月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年1月

楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年1月

「肩頚腕症候群」予備軍

昨夜初めてお見えになった40代の女性。

腱鞘炎や熟睡できないほどの右肩の痛みを訴えておられた。

こういう方は、間違いなく首の張りが強い。
一般的に、前斜角筋・中斜角筋のリリースをしていると痺れが出る「胸郭出口症候群」の人が多い。
この方はこの2つの筋肉のリリースをしていると、非常に痛がっておられたが痺れは出なかった。

その代わりに、左は後斜角筋、右は上僧帽筋のリリースをしていると、それぞれの側にピリピリとした痺れが…
今までそういう痺れは出たことがなかったそうだが、これは間違いなく「肩頚腕症候群」予備軍です。
逆に今まで症状が出なかったのが、幸運だったと思います。

脛の外側から小趾にかけての痺れと冷え

今日腰痛でお見えになった40代の女性。
先週ぎっくり腰を発症し、まだ痛みが残っているとの事。

ぎっくり腰の原因は左の腰方形筋、腰腸肋筋だったのだが、右の脛の外側から小趾にかけて痺れがあり、かなり冷えがある模様。
皮膚感覚のチェックと筋肉テストをしてみると、明らかに仙椎1番の神経圧迫。
仙椎1番にジェルフィッシュテープを貼付して、皮膚感覚と筋機能を確認するとしっかり戻っていて、痺れと冷えも解消していた。

当然の事だが、末端を支配する神経に圧迫があると、血流が阻害され冷えの基になる。

坐骨神経痛でお見えになった40代男性、2回目

前回貼ったジェルフィッシュテープの下の方が早い目に剥がれてしまったらしい。
それで余計にあのテープの威力を実感できた、と話してくださった。

それでも状態はかなり良くなってきている。
今回はハムストリングとそれの拮抗筋である大腿四頭筋の加圧リリースも行う。
やはり、患側の梨状筋の筋機能低下が著しいので、加圧リリースだけでは不十分と判断、足に代替テープを貼る。
そして、前回同様ジェルフィッシュテープを貼付。
神経圧迫も徐々に軽くなってきている。

肩や首のこり、頭痛もあったので、それも一緒に施術させてもらった。

坐骨神経痛でお見えになった40代男性

昨年の1~2月に右腰から大腿部や下腿部に掛けて痛みや痺れが出た模様。
季節が暖かくなるにつれ症状は軽減していたが、12月ぐらいからまた再発。
痛みや痺れがひどくなってきて来院されました。

とにかく座っていても痛いし、前屈が困難という事。
偏頭痛や肩こりもあるので、いつも通りに全身の調整。

右腰椎2番から5番までと、仙椎1番に神経圧迫があり、その為に筋機能も低下していた。
まずジェルフィッシュテープで神経圧迫を軽減し、その後に皮膚感覚と筋機能を再チェックすると、どちらもほぼ正常に戻っていた。
痺れもかなり収まり、前屈もできるようになってきた。

その後に全身の筋肉リリース(加圧リリースと名付けた)を施術。
後脛骨筋や梨状筋にやはり問題が多い。
それと、重心が外よりなので、腸脛靭帯にもかなりの負担が掛かっていた。
以後、自分でテーピングしてもらって、重心の矯正をしていただく。





右手の痺れと感覚麻痺に、筋肉リリース編

「テーピングブログ」でも書いた、右手の機能喪失の女性。

テーピングで若干改善したが、もっと痺れを軽減してもらいたいので筋肉リリースも施術。
首が主体だが、それだけでは得られる効果は限定的、首と腰は密接に繋がっているので、腰からしっかりやっていく。

すると、首の前斜角筋と中斜角筋の筋肉リリースで人差し指と中指の痺れがだいぶ薄らぎ、次に後部の後斜角筋と上僧帽筋の施術で薬指に結構効果が見られた。

今のところ、筋肉リリース1本でどこまで効果が期待できるか読めないので、テーピングも併せてやっていく方針である。

肩頚腕症候群の男性

久しぶりに北摂から来られた40代の男性。

元々頚椎にヘルニアがあるのだが、これは奇跡的に神経に障っていない模様。
ただ、最近になって左腕の痺れが再発したそうなのでお見えになった。

頚椎を伸展(反らす)させ左へ傾けるテストをするとピリピリっとした痺れが出る。
完全に「肩頚腕症候群(けんけいわんしょうこうぐん)」による痺れ。
この方の場合、左の前斜角筋や中斜角筋という前部の筋肉の張りも強く、それで余計に肩が後ろに行きにくくなっていた。
ただ、そちらの方の筋肉リリースをしても痛がれていただけで、痺れや腕のダルさは出なかったので、痺れの直接原因は首の後ろを走っている筋肉の問題。
しかし、その首の後ろに筋肉の状態を正常にする為には、まず周りの筋肉の状態を良くしなければならない。
首の前の筋肉が突っ張ていては、後ろの筋肉は上手く働かない。

この方の場合、腰の状態も良くなかったのもあるので、下半身から始めて首周り・肩周りの筋肉リリースを行うと、非常に関節稼動域が拡がって突っ張りも解消し、痺れも出なくなった。

また、上腕三頭筋の状態が良くないと痺れが出やすい。
上腕神経はこの筋肉の近くを走っていて、特に肘近くの状態が良くないと痺れが出やすいようだ。

結局、ある部分とかではなく、トータルで調整していくのが一番の近道ではないかと考えています。



完全に「胸郭出口症候群」

ほぼ2週間毎に通われている30代の女性。
昨年の3月に初めて来られた際には、両足・両手に痺れが出ていた。
少し前は坐骨神経痛が出ていたが、それは現状では収まっている。
ただ、左梨状筋の機能がまだ弱いので、条件が重なればいつ痺れが出てもおかしくない。

そういう訳で、下半身からしっかり筋肉リリースで調整。
かなり痛い箇所もあったみたいだが、効果を確認すると納得してもらえた。

下半身が終わり、首の施術に移る。
まず、前斜角筋。筋肉リリースをすると肘から指まで痺れが出た。
次に中斜角筋。今度は上腕部に痺れではないが重ダルイ感覚が出る。
程度の差はあれ、左右共に出た。
完全に「胸郭出口症候群」です。

勿論、その箇所の筋肉リリースが終われば、痺れや重ダルさは直ぐに消え凄く楽になるが、こういう「胸郭出口症候群」の症状のある方等は、施術中に一時的にせよ痛み・痺れ・重ダルさを施術中に我慢してもらう必要はあります。

よく来られる方に言いますが、最近多い「無痛整体」の『無痛』って本当に良くしようと思えば無理なのです。
本当に悪い箇所はどんなに優しく触っても痛いのです。
最初から強い圧を掛けるのは論外ですが、痛がられるのに対しビクビクしていては、その方を本当に良くすることはできないと感じます。

必要以上に痛みを与える事はダメですが、最低限の痛み等は納得して我慢してもらう、それが私の施術方針です。
ですから、ホームページのトップページに『少しでも痛いのがダメな方』は当院に向いていません、と断りを入れさせていただいています。

話を戻して、この方のような「胸郭出口症候群」の場合(まあ、自分も少しその気があるので判りますが)、骨格等の問題で条件次第で神経が触わりやすいのは仕方ありません。
ですから、余計に上に挙げた筋肉の張りをコマメに取り除いていく必要があるのです。
坐骨神経痛等も然りです。




自分の母親、足の痺れ

左足の小指付近が痺れて、寝てても気になると言うので、チェック。

どうも第3腓骨筋の具合が良くない。
テープを貼れば良いのですが、シワシワの婆さんでテープの効きが悪く、いつも困っています(^_^;)

そういう訳で、第3腓骨筋の「筋肉リリース」をしてみました。
「痛い、痛い」と喚いていましたが、「我慢せえ」と言って続行。
悪いところは痛いの当たり前。

しばらくすると、第3腓骨筋がほぐれてきて痺れもかなりマシになり、立った時の足の運びも良くなりました。


右手を機能喪失した方の痺れ、1週間後

小指の感覚麻痺はまだあるが、血流は良くなって温かくなったとの事。
今までは右手だけ手袋を重ねなければ冷たくて仕方なく、左手の分は余りまくっていたと笑っておられた。

先週のテーピングで中指の痺れがマシになってきたので、今回は薬指と人差し指にアプローチするようにテーピングを追加。
薬指の痺れのポイントが見つけられたみたいで、薬指の痺れも軽減した。
ただ、人差し指と親指はちょっと難しかった。

ただ、手技で中斜角筋の筋肉リリースをすると、人差し指の痺れも軽減したhappy01
これは首の影響がかなりあった模様。

結構難しいが、本人も諦めておられた痺れが少しずつでもなくなってきているので、非常に喜んでおられる。

hayashida6.jpg

1

« 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2013年12月 | メインページ | アーカイブ | 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2014年2月 »

このページのトップへ