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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年3月

「よく躓く」・・・

「顎をずらさないと口が開かなかった女性」の施術で一緒に来た友達。
付き添いで来ただけだが、彼女も顎がずれたり坐骨神経痛や肩こりがあるらしい。

ただ、例の女性が名付けて「ヘタレ2号」で、施術中痛がっているのを見ると怖気づいたみたい。
まあ見学するなら、「ヘタレ」でない人の施術を見てほしかった(笑)

施術が終わって、坐骨神経痛をチェックしてあげようと少し検査をする。
坐骨神経痛自体はそう深刻なものではなく、梨状筋のエクササイズをすれば解消する程度だった。

しかし、皮膚感覚のテストをすると左仙椎1番の神経圧迫があった。
神経根にも異常があり、筋肉テストをすると確かに陽性。
「よく躓くやろ?」と訊いたら図星!!
本当によく躓くらしい。

折角なので、ジェルフィッシュテープを貼ってあげる。
筋機能が回復し、腰も軽くなったとの事。

小さい頃からよく躓くので、不思議に思っていたらしい。
かなり前から神経圧迫があったみたいなので、テープなしで解消するには時間が掛かりそうだ。

その前に、来院するかな?(笑)


手根管・回外筋等の不具合から来た手の痺れや痛み

定期的に来られている40代 エンジニアの男性。

今回は少し前に普段しない作業をして、しばらく経ってから右手に痺れや痛みが出た模様。
前に左手に手根管症候群になった事があるそうで、今回は手根管症候群で一般的にある症状、ジーンと痺れる事がないので病院で診てもらったら手根管ではないと言われたそうだ。

しかし、触ってみるとかなり手根管が詰まっている。
手根管が詰まっていても必ず同じ症状になるとは限らない。
自分の場合でもそうだが、親指の腱鞘炎のような形で出る事もある。

そこで、まず手根管にスリットテープを2枚張る。
これで手根管の皮膚・筋膜に隙間ができるので、指の屈伸が楽になる。

次に右腕を左に押すような動作、言うなれば腕相撲のような動きをしたとの事なので、回外筋を調べる。
そうするとかなり状態が良くないので、リリース。
これで更に指の屈伸が楽になった。

そして、首の前斜角筋・中斜角筋のリリースをすると痺れ・痛みはなくなった。

my_right_arm02.jpg



左足も痺れてたか(-_-;)

高校でバドミントンをしている女子。

右脚の痺れは判っていたが、今回検査していたら左足も痺れがあった。
う~ん、両方とも痺れがあるのか、大変だな~
というか、右だけだと思い込んでいたこちらもこちらだが、痺れがあるなら言ってよね(T_T)

痺れの原因は、腰椎・仙椎の神経圧迫がまず一つ。
それと、梨状筋と後脛骨筋の筋機能低下。
右は大腿二頭筋にも問題があった。

それらをテーピングで解決していくと痺れはなくなった。
ただ、週に1度のペースでの来院なので、次回来るまで状態を保てるか少し心配。

欠片が残っているのか?

先週に椎間板ヘルニアの内視鏡手術をしても痺れが取れなかった方が来られた。

テーピングでかなり痺れも取れ、来た時とは段違いに楽になって帰って行かれたのだが・・・・・

今日(もう昨日になるか)次回の予約をキャンセルしたい旨のメールがあったので、連絡をしてみるとあの夜に激痛に襲われたとの事。
その為にもう一度手術をした病院でMRI等の検査をしてみたいと話された。

痺れや痛みがテーピング後の時点でかなり収まっていたのに、その後数時間でそのような激痛になる事は考えにくい。
可能性があるとしたら、内視鏡手術で切除したヘルニアの欠片が残っていて、それが悪さをしたかも?

以前、通っておられた国立病院の看護部長が、「よほど腕の良いドクターにしてもらわないとヘルニアの手術をしたらダメ、却って苦しむ」と言われていたが、どうやらそういう事になっているのかも知れない。

いろんな意見があるが、ほとんどのヘルニアは切らずとも適切な施術(テーピング主体だが)をやっていけば痛みは出なくなる。
ヘルニアがあるから痛いのではない。
ヘルニアがあっても神経に触らなければ痛くないのです。
ヘルニアでなくても神経に何かが触れば痺れは起きます。
とにかく、ひどい腰痛や痺れが出たら直ぐに来てほしいとは思いますが、残念ながら当院はどちらかというと何処へ行っても良くならなかった方の「駆け込み寺」的存在なので、こういうケースでは無力を感じます。

この方の場合、最悪再手術で欠片を摘出という事態になるかも知れないが、どのような方法でも構わないので一刻でも楽になっていただきたい。

ヘルニアの内視鏡手術をしたのに・・・

30代の男性から電話。
先日椎間板ヘルニアの手術をしたのだが、全然痺れが取れずに困っているとの事。

ちょうど電話を受けている時に最初全然歩けなかった方が来られたので、電話を代わってもらう。
自分があれこれ言うよりも、実勢に似たような症状の方に話してもらったら相手の方も安心されると思うから。
顎関節症の方も何回かちょうど施術の終った頃に電話が掛かってきた事があり、無理を言って電話の相手をしてもらっていた。

さて、左腰椎4番と5番のヘルニアの手術をしたとの事だったが、それらに加え腰椎1番と仙椎1-3番に神経圧迫があった。
まずジェルフィッシュテープを貼るとその時点で脚を伸ばしても痛くなくなった。
そして、梨状筋が弱っていたのでスリットテープを貼る。
後は痺れや張りの出ている、ひらめ筋・膝窩筋・ハムストリングにテーピング。
梨状筋は右も弱かったので、やはりテーピングした。

まだまだ本格的な回復には程遠いが、かなり楽になられた。
今回はやっていないが、中臀筋等もかなり弱いのが判っているので、次回からは検査を細かくやっていってドンドン良くなっていってもらいます。

手根管症候群

肩や首のこりで来られている30代の女性。

肩甲骨の筋肉のリリースをしていると、「手が痺れています」と言われた。
首のリリースとかで関連痛で痺れが出る事は多いが、棘下筋とかのリリースで出るのは珍しい。

その後上肢のリリースをしていても痺れが残っているので、これは関連痛ではないと判断。
痺れもジーンとしたものなので、手根管にアクティベータを打つと痺れが治まった。

どうもリリースの最中手首を背屈して手根管が詰まった状態になった模様。
「手根管症候群」の気があるのは間違いない。

明らかに坐骨神経痛なのに...

昨日来た女子高校生。
昨年10月に部活の最中に腰を傷め、今は座っていても痛い状況。

大体座っていても痛いという状況の場合、坐骨神経痛を疑わなければいけない。
この子もやはりテストするとハッキリと陽性だった。
膝の裏辺りまで痺れが出ていた。

だが、今までカイロや接骨院に行っても坐骨神経痛だと指摘されたことがなかったらしい。
何故?ちゃんとテストしたのだろうか?
理解できないが、そういう診立てがない場合は何時まで経っても良くはならないだろう。

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