月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 楽水庵の顎関節症ブログ > 8ページ目

楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ 8ページ目

痛みは出ていなかったけど、かなり前からの顎関節症

先月に顎が痛くなったという事で来られた30代後半の女性。

かなり顎のラインが左右違っていて、右の外側翼突筋の張りが最初非常に強かった。

ただ、この方の場合は右よりも左の首の張りが強い。
普通首の張りの強い方の顎が傷むものだが、時々クロスしている方もおられるのも事実。

前回が3回目で顎の痛みはほとんど消えた模様だったが、
顎のラインのアンバランスは少しずつ修正されてきているがまだまだあった。

そして、今日4回目。
右の外側翼突筋もかなり状態が良くなり、あと一息というところまで来ている。
因みに顎のラインのアンバランスに気付かれたのは?と聞くと、
25歳ぐらいの時との答え。

実際は10数年前から顎関節症の兆しはあったのだろう。
ただ、現実の痛みとして出てきたのはつい最近。

これもいきなり痛みとして出る人や顎のラインが変わってしまうだけで痛みの出ない人、
本当にさまざまですね。
ただ、実際口が開き難かったり痛みが出ない限り、来院される方はまずないだろう。

そういう意味で、「隠れ顎関節症」の方はまだまだおられるような気がする。

せめて、ちゃんとした入れ歯でも

「やはり奥歯がないと…」で紹介した男性。

今回は外側翼突筋の張りが強くなって来られた。

本来なら、もうこういう痛みはなくなって然るべきなのに
歯がない為に口腔内のバランスが取れず痛みが再発してしまう。

最初からの経緯を述べてみる。

前からの虫歯が進行し、昨年奥歯を10本ほど抜歯。
歯を入れるのにその歯科では歯列矯正をしなければ駄目という。
暫定的に入れ歯を作ってくれたが、その入れ歯が全然合っていない。
入れ歯を作り直してくれと頼んでも、
「どうせ歯列矯正するから意味がない」と言ってやってくれない。

本当にマシな入れ歯さえあればこの方の顎はもう痛くなる可能性はかなり低いのだが・・・

そして、もっと恐ろしい事に、
歯列矯正をしている間に顎が痛くなったらどうする?と訊いたら、
ずっと痛み止めを飲んでくださいとの返答。
歯列矯正に掛かる期間は2年、その間痛み止めを飲み続けたらどうなる?

まあ、そういう訳でこの方はその歯科に行くのをやめて
次を探しておられるのだが、結構この件がトラウマになっておられる。
本当にお気の毒な事です。

来週火曜日に来られる女性が歯科の受付をされているので、
話をしてみてそこの先生が受け入れて下さるのならお願いしようかと相談していた。

やはり奥歯がないと・・・

顎が痛いという事で来院されている30代の男性。
順調に回復されていたのだが・・・

今回来られたら、「また痛くなってきて痛み止めを飲んでいます」との事。
え、何故だろう?

首の張りも強かったが、乳様突起周辺の痛みが強い。
顎二腹筋の関連痛と判断し施術、しかしそれでも痛みが取れない・・・

次に顎の施術をしていくと、内側翼突筋の張りがかなり強かった。
これの関連痛だったのか(^_^;)


そして、どうして内側翼突筋の張りが強くなったのかを考えると、
この方は奥歯が抜けた状態なので、このままだと筋バランスが崩れてしまうのでは?
と考えられる。
内側翼突筋は口を締める筋肉で、それが拘縮状態になっていると思われる。

最初に来られた時は外側翼突筋の張りが強く、
その為に顎の靭帯も引っ張られて弛んでいたが、
それが改善されたのに歯がない為に却ってバランスが悪くなり、
口が締り過ぎるようだ。


通っている歯科では、歯列矯正をしないと歯を入れてくれなかったそうなのだが、
やはり歯を入れないとバランスが取れないと思われる。

しばらくは、自身で内側翼突筋を指でほぐしてもらうようアドバイスをした。

いやいや、それは顎関節症ですよ(^_^;)

腕や腰の悩みで来られた40代の女性。

腰は大腰筋等の股関節の筋機能、腕の痛みは主に首の張りが強かったためであったが、
施術している最中に、「顎関節症ではないと思うのですが、時々口の開閉でバキッと音が鳴ります」
と言われた。

いやいや、それは顎関節症なんですけどね・・・・・

右の首の張りがかなり強く、それが腕に関連痛を起こしているのと同様に、
右の顎の靭帯も引っ張っているので、かなり右顎の靭帯が弛んでいた。

腕の痛みも最初が10としたら1程度になったのと同じく、
顎も首の張りをなくしていったらかなり良くなりますよ。

もちろん、顎の施術をしますが、これは付け足しみたいなものです。



顎、かなり開くタイミングが合ってきました(*^。^*)

京都市の北の方から、顎の不具合とかで来ていただいている20代の女性。

最近では顎がカクカクするなどの不快な症状はかなり消えてきたが、
今回の施術前にチェックすると、まだ右が開くタイミングが若干遅れていた。

具体的には、外側翼突筋の機能がまだ弱いからではあるが、
首とかの張りも結構あったので、それらを入念にほぐす。

ここ数回は、顎の方はかなり目途が立ってきたので、
それ以外の股関節とかの悩み(胡坐がかけない)の方に施術の重心を置いている。

しかし、そういう股関節との状態を更に改善させると、首周りの動きも良くなって、
結果的には顎ももっと良くなる。

そういう考えの下、身体全体の調整をして最後に顎の施術。
左右の口の開くタイミングがほぼ一緒になりました。

毎週遠い所から来て下さっているので、こちらもそれにお答えしなければと思っています。

顎に関しては、後1~2回で問題ないレベルになってきています。

「たった1回でこんなに楽になるんですね!」

しばらく顎が痛いという新規の方が続けさまに来院された。

本当に「顎が悪いという事は首が悪い、そして首が悪いという事は腰も悪い」
というポリシーの元、しっかりと全身を調整してから顎の調整をしていると、
皆さん最初からかなり良い状態になっていただいている。

お一人などは京都市の北の端からバスで1時間半以上掛けて来ていただいている。
本当に逆に京都市の南の端まで来ていただいて誠に恐縮する次第だが、
「2回でここまで楽になるとは思ってませんでした」と言って下さった。

そして、先週やはり顎が痛いという事で来院された女性が、
ご主人が肩や腰が良くないという事で来られた時に一緒に付いてこられた。
「どうですか?」と聞くと「その日は押された処とかが痛かったが、翌日には楽になってました」と。
「本当に1回でこんなに楽になるとは信じられません」と。

まだまだ、昨年には残念ながら若干結果を出せなかった方もおられた。
それを糧にやってきているのが実を結びだしているのかも知れない。
直ぐに天狗になるので(笑)、気を引き締めて今後も施術していきたい。

元気な赤ちゃん産んでください

「もっとも口の開かなかった女性」、
妊娠6ヶ月でかなりお腹も大きくなってきたので、昨日が一応最終。

顎の方は本当に良くなられた。
指を挟んでもらうのに今までは口の開きが少ないので、
こじ開けるような感じで指を入れていたのだが、本当にスッと開くようになった。

つわりは最初からほとんどなかったようなのだが、
最近は妊娠によるリンパ浮腫があるようで、あちこち痛い所が出て困っておられるようだ。

特に肩の動きが少し良くない。
胸が張ってきて、そのお蔭で皮膚・筋膜が下に引っ張られ肩関節に負担を掛けている。
強めのリリースは避け、胸の皮膚・筋膜を動きやすいように誘導。
家でもセルフでやってもらうようにアドバイス。

何はともあれ、顎の問題も解決したので何よりだ。
もう男の子だと判っているそうだが、元気な赤ちゃんを産んでください。


写真で撮ってみると・・・

2日前に顎関節症の悩みで新規の方がお二人(男性と女性)来院。

どちらも右顎の靭帯が弛み顎が左にずれていた。

女性の方は、元々顎がカクカクしていたが、最近痛みが出た模様。
顎のずれも少しなので、1回の施術で口を開けると少しカクカクする程度に改善した。

一方、30代の男性の方は中学時代顎を鳴らす遊びをしていて発症したそうで、ずれがかなり強い。
お二人とも顎関節症の特徴、話をしていて自分の発言をよく聞き返される、があるが、
男性の話し声は完全に顎が邪魔して話し辛そうで、声もかなりこもっていた。
本格的に改善するには少し時間が掛かりそう。

今回つくづく感じたのは、顎のずれというのは普通に見ていてそんなに感じなくても、
写真に撮ってみたらハッキリ判るという点。
ビフォー・アフターもはっきりするので、これからもやっていく必要がある。

男性の方は、声も録音してみてチェックしてみた。
やはり施術後はトーンが明るくなっていた。
口腔内の響きが良くなってきたから倍音が出やすくなってきた為だろう。



顎関節の施術、「え!これで終わりですか?」

腰痛等で通院されている40代前半の女性。

劇的に腰が良くなったようで非常に喜んでおられる。

今日で3回目だったが、前回施術後に「右顎が少しずれているような気がする」と言われた。
では、次にやりましょうか、という事にしていたのだが、スイマセン、忘れてましたm(__)m

3回目の施術後に「顎は?」と言われたので、「じゃあ、やりましょう」と顎の施術。
本当に顎の施術はそれだけだと直ぐに終わるので、「え!これで終わりですか?」
と驚いておられた。

結果は、非常に口が空けやすくなり口元の歪みも少なくなって喜んでおられた。

そうです、そんなものです。
顎自体に掛かる時間はそんなに掛かりません。

それよりも顎に悪影響を与えている体全体のバランスを整えるのに時間が掛かります。

こういう表現をよくします。
「顎関節自体の施術は行ってみれば試合本番です。
しかし、練習をせずに本番だけ臨み良い結果を出せますか?
中にはそういう方もおられるかも知れないけど、
ほとんどの方は練習しなければ試合本番で良い結果は出せないでしょう。
だから、その土台を作るのに時間を掛けているのです。」と。

これが今の私の心境です。

噛む力が強くなって・・・(T_T)

「歯列矯正するべきかどうか」迷っておられた30代の男性。

まだそれから歯医者には行けていないそうだが、顎の方が更に良化。
痛みはほとんど感じていない模様。

この状態で歯列矯正する必要はないのでは、とアドバイス。
本人もあまり向こうが勧めるのなら歯科を代えようかと言っておられた。

そして何より噛む力が凄く強くなった。
前回施術した時もかなり力が戻っているとは感じていたが、
今回押さえている自分の指を噛むのが強い、強い…お蔭で指が痛かったです(笑)

これは内側翼突筋や咬筋の収縮力が戻ってきたからで、
まあ自分の指は痛かったですが(^_^;)、本当に良くなって来られて何よりです。

<<前のページへ345678910111213

« 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ | メインページ | アーカイブ | 過去のコラム »

このページのトップへ