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楽水庵ブログ 2016年6月 2ページ目

足趾の形が悪いので、下腿部の筋肉が未発達

京都府長岡京市の、kinesio ≒ pain buster & preformance upper 楽水庵です。

先だって「第1回西日本選手権」へサポートに行った際(リンク参照)の事です。
以前からその大学の監督に腰痛の学生を頼まれていたのですが、たまたま浜寺にサポートに行くので最初の施術は無料、彼は非常にラッキーでしたね(笑)

腰痛の原因等もおおよそ判明したのでかなり楽になったようなのですが、彼には足趾の形が悪いというハンディがありました。
私より背が高いぐらい良い体格をしているし、高校では野球でピッチャーもやっていたそうなのですが、何せ足のアーチが縦・横共にないので、これはかなりネガティブな要因です。

足元がしっかりしていないと、当たり前ですがちゃんと踏ん張れません。
そして、下腿部の筋肉はそのほとんどが足趾をしっかり使う事により発達します。
その彼は大腿部を含めしっかりした筋肉を持っているのですが、如何せん下腿部だけその足元が原因によりかなり筋肉の付きが良くありません。
陸上での競技もそうでしょうが、ボートでも出力先はストレッチャーとオールのハンドルしかないので、足元が弱いといくら他の部位の筋肉でパワーを出してもちゃんと出力されないのです。

これは非常にモッタイナイ話ですし、更に下腿部の浅筋膜の動きが悪いと仙腸関節にも影響を与え、ひいては腰痛の原因にもなります。

そういう訳で、彼には足元を整えるテーピングを行い、かつエアー縄跳び等のエクササイズで下腿部の筋肉を鍛えるようにアドバイスしました。
続けてくれるとパフォーマンスも上るし腰痛予防にもなるので、是非実行してもらいたいと思います。


楽水庵




第1回西日本選手権のサポート

去る6月11日(土)、大阪高石市にある(といっても通称「浜寺」なんですが・・・)大阪漕艇センターで開催された、第1回西日本選手権に1日だけですが、サポートに行ってきました。

今年から始まった大会で、主催されている大阪ボート協会の専務理事さんとは昔一緒に漕いだ中でもあるので、自分のできる事で何かお手伝いをと思い行かせていただきました。

何かと縁のある大阪大学の選手だけしか来ませんでしたので、ハッキリ言ってヒマでした(笑)
私も自分の院でずっと仕事をしていると息が詰まるので、こういうサポートは正直「気晴らし」の面もありますし、主催者側にもその旨は伝えています。
一応暇な事も想定して、自分の院で使うπテープなんかも作るので、全く暇を持て余す事もありません。

ただ、この4月に愛知で行われた「中日本レガッタ」の際に、名古屋大学や名古屋工業大学の選手達が見せた自分達の身体に対する好奇心や貪欲さというものが関西の大学の選手達にはあまり感じられないのが、同じ関西人として物足りません。

彼らに行っているのですが、それで十分強ければ、インカレや全日本で関東勢(要するに戸田勢です)を圧倒する強さを見せているのなら私も何も言いませんが、現実にはその反対です。

そうであるからこそ、いろんなものを吸収してもっと強くなってほしいのですが・・・
「鍛える事」と「整える事」、この2つの事を並行してやっていかなければ強くなっていきません。

まあ、愚痴はそれぐらいにして(笑)、ブースをやっていたら3年前うちに通っていた神戸大学のOBが挨拶に来てくれました。
コンディションを崩して非常に悩んだ末の事でした。
どこまで役に立てたかは判りませんが、インカレ(残念ながら彼はインカレではなくジュニア種目でしたが)が終わって直ぐ礼に来てくれた事を考えると無事漕ぎ終える事ができ嬉しかったのでしょう。

そういう再会や、今までSNSだけのお付き合いだった方と初めて挨拶する事もできたので良しとしましょう(*^。^*)

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楽水庵






結果が直ぐ出る人も多いアジャストテープ

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

3月ぐらいから最近よく書いている頚椎1番の傾きを腰椎5番で調整する、というテーピングをしています。
かなり効果が出ていて、ついこの間も会津で高校生にそのテーピングをしたところ瞬く間に背中の筋肉の付き方が左右違っていたのが整いました(リンク参照)

本日3ヶ月ぶりにメンテナンスに来られた30代男性が右首の張りと右顎の不調を訴えておられたので、左右の耳をチェックしました。
少し左に首を傾げる癖があるようで、本来なら右耳が左のそれより若干高く見える筈なんですが、そうではなくまだ少し低く見えます。

ちょっと逆光気味の写真になって見辛いので彩度を下げました。

souza_20150609_1.jpg

そして、また恒例の両母趾のテストをしてみると、やはり陽性。
つまり頚椎1番が右に下がり、腰椎5番も同じように右に下がって腰椎4-5番間の椎間板が圧迫されています。

そこで、お馴染みの(^_^;) アジャストテープの登場です。
ただ、念には念を入れて右に下がっている浅筋膜を上げるようなシュミレーションをして楽になるのを確かめてからテーピングします。
これは会津の高校生に貼ったものですが、まず浅筋膜を調整するテープを貼ってから腰椎4-5番間の椎間板にジェルフィッシュテープを貼りました。

suzuki_kitakata_after.jpg


そうすると、下の画像のように右耳の位置がかなり上がりました。

souza_20150609_2.jpg

もちろん、この後も調整を続けましたが、この最初のアジャストテープだけでもかなり首やアゴが楽になったと言っておられました。
当院に様々な症状を訴えて来られる方の多くが、多かれ少なかれこの方のように頸椎1番が傾いておられます。
まず、そこから調整する事が、本当の意味での「体の歪みをとる」事に繋がっていくのでしょう。

楽水庵




長距離ドライブで右肋骨に違和感、座り癖も・・・

こんにちは、楽水庵です。

流石に車で会津往復(リンク参照)は結構きつかったですね。
特に復路は興味があったので、上越ジャンクションから長野道~中央道~名神というルートを選んだので往路よりも50㎞ほど距離が嵩みました。

そのせいもあったのでしょうか、復路を運転中右肋骨部に少し違和感が出てきました。
帰ってきてからもまだあったので、テーピングしました。
S3 と季肋部テープが効きました。

S3 はおそらくシートの座り癖から来ているのでしょう。
ここの神経は仙骨下部から出ているので、どうしても座り方によっては臀部の皮膚を圧迫し皮膚自体の動きが悪くなり、その奥を走っている神経の流れも阻害してしまいます。

季肋部に関しては、往路ではハンドルを持つ位置を上の方で保っていたのですが、復路は楽をしようと道が空いている時はハンドルの下の方を持っていました。
これにより、少し右季肋部の動きが悪くなったのでしょう。

本当にちょっとした事が影響を与えるものだと、身を持って感じました。

楽水庵

福島県喜多方でテーピング

今回車で会津地区、福島県喜多方の田園地域でテーピングしてまいりました。

元々今回の会津行は、喜多方の山都という処で茶房をされている女性の処で治療会をやりましょう、という事で話が始まりました。
その中で、向こうの仲間がコーチをやっている高校の双子のパフォーマンスアップをその治療会の前日の夕方にやってもらえないかと頼まれていました。

ところが、その山都の女性の方が頼まれていたイベントが前倒しで私の行く日に当たったり、店もスタッフが結婚で辞め一人で切り盛りしなければいけなかったりで開催するのが無理になってしまいました。

まあ、それでも行く事には決めていたので、場所も仲間の所属するクラブの艇庫で、という事で何人か希望者を募ってみる事に。
そのクラブの名前が、「会津楽水会」!!

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その仲間とも、最初はいわば「楽水」つながりでした。
レスリングをしていた息子さんが国体予選前に膝の内側側副靱帯を傷め、何とか大会に出したいのだがと相談を受け、アドバイスしたテーピングが功を奏し国体本選は出られなかったものの県予選で準優勝され、それ以来キネシオテーピングに目覚めてもらっていただきました。
東京でやったセミナーに来てもらったり、会津若松でも2回ほどセミナーをやったりで結構学んでいただいたのですが、私のテーピングは常に進化している(つもりだけか・・・)ので、一昨年12月以来のアップデートをしてもらい、それを普段会津で自分の知り合いとかにやってもらおうという思いもありました。

果たして交通費程度は賄えるのか不安もありましたが、元々半分気晴らしで行っているので多少足が出ても良いと思っていました。
結果はプラスでしたので助かりましたが(笑)

また今回は、車で一度行ってみようと思ってやってみました。
まあ、次からは夜行バスか飛行機+JRにします(^_^;)

さて、双子の兄弟ですが、以前に送ってもらった顔写真で二人とも頚椎1番が右に下がっているのが判っていました。
そこで腰椎5番からのアプローチをやってみる事に。
その際に顧問の先生がおられたのですが、弟君をやる時に「いつも彼の背中を見て、左右筋肉の付き方が異なっている。右が左に比べ付き方が良くないのが気になっていました」と言われました。

確かに、テーピング前に撮った写真だと少し右の広背筋等が、左のそれに比べると小さいですね。

suzuki_kitakata_bifore.jpg

それを腰椎5番のアジャストテープに腰椎4-5番の椎間板へのジェルフィッシュテープを貼るだけで、かなり右の筋肉の付き方が変わりました。
腰椎5番が傾いていた為に、浅筋膜の動きが悪さをして右の背中の筋肉を抑えつけていたのでしょう。

suzuki_kitakata_after.jpg

兄弟ともに他の箇所も徹底的に整えました。
ちょうどインターハイの予選があり、残念ながら本選の切符は取れなかったものの、この調整で今までと違うものが掴めたようです。
こういう調整で普段から質の高い練習をする事で、より高いレベルに達する事ができるのです。

次の日にお越しになった60代の男性は、翌日のテニス大会の為にパフォーマンスアップを少しお願いできないかという依頼だったのですが、この方も頚椎1番が傾いていた為に結構バランスが悪く、そういう処からしっかり調整をすると翌日の試合で順調に勝ち進み、昨年の優勝者に惜敗したものの普段と全然動きが違ったと感想を述べてくださいました。

行って戻って51時間余り。
その間往復1340㎞走りました。
我ながらよくやったものだと感心します。
身体は疲れますが、精神的にはかなりリフレッシュさせてもらいました。
その分常連さんとかには迷惑を掛けていますm(__)m

楽水庵




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