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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ 3ページ目

「中学の時に大笑いしてから右顎が引っ掛かった痛み・・・」

「アゴ・首・スポーツ障害」を専門とする、京都府長岡京市 楽水庵です。

最近来られた予備校生の男性ですが、中学時代に大笑いした時からずっと顎に痛みを抱えておられました。
特に右顎の引っ掛かりが強いとの事。

その右顎の引っ掛かりですが、側頭筋の張りが強いのが一番の原因でした。
また右菱形筋の張りが強いのも、その即頭筋の張りを助長していたようです。
菱形筋の張りが強いと、その奥にある大動脈を圧迫する為に同側の頭部への血流が滞ります。
その為にどうしても側頭部の筋肉が硬直しやすいのです。
そして、側頭筋は口を開く為の大事な筋肉でもあるのです。

まず菱形筋等を調整して、側頭筋、特に側頭骨と蝶形骨のジョイント部分の硬くなっている部分をほぐして、顎自体へのアプローチをすると2回目の施術で大幅に引っ掛かりが消え顎の動きが軽くなったと喜んでもらえました。

うちでの施術は後数回で良いと思います。
自分自身で側頭筋の硬くなりやすい部分をマッサージして、以前のブログで紹介した舌の動き(リンク参照)をしておけば大丈夫だと思います。


楽水庵

顎関節症の人にお奨めのエクササイズ

顎の施術も得意としている、京都府長岡京市の pain buster & performance upper 楽水庵です。

顎のトラブルで通われている方に共通しているのは、舌を動かすのが苦手だという事です。
よくテレビでやっている舌をグルグルと回すようなものではなく、舌を丸めて舌自体の幅を狭めたり元に戻したりします。

学生時代舌の動きが器用な友人がいて、彼の下の動きを想い出しながらやってみると、これが非常に顎を動かす咬筋・舌骨筋・外側翼突筋・内側翼突筋等を刺激するのが実感できました。

また近いうちに動画を撮ってアップするつもりですが、あまり見てくれは良くないでしょうね(^_^;)

とりあえず文章で説明すると、舌の表の先端を下前歯の後ろに付けて舌全体を丸めます。
その状態で前述したように舌を狭める・元に戻すを繰り返します。
これは舌骨筋や咬筋に聞きます。

これができるのなら、次に舌を裏返し、裏返した先端を上前歯の後ろに付け、表同様の動きをしてみます。
これは外側翼突筋や内側翼突筋を刺激します、つまり頬骨の下の縁辺りに力が入っているのが判ります。

ただ、顎のトラブルを抱えた方にいきなりできる事はほとんどありません。
ほとんどの方が舌自体を狭めたりする事ができず、舌ではなく唇の幅を変えたりしているだけです。

顎のトラブルは全身のバランスも関係しているので、それも調整する必要があります。
ただ、それでも顎関節周りの筋肉を上手く動かせないのも確かで、全身のバランスが良くなってもここの機能向上がなければ再び悪い状態に陥る可能性が高いでしょう。

気になる方は、是非一度試してみてください。


楽水庵

股関節のエクササイズをすると顎が楽に・・・

京都市の南西に位置する、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門」 楽水庵です。

当院に1年半以上通っている男子大学生ですが、全身に様々なトラブルがあり、今でも時々左顎が痛くなります。
この痛みに関しては、顎自体の問題はもうほとんどなく、仙腸関節を含めた腰、それに全身の状態がもっと良くならなければなくならないでしょう。
最初に来た時に比べ見違えるようによくなっていますが、それでもまだまだ解決しなければならない処が結構あります。

その彼が以前ブログ(リンク)で紹介した股関節のエクササイズをすると、顎の痛みが結構軽くなると言っていました。
これは中殿筋と小殿筋のコンビネーションを良くする為に考えたものですが、これをする事によって仙腸関節も動きやすくなります。
それが顎に好影響を与えていると考えられます。

顎だけでなくどこの部位でもそうですが、痛みをその痛みが出ている部位だけで考えると問題解決にならない事が多くあります。
くどいほど書いていますが、顎の問題も全身のアンバランスから来ている事がほとんどです。

今このブログを読んでおられる貴方に顎の痛みが出ているのなら、一度このエクササイズ(リンク)にチャレンジしてください。
この彼のように痛みが和らぐ可能性があります。


楽水庵

後は内側翼突筋がもう少し・・・

京都市の南西、長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害」専門院 楽水庵です。

2年ほど前から右顎がカクカクするという事でお越しになった30代の女性。

いつも書いている事ですが、顎関節症は全身のバランスが崩れた際に起こる症状で、そしてこれは誰でも起こり得るものです。
ただ、元々歯並びや骨格によりなりやすいか・そうでないか、の違いはあります。


さて、顎がカクカクする原因として、まず仙腸関節の動きがあります。
それと主に側頭骨下顎骨靭帯の弛みによって起こるものですので、側頭筋の緊張も原因の一つです。

ですから、顎関節を良くするには全身を整えていかなければいけません。

そうしてやっていて2回目の施術で更に良くなられましたが、右内側翼突筋の固さが結構ありました。

という事は、顎と頭蓋骨を繋ぐもう一つの靭帯 「蝶形骨下顎骨靭帯」も弛みが出ているという事です。
少し言い訳が入りますが、この靭帯も調整したつもりだったのですが・・・(^_^;)

施術で固さはある程度緩和しましたが、まだまだ柔らかくなってほしいところ。
そこで、口腔内での舌回しをアドバイスしましたが、忘れていました、もっといいエクササイズのある事を!
舌を裏返しにして、少し丸め先端を上の歯の内側に置き、その状態で舌の幅を狭めたり広げたりするものです。
これをすると内側翼突筋がかなり鍛えられます。

ホンマにうっかり忘れてましたm(__)m

楽水庵



「自分史上最高に口が開く!」

京都市の南西、京都府長岡京市にある「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

この間のブログで紹介した、テニスでサーブ練習をし過ぎて首を傷めた20代男性の続きです。

彼は、それまで3ヶ月に一度の割合で顎が痛くなっていたそうです。
それが、昨年春から当院に通いだしてから症状は出てなかったそうなのですが、今回首をかなり傷めた事により症状が出てきました。
それも右顎。

いつも書いている事ですが、所謂 『顎関節症』 のような顎のトラブルは、そのほとんどが 『症状』 です。
どんな人でも身体の状態如何では起きえます。
ただ、顎の構造上起こりやすいか・起こりにくいか、だけの違いなのです。


今回の彼の場合、前ブログで紹介したように、上腕浅筋膜のねじれが強くなり首の痛みを誘発しました。
その原因を除いてからでないと、いくら顎に直接アプローチをしても根本的には良くなりません。

上腕浅筋膜を含む全身の調整→首・頭の調整→それで最後に顎へのアプローチに移ります。

結果は非常に良好で、「自分史上最高に口が開く」と喜んでくれました。

アスリートでもどこか体のアンバランスで顎が痛くなったりする事があります。
是非一度当院にご相談ください。


楽水庵 水谷

「喘息テープ」、顎にも効果あり!

京都市と高槻市の間にある、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

この前風邪明けの女性が「まだ息がゼーゼーする」というので喘息テープを貼って楽になってもらいました(リンク参照)。

その喘息テープですが、顎の弱い方に貼ってみるとかなり顎も楽になる模様です。

もちろん顎の症状が結構重い場合、これだけでスッキリという訳にはいきません。
ただ、舌骨の動きも良くなり、更にこれによって胸が開く=背筋が伸びる、呼吸が深くなる等の効果もあります。

それにこのπテープによる喘息テープだと皮膚にもそんなに負担になりません。
最近では、顎の症状を訴えられる方に一応試しています。

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仙腸関節とひらめ筋の関連性

こんにちは、京都市と高槻市のほぼ中間にあたる長岡京市でスポーツ整体院を営んでいる、楽水庵 水谷です。

「アゴ・首・スポーツ障害専門院」とさせていただいていますが、その「アゴ・首」と密接に繋がっているのが腰の「仙腸関節」です。
いつも言っている事ですが、「首の悪い人は腰も悪く、腰の悪い人は首も悪い」のです。
自覚症状があるかどうかの問題だけで、検査をするとほぼ陽性が出ます。

さて、仙腸関節ですが、これも「逆もまた真なり」という事で、特に首の神経の通りを良くするだけでかなりの改善をする事も多々あります。
ただ、仙腸関節の動きをもっと良くしようとするなら、股関節及び下肢の調整をしていく必要があります。

その中でも股関節の筋肉は仙腸関節に繋がっているのでまだ判りやすいと思います。
梨状筋・中殿筋・双子筋・閉鎖筋、etc

しかし、案外見落とされがちなのが下腿部の「ひらめ筋」
ひらめ筋は単関節筋で膝関節とは直接繋がっていないのですが、浅筋膜の流れの関係でしょう、仙腸関節との関連性が非常に高い。
という事は、ひらめ筋由来の腰痛もあるという事です。

「足首を緩めれば首が楽になる」とも言われていますが、ひらめ筋を調整するという意味なら正解でしょう。
それだけで腰痛が全く無くなるかどうかは別として・・・・・

特にデスクワークの方(学生も含めて)は椅子に座りっぱなしが多いので、どうしても普段からひらめ筋が伸ばされっぱなしになっています。
時々踵を上げて収縮させてあげると、それが仙腸関節を含めた腰に効果があり、それが引いては首やアゴにも好影響を与えてくれるでしょう。


楽水庵

「首が詰まって歯茎が浮く」

京都と大阪の中間地点 長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

今日来られた常連の50代男性。
元々顎の症状でお越しになられた方なのですが、年末年始でかなり首が詰まってしまい歯茎が浮いてしまった状態に。
そこで顎の施術を久しぶりにやってほしいとリクエストされました。

しかし、歯茎が浮いているのは顎のせいではなく、首が詰まって特に側頭筋への血流が阻害されている者と判断して、頭部の施術までにしておきました。
それでも歯茎はかなり楽になったようです。

顎の施術等は、直接顎の施術を行う前でおおよそ8割は終わっています。
まず周りの環境を整えてからでないと、効果が出ない・出たとしても長続きしないのです。

もちろん、やる時はやりますが、今回のケースでは必要なかったと思っています。


楽水庵

男子大学生、就活等でアゴがまた痛くなる

京都府長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害専門院」を開いている 楽水庵です。

「口を開くと顎が痛い」・「口を開くと顎がカクカクする」・「食事で物を噛んでいると顎が痛い」等の所謂 『顎関節症』の施術も行っております。
これはあくまで症状であって、大なり小なり条件が揃えば誰でも起こりえます。
ただ元々のアゴの構造(歯も含む)が頑丈かそうでないかの違いでしかないでしょう。

そして、症状が改善して痛み等をほとんど感じなくなっても『完治』というものはないでしょう。
単に症状が出なくなっただけで、再度条件が揃えば痛み等が起こりえます。

また、何度もブログ等で書いていますが、顎の症状は口腔周りだけの問題ではないのです。
頭部の、首の、またそれらに大きな影響を与えている腰の問題でもあります。
ただ、症状を自覚しているかしていないか、の違いにしか過ぎません。

正直、顎の施術をしだして最初の頃は直接手技に頼っていました。
しかし、最近では上記の要因によって顎の症状が出ている事をより重視してますので、口の開きの左右の違い等は首の簡単な調整で済むのが判ってきた事もあり、それほど直接手技に頼る事はなくなりました。
それよりも、顎に負担を掛けている他の症状を解消する方を重視しております。

とはいえ、やはり直接手技をした方が良い場合も勿論あります。
経験から「カクカクする」といった靭帯の弛みで起こる症状は、仙腸関節や側頭筋を調整する方を優先した方が良いのですが、顎関節の奥の外側翼突基筋の癒着みたいな場合は直接手技もした方が良いと思われます。

さて、昨年の秋から通っている男子大学生です。
最初は、顎が痛いという事で来てくれたのですが、高校生の頃から色々なトラブルを抱えていて、このままでは社会人の生活を送るのは難しいといった状況でした。

それが徐々にですが全体的に改善してきて、彼も最近は就活に励んでいるようです。
首とか腰、足首とかはまだ完全にスッキリとはいきませんが顎に関してはそれほど痛みはなかったようです。

ところが今回は直前にインターンを3日間やってきたそうで、緊張していたのと座りっぱなしだったのが答えたか腰にかなり来ていたとの事。
それにつれて左顎も結構痛いと。
また、左の親知らずを治療したのも影響していたようで、少し歯が当たる場所が変わったのが関係しているのでしょう。

そういう訳で、全身の調整をした後に久しぶりに顎の直接手技を行いました。
靭帯とかは大丈夫だったのですが、やはり左外側翼突筋の張りが強く、結構奥の癒着がありました。
それがほぐれたので、痛みはだいぶ治まりました。

直接手技をしなければいけない状況とは、かなり全身のバランスが崩れている時なので、普段からそうならないように調整していく必要がありますし、彼自身もエクササイズ等で整えてもらいたいと思います。

楽水庵




「口を開きやすくするには」このテープが効果的

京都府の長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害」専門院をやっております 楽水庵です。
最近の当院における、「口が開きにくい」「顎がカクカクする」等の所謂『顎関節症』へのアプローチを書かせていただきます。

当初は顎の施術を始めた頃は、それこそ首と頭部をある程度ほぐし、それから顎の奥にある筋肉(外側翼突筋、内側翼突筋)等への直接アプローチで十分と思っていた節がありました。
またそれで効果が出て楽になられた方も多くおられました。

しかし、少数でも効果の出なかったた方がおられたのも事実です。
そしてそれから学ぶ事も多くあり、やはり「顎のトラブルは全身のトラブルのサイン」と確信するようにいたっております。

確かに首の張りや頭部の張りは顎に直接影響を及ぼします。
ただ、何故それらの張りが起こるのかを考えると、大きな要因として「腰」、特に仙腸関節の動きが首のトラブルに深く関わっているのが判ってきました。

仙腸関節、つまり仙骨と腸骨を繋いでいる関節の動きが悪いと、即仙骨の動きも悪くなります。
仙骨と頚椎は関町の両端です。
仙骨の動きが良くないと、バランスを取ろうとして頚椎の動きもおかしくなります。
ですから、まず仙骨の動き、特に仙腸関節の動きを良くしてあげる必要があります。

現に仙腸関節の動きが良くなるだけで、「口が開きやすくなった」と言われた方はかなりおられます。
そこから顎の改善は入っていかなければならないでしょう。

そして、首全体の動きの改善を図ります。
最近は筋肉の動きもチェックしていますが、それ以上に頸椎から出ている神経が上手く伝わっているかどうかを重視しています。
以前はリリース主体で首をほぐしていましたが、現在は首の神経へのアプローチと一緒に首の筋肉のエクササイズを行い、最後にリリースを少し掛けます。

最近の傾向として、「必要以上のテープは貼らない」ようにしています。
良かれと思って貼って、本来の動きの邪魔をする事も学びました。
「1+1=2」にはならないのが、この世界です。
それでも「口が開きにくい」場合に、このC2という神経にアプローチしたπテープは効果的で、大抵の方はこれを貼ると直ぐに「口が開きやすく」なります。
その上で、頚部や頭部(特に側頭筋)をほぐすと更に口は開きやすくなります。

c2_kinesio_20151128.jpg











最後の仕上げとして、顎の筋肉への直接アプローチ。
こういう形で、今は顎のトラブルに対処しています。

人の身体はそれこそ千差万別。
先に挙げた仙腸関節の動きにしろ、動きを阻害している原因の筋肉は人によって異なります。
カイロプラクティックでは、仙腸関節の動きを良くする大技がありますが、筋力の弱い方に掛けるには少しリスクが髙過ぎると思います。
カイロプラクティックは確かに代替医療として成果を上げている面もありますが、少し日本人向きではない面も見受けられます。
仙腸関節の動きを阻害している筋肉を特定して、その筋肉の機能を回復させ、それから仙腸関節の動きを改善する方が良いと私は思います。

良くなっていく過程もまた人それぞれで、こればかりはこちらも読めません。
ただ、何回か施術を続ける事により、口の開きやすさ・「カクカクする」症状等は解消されていきます。

歯科医や口腔外科の方々が言われる「噛み合せ」も一つの原因だとは思います。
ただ、それだけで解消するほど人間の身体は簡単にできているとは私には到底思えないのです。

楽水庵

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