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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2018年5月

自分の体験からも、モートンを含む足趾附近の痺れ・違和感に

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

少し前にモートン病(足の3趾・4趾附近の痺れが出る症状)に対してのアプローチを紹介させてもらいました(リンク)。

あれはあれで効果があったのですが、なかなかすっかり解決という訳にはいかず次回来られた際にまた症状が出てきた、という繰り返しで結局対症療法に過ぎなかったようです。

ある時に足裏の痺れに関係しているのは膝窩(しっか、膝の裏)付近にある「脛骨神経(けいこつしんけい)」というのを教えてもらいました。
そこで、モートンの症状が出ている女性が来院された際に脛骨神経の辺りを触ってみると、やはり上層部の皮膚・筋膜の動きが良くない。
手で皮膚・筋膜の動きをスムーズになるように誘導するようにしてあげると、モートンの症状はピタッと治まりました。
その誘導ですが、膝窩筋にテーピングする際の動きと同じで、結局膝窩筋の動きが良くないと症状が出やすいという事だと解釈しています。

膝窩筋にテーピングして次回来られた際に経過を尋ねると、それからモートンの症状は出ていないとの事。
以前のアプローチは、末梢の神経に対してある種「モグラ叩き」みたいな事をしていただけなのかも知れません。
脛骨神経が主な原因なら、やはり膝窩筋からアプローチするべきでしょう。


次にリスフラン等の問題で通っている女子高生。
彼女もリスフランや足関節以外に足の甲の先端部分に嫌な感触がありました。
「ひょっとして」と思い、膝窩の筋膜を調整しながら足の甲の感触を尋ねると改善していました。
私なりにリスフランに対するアプローチはしっかりしてきたつもりだったのですが、なかなか回復が思わしくない。
脛骨神経が邪魔をしていたようです。

もちろん彼女にも膝窩筋テープを貼りました。


最後に私の例です。
私もたまに左の3趾(中指)に痺れが出る事があります、特に寝ている時に。
以前はお尻にデキモノがあり、それが梨状筋を圧迫して出る坐骨神経痛だと解釈していました。

数日前も寝ている時にその症状が出て寝付けない。
前述の女性に対するアプローチの結果が出た後だったので、「俺も膝窩筋かな?」と考え、まず膝窩の皮膚・筋膜を誘導すると良い感じ。
それで膝窩筋テープを貼ったところ、それから症状は出ず寝付けました。


こういった結果から考えると、お尻やハムストリングに出る痺れはまた違った原因ですが、足先だけの痺れや違和感なら先ず膝窩周辺を疑ってみるのが得策かも知れませんね。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります。


楽水庵


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