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楽水庵ブログ 過去のコラム 8ページ目

内転筋

またまた内転筋の話しです。

大腿部(太股)で実は一番大きな筋肉がこの筋肉なのですが、
色々とトラブルを抱えていることが多い筋肉であります。

最近よくテレビショッピングで、「レッグマジック」とか内腿を鍛える器具が
紹介されていますが、あれは良いと思います。
もし、お持ちの方がおられたなら毎日少しずつでも続けてください。
必ず効果が出てくるはずです。

お持ちでない方でも、簡単に鍛える方法がありますので、
一度お体のチェックがてらご来院下さい。

 

 


腹直筋と便通

私の母親ですが、今年80歳で骨粗鬆症もあり背中もだいぶ曲がっています。 そうなる前にこの仕事をやっていればだいぶ結果は変わったと思うのですが、 それは言っても仕方のない事ですね。 筋力もだいぶ落ちていて、まず腹筋、それも腹直筋の筋機能が特に弱いです。 この機能が落ちると、椅子にしばらく座っていると腰が痛くなってきます。 腸骨の上に平行に痛みが走る方は腹直筋を疑ってみてください。 そういう訳で、痛いと言ったら腹直筋テープを貼るようにしてます。 貼るとだいぶ腰痛がマシになるようです。 そして、おまけに便通が良くなるそうです。 腹直筋が弱いのでトイレでキバれなかったんですね。 キネシオテーピングで便秘に効くテーピングというのがありましたが、 年配の人や女性で筋力のない人には腹直筋テープだけでも有効なのかもしれません。

中臀筋と内転筋

またまた、中臀筋に関する話題です。 テニスの全仏オープンでクルム伊達選手が内転筋にテーピングをしていました。 他にも内転筋を傷めている選手がいるとの、彼女のコメントもあったようです。 何故でしょう? 全仏オープンのコートはクレー(砂)です。 滑りやすい、という事は止まりにくい(特に横の動き)。 しっかり止まって中臀筋を収縮させると、その拮抗筋である内転筋は弛緩し(テークバック時)、 今度フォワードスウィングに入った時に内転筋が収縮するというのが通常ですが、 横滑りが止まらないので、中臀筋が上手く機能せず結果内転筋がオーバーストレッチし、 そこでまた収縮しなければならないので、内転筋のオーバーワークになってしまっているようです。 プロテニスの試合ではほとんど芝コートかハードコートなので、 普段と違う動きに体が順応し切れていないということなのだと思います。 もちろん、シューズは替えている訳ですが、筋機能の方まではそう簡単にはいきません。 芝コートやハードコートからすぐにクレーコートでの試合になる場合などは、 予め中臀筋・内転筋にテーピング、そして少しでも横滑りに耐え踏ん張るには足趾、 長母趾屈筋テープや長趾屈筋テープを貼っておくと良い結果をもたらしてくれると思います。 実はこういうところがトレーナーの腕の見せ所ではないでしょうか?

バッティングと中臀筋

前回の「足首の捻挫について」にでも少し触れた中臀筋です。

少年野球をやっていて、投げる際に反対側の肩が大きく下がる子の筋機能をチェックしていたら、
やはり左の中臀筋の機能が落ちていました(右投げ)。

その他諸々の低下している筋機能をテーピングで回復させて、
シャドーピッチングさせると見違えるようなフォームに変わりました。

それで、他の悩みは?と聞くとバッティングでジャストミートできないとの返事。
芯に当たらず、いつも上か下に当たるそうです。

さすがに、当院で実際にバッティングさせる訳にはいかず(笑)、これは今度のお楽しみになりますが、
私は多分左中臀筋の機能が上がれば(右打ちの場合)、ジャストミートできる確率は上がると考えています。

というのも、踏み込んだ脚を踏ん張る筋肉が中臀筋で、
その機能が低下していると踏み込んだ脚が沈み込んでしまって上体も沈んでしまって、
視点が狂ってしまうからです。

バッティングでスランプになる場合、このようなケースが多いものと推測されます。

足首の捻挫

足首の捻挫について。

内側に捻る内反捻挫と外側に捻る外反捻挫とがあり、
どちらかと言えば外反捻挫が多いと見受けられます。

特に外反捻挫の場合、起こした側の中臀筋などお尻の横の筋機能が低下していて、
横に振られた際に耐えることができずに足首を捻ってしまう事が多いのです。

また、治療に関しても、足首だけでなく下腿部全般の筋機能が低下しているので、
そういったところもサポートしなければいけませんし、上述の中臀筋等の股関節周りの筋機能も
チェックしておかなければ歩き方がおかしくなって腰痛を併発してしまいます。

高校生のコンディショニング

最近、今年高校に入って野球部で活動している子が来ています。

彼はハムストリングを頻繁にツルらしく、その悩みで来ました。

結果としては、ハムストリング自体よりも周りの筋肉の機能が低下して、
そのしわ寄せがハムストリングに来ているとの判断をし、そういうテーピングを行いました。

1週間後に来た時には、劇的に症状が改善し、打球も今までより飛ぶようになったと喜んでいました。

こういうコンディショニングを出来る人が一人でも増えれば、そのチームの成績は必ず上がります。

その彼は肩も少しやっているので、しばらく通ってもらう事になりましたが、
遠投とかも得意になるでしょう。

勉強会

昨日、大阪で開かれたキネシオテーピング協会関西支部の勉強会に行ってまいりました。

今回は指導員向けの検査法の変更、そしてマッスルユニットトレーニングという筋機能の収縮を良くする
運動の実践、及び皮膚運動学から診た関節の可動域向上法とそれをキネシオテーピングで実践する、
というものでした。

どれもかなり重要なもので、自分の施術にかなり役立ちます。
もっともっと来られた方に良くなっていただきたいと思っております。

講師をやってみて

今月15日に滋賀県で初めてのキネシオテーピング協会の講座が開催され、
縁あってその講座の講師を担当させていただきました。

コースは基礎講座でキネシオテーピングの貼り方の基礎を学んでいただく場です。

上位講座に進めば各種検査法で見立て、問題のある箇所にテーピングしていくという事になりますが、
その前にキネシオテープの特性及び貼り方を理解してもらわないと後々躓く原因となります。

本部や関西支部の幹部の方にどう講座を進めていけばよいかアドバイスをいただき、
良い感触で終えることができました。
受講生には、理学療法士・カイロプラクティック・準看護士等医療系の方々がおられましたが、
皆さん熱心に長時間に渡り受講してくださいました。

「教えることは教わること」と申しますが、私も今回講師を務めて本当に基礎の大事さを痛感いたしました。
今まで、結構「こう貼ってくださいね」と
本人さんや家族の方に何気なく貼り方をお教えしたことが結構ありますが、
実はとんでもない思い違いで、貼り方の基礎を理解されていない方にとっては
はっきりいって不可能なことだったのです。

カイロプラクティックの方も以前の勤め先でキネシオテープを貼っていたそうですが、
基礎がこんなに大変だとは思わなかったと言われてました。

とは言っても、基礎講座でしっかりと貼り方を学べば、ちゃんと貼れるようになります。
少し敷居は高くなりますが、今後は自分でも講座を開き、
一人でも多くキネシオテープをきっちりと貼れる方を養成していきたいと思っております。

アメリカ研修を終えて

今月17日から24日まで、アメリカ シアトル郊外にある
バスティア大学へ研修に行ってまいりました。

この大学は全米有数の自然療法の名門で、
そこで教鞭をとっておられる高倉先生の指導の下
解剖実習見学を含め様々な自然療法の講習を受けてまいりました。

もちろん、全て一度に吸収できるほど甘いものではありませんが、
この貴重な体験を大事にして、一つ一つものにしていきたいと切に願っています。

ボート部員の反応

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

2012年3月にこういうブログを書いていました(原文ママ)


前回に引き続き、ボート部員へのテーピング指導についてです。

今回、3回生の部員がこんなコメントをブログで載せてくれていましたので、
紹介させてください。

<さて、最近キネシオテーピング協会の水谷さんが来て下さっていますが、キネシオの凄さを
日々実感しています。
改めて、筋肉のパワーアップも大事ですが、筋肉を正しく使う大切さを思い知りました。
これから朝日レガッタへ向けて皆の動きが進化していくのが楽しみです。>

本当はリンクを貼り付けたら良かったのですが、もう一つやり方が判らなかったので、
文章をコピペしました。

こういう反応をしてくれる部員がいる限り、
一つでも上を目指せるよう精一杯教えていきたいと思っております。


残念ながらこの大学での講習は数回で終わりました。
今から考えると、学生側はあまり面白くなかったんでしょう。
私も指導員になって日が浅く、通り一遍の事しか教えられなかったのも事実です。

それが現時点(2018年11月になると、インターハイ・インカレ・国体・全日本等数多くの大会でのブースを経験、また今年5月には全日本マスターズ選手権に選手として30数年ぶりに出漕した事もあり、更にボート選手のコンディショニングについて学びました。

そのアプローチが評価され、現在戸田の2つの大学ボート部を対象に定期的に勉強会をやっています。
今週末にはもう1校増えます。

もちろん、テーピングしたからといって直ぐ勝てるほど世の中は甘くありません。
何度も書きますが、私は決して「ハードトレーニング否定論者」ではありません。

ただ、ハードトレーニングができるように「整っていない」選手達が「トップアスリートがやっているから」といって同じようなメニューを、それこそ「形だけ」やって身体を壊していくのに耐えられないだけなのです。

トップアスリートにしても、その時に「整っていなかったら」やはり怪我をしますしパフォーマンスも上がりません。
そして、それはほんのちょっとした事がほとんどなのです。

お蔭様で、1日講習をしに行った大学のマネージャーから「講習以来怪我人が減った」という嬉しい連絡をもらっています。





今教えている選手達には『整えて鍛える』という事を実践してもらうべく、更に私自身も高めていかなければいけませんね。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります

 
長岡京本院 京都府長岡京市馬場2丁目6-8 075-925-5951
戸田分院  埼玉県戸田市新曽2114 090-1902-9553
 
 



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