脚を組み事が多い。
そうでしょうね~

まず、坐骨リンパの流れを浴するテーピングをして、次に梨状筋テープ。
また、股関節痛の原因の一つとして内腹斜筋の機能低下があったので、テーピング。
それから腸骨筋の機能を上げる足裏への代替テープ。
そして、神経圧迫のあった右腰椎3番・5番に仙椎1番にジェルフィッシュテープを貼った。

仰向けで寝ていても右股関節が弛んだので痛くなくなったとの事。
歩いてもスッと歩けるようになり痛みもマシになったと喜んでいただいた。

週1回程度来ていただいて一月ほどでかなり良くなると思う。


胃や食道の不具合?

手や足の痺れで通われている40代男性。

左の坐骨神経痛はかなり改善してきていると筈なのだが、
足裏のある部分が歩いたりするとザワザワするのが残っている。

箇所を聞いてみると、どうも食道の反射区。
逆流性食道炎の可能性を尋ねると、1年ほど前に検査した事があるそうだ。

試しに、食道と胃の反射区にテーピング。
立って感覚をチェックしてもらうと異常なし。
ただ、長く歩いたりするとどうなったかは次回来られた時に聞かなければ。

どこか悪い処があると、その反射区を刺激すると非常に痛いが、
それが如実に出たのかなと想像される。

アメリカに引っ越しされるので、いろいろとお忙しいのも原因の一つかもしれない。

写真で、足の前の方に貼ってあるのが胃と食道の反射区テープ。
矢印はそちらから貼った、つまり基部の方向を示している。

ちなみに、踵の方に貼ってあるのが坐骨神経の反射区テープだが、
どうも後で考えるとこれは少し場所を間違っていたかも(T_T)

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