月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年4月

楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年4月

「指を曲げようとすると痛い・握力が出ない」

「長靴を履くと更に膝が痛い」という症状だった60代の男性。

別にも悩みがあり、それは指を曲げようとすると痛みが出て握力も出ないとの事。
寝ている間にも痛みとかジーンとした痺れが出るらしい。

数年前に自分でログハウスを建てる際に電動ドリルを多用し、それ以後症状が出ると言われた。
ちなみに病院へ行き、「何とか症候群と言われた、横文字ではなかったな~」って、オイオイ(^_^;)

膝の方を済まして、指の方を診る。
症状は両手とも出る。

手根管の処の皮膚が非常に突っ張っている。
あー、なるほど、「手根管症候群」と言われたんだな・・・

前腕の皮膚・筋膜の動きを調べる。
かなり内側に筋膜がずれている。
それと右はかなり回外筋も傷めている。

滋賀県の高島市なので、滅多に行く事もないから自身で貼れるテーピングの方が良いと判断。
前腕の筋膜を外に戻すテーピング、それと手根管周辺の皮膚を弛めるスリットテープを両方に。
右はそれにスネークテープを貼っておいた。

翌朝、「右は少し痺れがあったけど左は全然問題なかった」と言われた。
しばらくこのテーピングとエクササイズをするようにアドバイス。
エクササイズといっても、単に筋膜が内にずれないようにする為のもの。
具体的には、指を伸ばす・その後手首を背屈・そのまま回外する、といった簡単なもの。
これだけでも毎日してもらえれば徐々に症状は消えて行ってくれる筈。

まあ、たまには高島市に行ってもいいかな~と思っているが・・・
そこの隣には「レン」ちゃんという、かわいい柴犬がいるので(笑)
レンちゃん、また遊びに行くよ(*^。^*)

ren04.jpg





まだまだ時間が掛かる・・・

「左手と左脚の痺れ」でお見えになった方の2回目。

前回で劇的に改善し眠りも深くなったとの事だが、
手と脚にはまだ少しザワザワとした痺れが出ている。

手は甲のちょうど真ん中あたりに出ている模様。
中斜角筋の関連痛のようなので、首を調べてみるとドンピシャ。
前回の施術後、仕上げなければいけない論文をパソコンで入力している際に、
かなり悪い姿勢でいたとのお話。

最初の1~2時間は姿勢に気を付けているそうだが、後半になると滅茶苦茶になると苦笑されていた。
う~ん、気を付けて下さいとしか言いようがない(^_^;)

リリースをしてみると、左の前・中・後斜角筋の張りがかなり強かった。
そのどれもが施術中に強い関連痛が出た。
状態がさらに悪化すると普段もこういう症状が出るので、本当に気を付けていただきたい。

こちらはあくまで良くなるまでのお手伝いができるだけ。
良くなってからの維持はご本人が常に留意して下さらなければ、
ゆっくりしたカーブででもまた元に戻る可能性が高い。

今回も、首のリリースで手の感覚が正常に戻った。

そして、脚の方。
前回はジェルフィッシュテープを貼っただけだったが、今回はじっくり施術。

全体的に筋機能が低下している。
特に大腰筋や梨状筋等の股関節の機能が弱い。

下半身のリリースを行い、腰椎・仙椎のチェック。
前回より神経根を押さえた時の違和感は薄らいでいるが、まだ少しあった。
また腰椎1番~仙椎2番のジェルフィッシュテープ。
その後、リリースをしている時に一番痺れを感じた腓骨筋にスリットテープ貼付。

施術後痺れ・違和感がほとんどなくなった。

ただ、まだまだ本当の意味での良い状態に戻るには時間が掛かるでしょう。
8月には再び留学の為に渡米されるので、それまでにしっかり良くなってもらいます。

左手と左脚の痺れ

ある大学の研究室にお勤めの40代男性。

少し前から左手小指側の痺れがあり、最近では親指側も痺れてきた。
上腕部の外側、詰り上腕三頭筋の辺りも痛みがある。
加えて左脚も大腿部の内側や母趾周辺にザワザワとした痺れが出てきたとの事。

そういう訳でネットで検索して来院して下さった。

まず、左手小指側の痺れは、後斜角筋の状態が悪いから起こっている。
所謂、「肩頚腕症候群」。
そして、親指側の痺れは、前斜角筋・中斜角筋由来の症状。
こちらは、所謂 「胸郭出口症候群」。
どちらも、リリースでほとんど痺れなどの違和感がかなり消えた。

そして、左脚の痺れだが、これは腰椎1番から仙椎2番までの神経根が圧迫されていた。
一つずつ神経根にジェルフィッシュテープを貼っていくと、薄皮一枚めくるような感覚でザワザワとした違和感が消えて行った。

この腰の神経圧迫だが、原因としては頚部の問題があると推測している。
左側の首周りの状態がかなり悪いので、皮膚・筋膜の動きが阻害され、腰周りに問題が発生したのだろう。

という訳で、昨日の施術に関しては下半身は腰椎・仙椎へのジェルフィッシュテープを貼るにとどめ、
主に首や肩のリリースを行った。
それが結果的に一番早道だと判断したからです。

今日メールをいただいて、手の方は若干ザワザワとして感触があるが、脚の方は全くないとの事。
次回からは梨状筋等下半身の筋肉へのアプローチもやっていく予定。




セルフリリースで痺れ('_')

久しぶりに首のセルフリリースをやってみた。

左前斜角筋のリリースをすると、
「ほら、来まっせ~!!」てな感じで来ましたね、痺れが(笑)
ジーンと痺れが親指側に出て、肘にも関連痛が(^_^;)

昨年秋に腰をやってから次に首をやって、
左前腕と親指に痺れや感覚麻痺を起した時があったが、
まさしく、前斜角筋なんですね(中斜角筋も少し怪しいが・・・)

間違いなく「胸郭出口症候群」の気はあります、残念ながら。
ただ、普段から前斜角筋や中斜角筋の張りを抑えられれば症状は出ません。

この痺れが出たりする時って、当院に来られる方が「うっ!!」となって一瞬動きが止まる瞬間。
リリースをすれば関連痛や痺れがやっている間は出ます。
しかし、それを過ぎれば非常にスッキリするのも事実。

だから、「天国と地獄」なんですね~

しっかし、痛かったわ~

坐骨神経痛、首の張りが腰椎神経圧迫の原因?

膝裏や腰が長い時間立っていると痛くなってくるという事で来られた50代の女性。

調べてみると、どうやらヘルニアはない模様。
坐骨神経痛も、所謂ピリピリ痺れるタイプではなく、
どちらかというと鈍痛が出るもののよう。

腰椎1~3番と仙椎1番に神経圧迫。
ジェルフィッシュテープを貼って、神経の流れを良くする。

そうすると、皮膚の感覚が正常になり、
その上で筋機能が弱っている、梨状筋・ひらめ筋・後脛骨筋にテーピング。
外腹斜筋などはリリースで対応する。)

これで、一応は楽になられたが、
神経圧迫の原因はどうやら首の張りにあると思われる。
頚部の左側の筋肉がかなり張りが強い。

「腰の悪い人は首を診て、首の悪い人は腰を診る」とよく言われる格言。
脊柱で繋がっている首と腰は互いにバランスを取っている。
だから、どちらも改善していかなければ効果は薄い。

この方のように左側の神経圧迫が多いという事は、
左側の脊柱周りの皮膚の動きが悪い原因がどこかにある。
首の筋肉の張りが強いので、そこで皮膚の流れが阻害されている可能性が高い。

ただ、この方の場合、首が張っている自覚があまりなかった。
結構痛い(と言われる・・・)リリースをすると、「首はいいです」と言われる。
「だけど、首をしなければ腰も良くならないし、首をしないなら来ない方が良いですよ。
そうでないと、何時まで経っても神経圧迫は改善されない可能性があります。」
と答えると納得された。

今回は、首は少ししただけだが、それでも後に「首が少し楽になってきました」
と言われていたので、効果を感じられたのだろう。

次回から、しっかりと首も施術していく予定。
そうすると、もっと楽になられるはず。

1

« 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年3月 | メインページ | アーカイブ | 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年5月 »

このページのトップへ