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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ 5ページ目

やはり、顎のトラブルには全身のチェックが必要

こんにちは、京都府の西南部 長岡京市でアゴのトラブルの専門院をやっている楽水庵です。

私が本格的に顎の施術をやりだしたから、2年半ほどになります。
殆どの方が症状が改善され、「楽になった」と喜んでいただきましたが、正直に言いますと若干「変化を感じられなかった」という方もおられたのも事実です。

それは何故か?
症状の強い方はもちろん1~2回で完全にスッキリとはいきません。
紆余曲折がありながら最終的に悩みが解消していくのですが、その過程も人様々です。
そして、一番大事な事は、顎の症状が何故出るのか?その原因をしっかりと見極めなければ、単に顎の施術をしただけで良くなる事は、(特に症状の重い方には)難しいからです。

アゴの症状(顎関節症)に一番関係が深いのは首の問題ですが、それも首だけ施術すれば良いのか、というとそうではありません。
私が顎の施術しだしてから上手くいかなかったケースなどは、まさにその典型なのです。

興味深い事に、腰や他の悩みで通われている方々に、「顎もやるよ」と言って、そういう方々が「実は顎も悪いんです」と言われてさせてもらった分は皆さん良くなられました。
ところが、顎の悩みだけで来られた人の中で改善が見られない方が若干おられたのです。

では、その理由は何か?と考えた時にやはり、「全身のチェックをしていなかった」という点がありました。

この頃口癖で言ってますが、『首の悪い人は腰も悪いし、腰が悪い人は首も悪い」という事を実践できていなかったのです。

それに気付き、以後は顎の悩みだけでお越しになった人でも必ず全身の調整をするようになりました。
もちろん、先ほど書いたように時間が掛かる方もおられますが、以後は皆さん最初から変化を実感していただいています。


その典型的な例を紹介したいと思います。

ご主人共々通っていただいている30代の女性ですが、この方も私が顎をやりだした時に施術させてもらい、それから顎はずっと楽なままでおられました。

ところが、家で姑さんの衣服を整理していたら急に顎が痛くなって口が開け辛くなったようで、丁度ご主人の施術をしていた夜に電話が掛かってきて「今からやってほしい」との事。
こちらも夜遅くなので、そんなにできないし取り敢えず首から上だけでもという気持ちで受けました。
向こうも、ちょこっと顎をやってもらえれば楽になると思っておられたようです。

ところが、あまりにも首の張りが強く、施術前に比べれば楽にはなりましたがまだまだスッキリできない状況。
これは首の問題だけではなく、腰もしっかりやらなければいけないと感じ、数日後にまた来てもらいました。
本人に翌日聞いたところ、また姑さんの衣服の整理を再開したら段々と痛くなってきたと言われていました。

そして数日後、下半身からしっかり調整していくと、それだけでも首が楽になってきて顎も然りになりました。
それから、首やアゴの調整をするとスッカリ良くなられました。

一番の原因は「腰」だったのです。
恐らく片付けしている姿勢の問題で腰のバランスが崩れ、それが首に影響を及ぼし最終的に顎の痛みになったのです。

やはり、顎をする時は時間を掛けてしっかり全身の調整をしなければいけないと再認識させられたケースでした。

楽水庵


「声が出しやすくなったので、よく他人と話すようになりました」

皆さん、お元気ですか。
顎の痛みや口が開きにくいとのトラブルに対する施術を行っている、京都の長岡にある整体院 楽水庵です。

左顎がカクカクして、更に声が出しにくいとの症状があり通っている女子大生。
口が開きにくい事はないのですが、顎のカクカクは3回目の施術までは続いていました。

3回目の施術の際に側頭部の緊張をかなり解くと、今回来られた際にはカクカクはかなり小さくなったとの事でした。
そしてまた施術を行うとまた更に音が小さくなりました。
まだまだ良くなるでしょう。

そして、1回目の施術で「声が出しやすくなった」と言ってくれた(リンク参照)のですが、聞いてみると益々声が楽に出るようになったそうで、最近は良くバイト先とかでも他人と話をするそうです。

少し塞込む事も多かったそうですが、こういう事で解消していってもらえれば嬉しいですね。

楽水庵

側頭筋の張りがかなり強いのが「顎がカクカク」の原因?

お元気ですか、京都の長岡京市でアゴの悩みを解決しているスポーツ整体院 楽水庵です。

20代前半の「左顎がカクカクする」、「声が出にくい」といった症状で通われている女性の3回目の施術を先日行いました。
全身的にいろいろトラブルを抱えておられる方なので、それらを少しずつ解決していっています。
外反母趾もあり、テーピングをアドバイスし自分で貼ってもらっています。
非常に歩きやすいとの事です。

さて、肝心の左顎の方ですが、結構手強いです(^_^;)
声は出やすくなっていますし、噛む力もかなり回復しています。
最初来られた時は、他の顎関節症で悩んでおられた方々同様に食事にかなり時間が掛かっていたようですが、それも今ではほぼ戻っています。

ただ、まだ『カクカク』がなかなか・・・
若干口を開けた時に左右差が見られます。
う~ん、確かにこういう症状の方はカクカクするのが治まるのに時間が掛かりますが、そろそろカクカクしなくなってほしい処なんですが・・・

この方の場合は、非常に側頭筋の張りが強く、その為に「側頭骨下顎骨靭帯」という靭帯が引っ張られかなり弛んでいます。
頭部全体に張りがありますが、頭頂部と左側頭部の張りが特に強いのです。
その為に、側頭筋の張りが靭帯を引っ張り、なおかつ外側翼突筋という顎関節奥の筋肉を引っ張っています。

なかなかスッキリした結果を出せずに私自身も歯がゆいですが、下半身の状態はかなり改善してきています。
頭部・肩・首にネガティブな影響を与えている要因は少しずつ減少してきています。
単に顎関節の調整だけでなく、周辺の環境を整えつつ更に良くなっていただいて『カクカク』も出なくなるようにさらに努力していく所存です。

楽水庵

「声が出てくるようになりました」

お元気ですか、アゴにまつわる様々なトラブルをお助けしている、京都府長岡京市にあるアゴ専門院 楽水庵です。

先日初めて来られた女子大生。
13歳の時に一度口が開かなくなって、その時は歯科医でマウスピースと口腔内のマッサージで改善したそうなのですが、最近親知らずを抜いてから左顎がカクカクしだしました。
それと声がこもり出して、よく他人に聞き返されるようになりました。

webで検索して、私のブログにご自身と似たような症例が見掛けられたので来てくれたそうです。

おそらく今回の直接原因は、親知らずを抜いた際に左の側頭骨下顎骨靭帯が弛んでしまった事、そして声がこまりがちなのは左の外側翼突筋が硬い事なのですが、それ以外にも肩こり・首こりを含め全身の状態が良くありません。

そこで全身のバランスを整えていくと、まだ下半身の調整をした段階で会話している間に声のトーンが明るくなってきているのが感じられ、そうしている間にご自身も「声が出しやすくなってきました」と言っていました。
やはり声を出すのは口腔内だけではなく、全身のバランスも深くかかわっているのだと再認識されました。
特に内転筋(大腿部の内側)は首と深く関わっているので、内転筋の張りが改善されると首も楽になる方が結構おられます。

では、何故内転筋が張るのか?
そのほとんどの原因は足の形が悪いから、特に横アーチがない「開帳足」の為に『踵・母趾球・小趾球』の3点で身体を支持できでいない事が非常に多いのです。
下の画像の方も横アーチが全くないどころか逆アーチになっています。

tokura_20150420.jpg











この状態を放置しておくと、足元のバランスが崩れたままで重心が大腿部の外側、腸脛靭帯の方に掛かってしまい逆に内側の内転筋は引っ張られ張りが強くなってしまいます。
対処療法だと内転筋の張りを弛めるだけで良いのですが、根本的に改善を目指すなら足元にテーピングをして更に下腿部のエクササイズを続けてバランスを回復する必要があるでしょう。

話を女子大生に戻すと、初回の施術では側頭骨下顎骨靭帯の弛みを止める事はできていません。
しかし、全身のバランスが良くなり外側翼突筋の張りも弛んできたので、カクカクする症状は後数回で消えていくと思われます。
何よりも施術しだして直ぐに声が出しやすくなったのは、かなりの収穫だと自負しております。

楽水庵

結構「くすぐったい」内転筋、アゴ・首に問題ある方は尚更

こんにちは、京都府長岡京市で顎・首の悩みを持っておられる方への施術を行っている楽水庵です。

最近「ヒットマッサー」というツールを購入し施術に利用していますが、結構多くの方が内転筋をヒットマッサーでほぐしていくと「くすぐったい」と言われる事が多いですね。

「くすぐったい」という事はそこの筋肉がかなり疲れている場合がほとんどです。
従来の「筋肉・筋膜リリース」では「痛い・イタ気持ちいい」という感想が多かったのですが、ヒットマッサーでより強い刺激を与える事ができるようになったからでしょう。
この感覚は身体表面にしかない感覚です。
それだけ皮膚・筋膜の流れが良くないという事だと解釈しています。

内転筋は大腿部において一番筋肉量があるところです。
ここを上手く使えれば更に下半身のパワーが生まれますし、逆に内転筋の状態が良くないと様々なトラブルが起こります。

また、内転筋は全身の筋膜の流れでアゴや首と密接に繋がっています。
内転筋をほぐすだけでアゴや首が随分と楽になられる方もおられます。

またハムストリングと隣り合わせにあるので、内転筋の機能低下はハムストリングの機能低下も招いてしまう事もあります。
この間来られた50歳の男性ですが、その日の朝足の爪を切ろうとしたら右足が寄せにくかったそうです。
チェックしてみると右の股関節の屈曲が良くありませんでした。
そこで内転筋をヒットマッサーでほぐすと結構「くすぐったかった」ようですが、股関節の屈曲はスムーズにできるようになりました。
このように、一見ハムストリングの問題と思われていたのが、実は内転筋が原因というケースがあるのです。
それに腰椎や仙椎の流れが良くないと内転筋の機能低下を招きます。
腰椎1-3番、仙椎2番がそれに当たります。

このようにアゴ・首の問題はその部分の問題だけではなく、全身のバランスの乱れから起こっている場合が多くあります。
少し遠回りに見えるかも知れませんが、全身のチェックは欠かせないと私は確信しています。

楽水庵

hitmasser_20150407.jpg





段々と口が開かなくなるのと肩の靭帯の関連性

お疲れ様です。「口が開きにくい」、「口を開けると顎が痛い」、「口を開けると顎がカクカクする」等のアゴの症状の専門院、京都府長岡京市の楽水庵です。

本日2回目の顎の施術でお越しになった50代の男性。

今まで私が施術してきた顎のトラブルを抱えた方達は、ほとんどが「朝起きた時に口が開きにくい」症状がほとんどだったのですが、この方は朝起きた時が一番楽で、そこから段々と口を開けるのが辛くなっていくそうです。

何か日中の動作で顎にネガティブな動作をしていないか?そこからチェックしていきました。
少し首を傾げる癖もお持ちなのですが、それだけではない筈・・・

すると、左右共に烏口靭帯に弛みがあるのが判りました。hitmasser_20150407.jpg左の方が特に弛んでいました。
試しに写真右のようにヒットマッサーを持ってもらうと、左手の方が支えにくかった。

これで合点がいきました。
夜寝ている間は(寝相がそんなに悪くなければ)左肩に負担が掛かるような事はないのですが、起きている間は、例えば車を運転するような動作でも左肩や左腕を動かします。
その際に、この方の場合は「棘上筋」という首の付け根から肩の付け根に走っている筋肉に負担が掛かっていました。
棘上筋の首の付け根側に負担が掛かると、首の後ろ側を走っている他の筋肉にも影響を与えます。

どうやら、これが一番の原因だったようです。

烏口靭帯が弛まないようにテーピングして顎を含めた施術を行うと、今まで起きた時に指2本分と言っておられた口の開きが目測で3本ぐらい余裕で開いていました。

後は昼間起きておられる時に前述の段々と開きに辛くなるのが解消していけば、このアプローチが正解という事になります。

肩の靭帯と顎の関連性は、今回初めて体験しました。
ひょっとしたら、今までにもあったのかも知れないが見落としていた可能性もあります。
そういった方達がおられたのなら申し訳ない気持ちと、これからはもっと様々な症状の方にも対応できるよう努めていく所存です。

楽水庵

顎関節症にレーザー治療は効果的か?

顎が痛い、口が開きにくい等の顎関節症のトラブルを専門にしている、京都府長岡京市の楽水庵です。

今回来られた50代の男性。
元々歯医者さんで口が開きにくかったそうだが、それほど深刻なものではなかったそうですが、この1月から左顎に痛みが出て耳の辺りが詰まった感じがあるとの事。

知り合いの整形外科で何度かレーザー治療をしてもらったが、直ぐに効果が消えたそうです。

逆に自分には、レーザー治療が顎関節症に多少効果があるのを知って驚いています。

ただ、それだけでは改善していくのは難しいでしょう。

このブログ等で何度も書いていますが、顎関節症というのは「全身の」アンバランスの結果として出てくるもので、顎周辺を調整しただけで良くなるのなら
そんな楽な事はありません。

かっては自分も顎関節症なら首から上の調整で何とかなると考え、そうしていて結果の出た方も多くおられましたが、中にはそれだけでは良くならなかった方もおられました。
禅問答みたいなものですが、『首の悪い方は腰も悪く、腰の悪い方は首も悪い』のです。
そんな事はないと思われている方は、単に不調を感じておられないだけです。
検査をしてみると必ず悪い処は出てきます。
自覚できるようなものなら、かなり症状が進行しているという事なだけです。

今回来られた方も舌骨の左側の動きが良くありませんでした。
舌骨の動きが悪い時、私は大腿部の内転筋を診ます。
やはり、この方も内転筋の張りがありました。

そういう悪要因を一つ一つ取り除いてから、顎への直接アプローチをしています。
だから、自分の施術は時間が掛かります。
10分~20分で施術を終えてほしい方は当院に来られない方が賢明でしょう。
そこまでやるから効果が続くのだと自負しています。

前述のように首から上しかしていない時は、初回は2~3日で効果がなくなってきました。
しかし、その頃から常連だった方々で顎の痛かった人には全身の調整をしてから顎の施術をしていました。
そういった方は初回から効果がかなり持続していたのです。

そう考えると、レーザーを当てるだけでは効果が持続しないのは自明の理です。
全身の調整をして、私が顎への直接アプローチする代わりにレーザーを当てるのなら効果はあるでしょうね。

楽水庵

「右耳が中耳炎のような感覚が続いている」

こんにちは、京都府の長岡京市でアゴ専門院をやっている楽水庵です。

さて、大阪のど真ん中から来て下さった20代の女性ですが、右首が詰まった感じがあり、また10年ほど前から右耳が中耳炎のような状態が続いているとの事。

若干舌骨の動きも良くなかったが、一番の原因は胸鎖乳突筋に外側翼突筋。
胸鎖乳突筋の張りが強く、それが顎関節を引っ張り、その為に外側翼突筋が硬くなってしまったと考えられます。

胸鎖乳突筋と外側翼突筋の張りを解消すると、中耳炎のような症状は消えた模様で大変喜んでおられました。
顎関節症の症状の一つでしょう。

胸鎖乳突筋に関しては、右目が左に比べ悪いのもその原因の一つかも。
右の方にある物を左目で見ようとして右に首を回すのが多いのかも知れませんね。
そうすると右の胸鎖乳突筋が伸ばされる事が多いのです。

やはり彼も舌骨の動きが悪かった、「頭で思っている事が・・・」

こんにちは、顎の悩みを解消するべく毎日励んでいる、京都府長岡京市の楽水庵です。

顎の痛みで箕面から通ってくれている男子大学生。
実家が播州で先週帰っていて、少し間隔が空いたら咬筋の張りを訴えていた。
う~ん、少し寝ている間に喰いしばりがあるのかも。

段々と痛みは解消している。
ただ、前回嚥下(唾の飲込み)とかは大丈夫と答えてくれたが、やはり舌骨の動きが悪いよう。
そして、「頭で思っている事がスッと口について出てこない」とも言っていた。
これは舌骨の調子が良くない人に現れる兆候。
ただ、自分のように頭に浮かんだ事を直ぐに口に出していると敵を多く作ってしまうが(笑)

舌骨の動きの良くない人は大腿部の内転筋の張りも強いのが特徴。
深層筋の筋膜の流れが乱れている。

今までの施術にそういった点を留意して調整すると、舌骨の動きも良くなり楽になってもらえた。


テレビで椿 鬼奴さんの顎関節症をやってましたね

こんにちは、顎の専門院 京都府長岡京の楽水庵です。

最近テレビを見ていたら、顎関節症を結構取り上げてますね。
昨日も朝の番組でやっていましたし、先週のバラエティ番組で椿 鬼奴さんが何故顎関節症になったのか、というクイズをやっていました。

何でも高校生の時にインド舞踊の首振りの真似をしてから顎が痛くなったそうです。
かなり首を傷めたのでしょうね。

あの首振りは胸鎖乳突筋や前斜角筋・中斜角筋に負担を掛けると思われます。
特に胸鎖乳突筋・中斜角筋は乳様突起付近に繋がっているので、ここを傷めると顎関節を引っ張ってしまうので鬼奴さんのように口を開けると痛くなります。

鬼奴さんのガラガラ声は酒焼けと思い込んでいましたが、確かに声も少しこもり気味で顎関節症の方に多い兆候です。
顎関節付近の筋肉が固くなると、口腔内で声が上手く反響しないので倍音が出ません。
音や声が良く響くのは倍音成分が多いからであり、それが少ないのであれば響かないし通りません。
私自身も多少顎関節に問題がありますが、幸い外側翼突筋等の筋肉の状態は悪くないので声は良く通ります。
お蔭でヒソヒソ声で話しているつもりでも、結構離れている人にも聞こえるようで(笑)困ったものです(^_^;)

テレビで見ただけなので実際に診てみなければ判りませんが、鬼奴さんの症状なら私の施術でかなり改善できると思います。
まず首の状態を良くして、外側翼突筋をほぐせば口は開きやすくなります。

まあ、仮定の話はあまりしない方が良いんでしょうが・・・

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