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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2016年1月

「左手首を挫いてからダウンドッグすると痛い」、その原因は?

京都市と高槻市のほぼ中間点、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

30代の女性ですが、1年ほど前に勢いよく左手を着いた際に手首を挫き、それからずっとヨガなどでダウンドッグ(下向きの犬ポーズ)をすると手首が痛いとの事。

最初手首の靭帯か、尺側手根伸筋や短橈側手根伸筋等の機能低下を疑って試しにやってみましたが、あまり改善せず。

では、原因は何だろうか?発想を逆にしてひょっとしたら肘の方ではないかと考えました。

そうすると、テニス肘(外果炎)と似たような症状がありました。
普通この症状があった場合、手に力を入れた時に肘外側に痛みが出たりするのですが、この方の場合は出ないようです。
しかし、現象は正にそうだったので、肘外側の詰まっている個所を引き剥がすようなコレクションテープを2枚貼って、所謂筋膜リリースを目論みました。
結果、かなり楽になった模様です。

もちろん、手首を通っている筋肉は肘から走っているケースが多いので、当たり前といえば当たり前なのかも知れませんが、肘周辺の筋膜の癒着が原因だとは咄嗟に思い浮かばなかったのでした。

特殊なケースかどうかは判りませんが、こういう事もあるのだと良い経験になりました。


楽水庵

若い男子に多い腹直筋の拘縮、ドローインのイメージの問題?

こんにちは、京都長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

現在通っている男子大学生です。
重い腰痛で、腰椎3-4番間・腰椎5番ー仙椎1番間の椎間板が狭くなっていて、それに対するアプローチも前々回したのですが、どうも痛みが思ったより軽減しない。

その際に腹部を触っていてどうも皮膚の流れが良くないと感じたのですが、これは内臓か何かのトラブルと考え様々な内臓の反射区でチェックしてみたが、どこも異常なし・・・といった袋小路だったのですが、一つ大きな見落としをしていました(T_T)

というのも、運動部にいる高校・大学生の男子に多いのですが、「常に腹直筋に力を入れている為に起こる拘縮」を忘れていたのです。
腹圧を掛け腹部を安定させるのは腹横筋という、4つある腹筋の中でも一番奥にある所謂 「インナーマッスル」 です。
インナーマッスルは大きな力は出ませんが持久力はあります。
それに対し腹直筋は「瞬間的な力は出るが持久力はない」 アウターマッスルです。
ですから理想的なのは、腹横筋を使って腹部を柔らかく使い、必要に応じて腹直筋を収縮させるという使い方です。

常に腹直筋を収縮させお腹周りを固くしていると、動きが固くなります。
私も昔そういった誤ったイメージでテニスをしていると、「ロボットみたいな動きだ」と笑われた事があります。
ただ笑われるだけならそれで済むのですが、実際は腹直筋を常に使っている事によって背中側の筋肉が収縮しようとする時に、その腹直筋の収縮が邪魔になります。
「ブレーキを踏みながらアクセルを踏む」状態になるからです。
よって、余計に背中側の筋肉に負担が掛かり傷める原因にもなります。

最近 「ドローイン」 という腹横筋を使いお腹を常に引っ込めるという考え方が主流です。
ただ、これも私の解釈でいえば、半来は丹田(下腹部)には圧を掛け臍周りを引っ込めるといったものだと思っているのですが、解釈するのは人次第。
だから、常にお腹全体に力を入れ引っ込めたら良いと言った解釈をする人も出てくるのでしょう(勝手の自分がそうだったように)。

しかし、これはやはり腰痛などのスポーツ障害を起こす要因ですので、イメージを変えていってほしいと思います。

この彼は、腹直筋を緩める、つまり抑制すると腹部の皮膚の流れが格段に良くなり、腰の痛みも軽くなりました。

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楽水庵



「全国マシンローイング大会近畿大会」へテーピングサービス!

こんにちは、京都府長岡京市のキネシオテーピング協会関西支部指導員の楽水庵 水谷です。

去る1月17日に、11日の小学生のバドミントン大会へのサポートに続き滋賀県立体育館へ、今回はボートのマシンローイング大会近畿大会へのサポートに仲間2名と行ってまいりました。

最近はインカレでも、このマシンローイング大会での漕破タイムでエントリー時の足切りされる事があるようなので、どの選手も必死です。
また、近畿大会は主管している団体が、他地区なら単なる測定会で終わるところを、海外から世界トップの選手を招待したりいろんな趣向を凝らしたりしているせいで、他地区からの参加者も多く、今回も約80名の参加があったそうです。

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この大会へは、東レ体育館でやっていた一昨年を含め既に5回以上行かせてもらっております。
私が責任者である事とボート関係に知り合いが多いもので、今回一緒に行った仲間に観客席へチラシを配りに行ってもらったのですが、「ああ、水谷さんの」という反応が結構あったらしく、かなり定着してきてくれたのかなと感じました。

そのせいか、今まではかなり痛い処がある選手しか来ませんでしたが、今回は自分のコンディションについてセルフでどういうテーピングをすれば良いのかという相談に来る選手も出てきてくれました。

こういうブースをやっていていつも思うのは、本当に痛める前に我々にどうすれば良いのか、現時点では特段痛い処はないのだが自分のコンディションはどうか、こういう動作が苦手なのだが何かバランスが良くないのか等を聴きに来てくれる選手・指導者がもっと増えてほしいのです。

ただ、これは日本特有の問題ではなさそうです。
招待されていたカナダ代表の選手が寄ってくれましたが(まあ、それで自分の英語力のなさに愕然としました・・・)、向こうの代表選手でも自分のコンディショニングにはそれ位の認識しかないのか、と感じました。
まあ、詳しい事はあまり掛けませんがm(__)m

前日夜から鼻風邪でズルズルでしたが、何とかやり終えました。
翌日本当にしんどくなったので、今やっとアップできます(笑)

楽水庵




捻挫した女の子、「ゴールはそこ?」

京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

先日年明け最初のテーピングサービスに行ってきました。
滋賀県立体育館で開催された、「近畿バドミントン小学生大会団体戦」です。

仲間と共に一緒にやっていて、昨年の若葉カップでバドミントンの小学生に対してやった体験もあったのですが、今回やって結構深刻なスポーツ障害を抱えている小学生が多いのにビックリしました。

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高校生以上の選手に比べそれほど上半身のトラブルは見られませんでしたが、下肢のトラブルが多い。
特に膝・足首のトラブルは多いですね。

他の競技に比べバドミントンは、チャンピオンスポーツとしてやる場合、まだ身体ができていない小学生達にとって股関節や膝関節への負担が大きいのだと考えられます。
更に最近の子供達は足趾が上手く動かせないケースが多く、その為に足趾で踏ん張る「後脛骨筋」や「足底筋」の機能が未発達です。
その状態で、「ヘアピン」のような股関節・膝関節に負担が掛かる動作をすると、どうしても膝に負担が掛かるのでしょう。

まだ小学生の段階では、周りも目先の勝負に拘らず身体を総合的に作っていく事に主眼を置いてほしいと感じます。

そんな中、つい先ほど捻挫した女の子が来ました。
足関節テープを貼ったら痛みはなくなりましたが、親御さんだったかコーチの方だったか「ひょっとしたらもう一試合あるのですが、どうでしょうか?」と聞かれました。

確かに無理をすればできない事はない状態には見えました。
ただ、せっかく改善したのにここで無理を重ねるのはどうなんでしょう?
ですから、「これがインターハイの決勝とかだったら無理しても良いと思いますが、小学生の近畿大会でそこまでやるのはどうでしょう?ゴールはここではないでしょう。無理はしない方が良いと思いますよ。」と答えました。

自分達の小学生時代は各競技の全国小学生大会というものはあまりなかったような気がします(知らなかっただけかも)。
ただ、何でも功罪があり、あまりにも小さな頃から専門的なトレーニングばかりしてしまうと、総合的に身体ができていかない恐れもあります。

その女の子のコーチとも後で話をしていましたが、今バドミントンをやっている小学生達も、中学・高校へ進む内に違う競技に転向する可能性もあります。
その時に、小学高時代にバドミントンをしていた時のスポーツ障害のせいでパフォーマンスを出せないとしたら、それは大きな損失です。
自分はボートをしていました。
ボートをしていた人には慢性腰痛になっている人も多いのですが、高校生以上でなったのなら「青春の勲章です」とも言えるでしょう。
しかし、小学生では・・・・

あくまで小学生は基礎体力作りに主眼を置いてほしいと思います。

日本のほとんどの競技がジュニア・U23 レベルだと世界と互角に戦えるのに(ボートでもそう)、シニアレベルになるとまるで歯が立たなくなるのは、こういう風に競技の専門トレーニングに入る段階が早過ぎるのでは?とも思えます。
だから、シニアになってらもう伸び代がない。
もっともっと総合的な体力作りが大事でしょう。
なにもかもアメリカのやり方が良いとは言いませんが、競技をシーズン制にする、例えば夏は野球・冬はサッカー、みたいな育成の方が良いのではと感じました。

楽水庵





「踊っていて右膝に力が入らない・踏ん張れない」

京都と大阪北摂地区のちょうど中間点辺りに位置する、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

昨年11月下旬に初めて来られた60代女性。
最初は肩・首のコリからめまいを起こされて、車を運転するのも怖いと言った状態でした。
趣味がダンスなのですが、それも頭がフラフラするので休んでおられました。

初回はさすがに効果が直ぐに薄れましたが、2回目以降ドンドンと効果が長続きするようになり、今ではめまいはほとんど起こらない状態になっています。

それでダンスを再開されたのですが、「右膝に力が入らず踏ん張れない」との事。

前にも聞いていて、膝窩筋等のテーピングで解決されたと思っていましたが、ダンスを本格的に再開するとやはり問題があるようです。

そこで、徹敵的に右膝の症状をチェック・調整。
と言っても、膝ばかりを見ている訳ではありません。
何度か書いていますが、膝関節は股関節・足関節の問題が露呈されやすい関節で、本当に膝周りを良くしようと思ったら股関節・足関節をチェックしなければいけません。

まず、膝の内側に痛みがありましたが、これは股関節が少し外旋気味の為に大腿部下部(全面)の皮膚・筋膜が外側にずれていて、その為に丁度内側広筋が引っ張られていた為に起こっていました。
この場合、梨状筋の調整で股関節の外旋を矯正すると内側広筋の緊張は緩みます念の為、内側広筋にもテーピング)。
膝の裏も膝窩筋の機能が低下しているので調整。

これで股関節と膝周りは済みました。

次に踏ん張れない原因の一つに足関節が安定していない事がありました。
そこで足関節をπテープで補強。
これはシンプルながら、貼った方々が「本当に守られている感じがする」と言ってくださるテーピングです。
といっても、別にテンションを掛けて貼っている訳ではありません。

ところが、まだそれでも片足立ちすると、「内側に乗れない」との事。
少し外反母趾気味なので、足底アーチを補強するのと兼用でテーピングしてあるので重心はよくしてある筈なのに???

そこで思い出したのが、「足裏の母趾と2趾との間が少し痛い」と言っておられた事。
それで下腿部の筋機能をチェックすると、後脛骨筋と足底筋の機能が低下していました。
足裏の痛みは、それの関連痛だったようです。

これもテーピングで調整してもう一度片足スクワット(軽い屈曲ですが)をしてもらうと、しっかり母趾球に体重が乗るようになりました.

結局、股関節・膝関節・足関節全てに問題があったという次第でした。


楽水庵



火傷の水脹れが2日で・・・

楽水庵です、本年もよろしくお願いいたします。

昨年暮れに左肩で来られた男性に付き添われていた方なのですが、就寝中にストーブの火が寝具に燃え移ったようで、右前腕に火傷を負われ水脹れ状態になっておられました。

痛みはなかったようですが、このまま放置しておくと跡が残ると思い、リンパコレクションテープを貼っておきました。

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そのテープの画像は撮り忘れていましたが、下の画像のテープ後でおおよそ想像していただけると思います。

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2日後に来られたら火傷箇所は既に破水していて、この状態なら跡は残らないと思われます。
念の為に今回はEDFテープを貼っておきました。

肝腎の男性の方は、正直言ってまだ結果が出ていません(T_T)
付き添いの方だけに結果が出ても仕方がないのですが・・・

それと、アングルが違っていてパッと見比較しにくいですね、スミマセン(^^ゞ

楽水庵

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