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楽水庵ブログ

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顎二腹筋も非常に大事

下の画像は、単に彼が向かいにいる犬(楽水ワン)に襲われている写真です(笑)

昨年夏に一度顎関節の施術をした大学生ですが、年末にまた痛くなってきたそうなので来院。
下半身から肩甲骨周り・首・頭蓋骨とほぐしてから顎関節への直接手技。

やはりと言うか、この間に来られた女性と同様に、顎二腹筋の停止部(耳の少し下)の張りが強かった。
今まで自分が思っていた以上に、顎二腹筋と顎関節症の関連性は高い気がします。
特に、側頭骨下顎骨靭帯はこの辺りを走っているので、顎二腹筋の昨日が良くないと靭帯にも影響を与えているようです。
この学生は左の靭帯の弛みが強かったのですが、顎二腹筋の状態も同様でした。

そういうポイントを押さえ、なおかつ奥の筋肉もかなりほぐしましたので、非常に楽になってもらえました。

kitakata2014.jpgのサムネイル画像

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「ヘッドフォンを着けてボリュームを上げた感じ」

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害専門院」楽水庵です。

今朝お見えになった60代の男性。
前日に往復7時間のドライブをされた関係か右腰に違和感を訴えられました。
どうも長時間座ったいたので仙腸関節が詰まっているように感じました。

右仙腸関節の張りは右顎(特に下顎骨側頭骨靭帯)の状態とリンクしています。
そして、顎の状態が良くないと耳の状態も悪くなります。
この男性は普段補聴器を使っておられますが、「どちらが聞こえにくいですか?」と尋ねると、やはり「右耳です」との返事。

舌骨の調整に仙腸関節調整、そして顎の調整をしてからもう一度耳の状態を尋ねました。
すると、
「よく聞こえます。ヘッドフォンを着けてボリュームを上げた感じですね」
「FM放送がさっきまでは飛び飛びにしか聞こえていなかったんですが、それが今はハッキリ聞こえます」

との返事がありました。

予想通りの結果が出て良かったです。
全ての難聴の原因が顎からとは言いませんが、顎、そして顎とリンクしている仙腸関節の動きを良くすると聞こえやすくなる可能性も少なからずあると感じました。

*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。


楽水庵






仙腸関節と顎の靭帯の関係

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害専門院」楽水庵です。

前に「左下腹部に息が入りにくい男性に顎の施術をしたところスッと息が入るようになった」(ブログ参照)という事を書かせてもらいました。

以前から判っていた事ですが、今更ながら「顎と腰の関係」について考えさせられました。

顎は首のバランスによって大きく影響を受け、そして首は腰の影響を受けます。
どちらかと言うと私は今まで先に腰の方を調整していました。
その方が首にも好影響を与えるからと信じていたからです。

しかし、最近矛盾も感じていました。
というのは、首のC3神経の詰りを良くすると全身のバランスがそれだけで大きく改善されるからです。
首やアゴを先にした方が良いのか?という迷いが出てきました。

そんな中施術していて、顎の下顎骨側頭骨靭帯に弛みが出ている側は(今のところですが)仙腸関節を支えている腸腰靭帯の動きが悪いという事に気付かされました。
腸腰靭帯自体が悪いといよりも、どちらかというとその上部組織である筋膜の動きが良くない、と言った方が正解に近いかも知れません。

そして、そこをほぐしていくと腸腰靭帯が正常化していき、結果的には同側の下顎骨側頭骨靭帯の動きも良くなります。
その上で顎の施術を加えていくと、皆さん顎だけでなく首周りも非常にスッキリされます。
もちろん仙腸関節も動きが良くなっていますので、腰も非常に楽になられます。

その上で首・肩・腰を含めた全身の調整を行っていきます。
既に大まかな改善が行われているので、言わば「改善の上書き」と申しましょうか。

こういうやり方に変えてから一番気付くのが、「テープを貼る量」が大幅に減った事です。
今までのやり方は、どちらかと言うと少し無理を重ねた方法だったのかも。
それがもっと自然な形に変わったので、バランスがドンドン良くなっていると思われます。
ですから、それほどテーピングは必要ないのかも知れません。

もちろん、これからも更に良い方法があれば変えていきます。
ただ、現時点ではこのやり方が「モアベター」でしょう。

それと、今まで「顎」に関してそれを訴えられない方に関しては施術を避けていました。
しかし、この方法が非常に効果があるのならしっかり説明して積極的にやっていきたいと思っております。
特にアスリートに関しては、パフォーマンス向上も期待できますので。

*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。


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やはり大事、「顎と、腰を含む体幹との関連性」

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体 キネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。
「アゴ・首・スポーツ障害」を中心とした施術をしております。

少し前に左側に息が入らない男性に顎へのアプローチをしたところ、息が左腹部までしっかり入った事を書きました(リンク参照)

それまでは、顎が痛い・口が開きにくい・顎を開くとカクカクする、といった症状の方々に腰との関連性がある事を説明し、先ず腰を含めた全身のチェック及び調整をするのが常でした。

しかし、前述の男性のように顎へのアプローチをする事により股関節を含む体幹へ良い影響を与えてる事が判ったので、そうすると今までのように一番最後に顎の施術といった順序が果たして良いのか、と自問自答しなければいけません。

そして、今の答えとしては、関連性を常に考慮して顎へのアプローチを先にやった方が良いと思った場合は躊躇せず先にやるようにしています。

何故なら、顎の動きが良くない(固い)とそれが首の動き等を制限して、引いては腰等に影響を与えるからです。
この間もこういう事がありました。
強い腰痛を訴えている男性で仙腸関節炎でもあるのですが、右腰の痛みが何の原因かをチェックしている時に大殿筋のテストをしました。
テスト自体は陰性で筋反応も十分なものだったのですが、テスト時に「痛い!」との事。
どうも右の顎が影響を与えているのではと思い、右の顎関節付近、ちょうど頬骨の辺りですがそこの皮膚・筋膜を誘導しながらもう一度大殿筋のテストをすると、やはり今度は痛みが出ませんでした(この男性の腰痛は様々な原因があり、これだけでは取りきれていないのは正直に申し上げます)。

また、他の方にも顎の施術を先に行うと、腰や体幹に良い影響を与えていました。

とは言っても、唐突に顎へのアプローチはしません。
今まで何度も書いていますが、顎(顎関節)とは密接な繋がりのある首や肩周りに仙腸関節は予めチェック及び調整をして、頭部をほぐしてから顎へアプローチという手順は最低限必要だと思っております。

私自身は「この方が良い」と思ったら、施術及びアプローチはどんどん変えていっています。
この場合は、「施術方法が変わった」というより「順序が変わった」と言った方が良いのでしょう。

しかし、その方が相乗効果は高いと思っております。

*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。


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「左側が最後まで息が入らない」最後に残ったのは?

こんにちは。京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院、「アゴ・首・スポーツ障害」専門院 楽水庵の水谷です。

昨年秋から腰の重さや左鼠蹊部の詰りで通っていただいている30代の男性。
段々と良くなっておられる(個人の感想です)ようで、今一番の悩みが「身体の左側に息がスッと入らない、右は下腹部までしっかり入るが、左は時々入らない事があって、首を右に回したりすると入ってくれる」との事。

首を右に回した時に入る?
一体何が原因なのか、チェックしながら調整してみました。
前横隔膜・腹筋・舌骨・肺の反射区、左側だけでなく右側もしっかりとチェック及び調整。
ただ、どれも確かに入りは良くなるのですが、少しするとまた入り辛くなる、という繰り返し。

最後に口を開けてもらうと、左側が遅れて開きます。
という事は、顎、それも外側翼突筋か内側翼突筋が固くなっているから?
この方には顎の施術をした事はありませんでしたが、まあダメ元でやってみました。

すると、左の外側翼突筋が凄く張っていて、それをほぐした途端に「息が入ります」と。
それも先ほどまでと違い、コンスタントにしっかりと。

最初に言われていた「首を右に回すと息が入る」という事は、そうすると顎の筋肉が少し緩み、それで首等の筋肉の機能が上手く機能するので息が入りやすくなったのでしょう。

今まで顎の施術をやっていて、「口が開く」・「声が通るようになった」とは聞いた事がありますが、「息が入るようになった」と聞いたのは初めてです。
ひょっとしたら左右の片側が息が入り辛い症状の方は、もちろん肺とかに問題がある可能性もありますが、一番最初に顎を疑った方が良いのでは、と感じました。

*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。


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「旦那が早食いだったと思っていた・・・」顎に関する2話

こんにちは、京都長岡京市の楽水庵 水谷です。

顎が痛い等の顎関節症を抱えておられる方の大きな特徴に、「やたら食事を摂るのに時間が掛かる」というのがあります。
ハッキリした痛みが無くても、今までより倍、中には3倍も時間が掛かる場合は要注意です。
歯のトラブルがなければ、原因の大半が顎を動かす筋肉が正常に働かないので「よく噛めない」、つまり咀嚼能力が著しく低下しているのです。

最近お越しになられた30代女性もその傾向が顕著で、噛む力が物凄く低下していました。
直前に観えられた方が「食事に今までの倍時間が掛かる」と自覚されていたのに対し、そういう自覚がありませんでした。

昨年結婚されたとの事なので、「ご主人と一緒に食事していて自分が遅いと思わなかった?」と尋ねたら、
「旦那が早いと思っていました。よく噛まずに飲み込んでいると思ったので注意していました」との事。
いやいや、余程の早食いだったらともかく間違いなくあなたが遅いんですよ(^_^;)
帰ったらご主人に謝ってねと言っておきましたが、果たして・・・


もう一つ、3年以上通っておられる50代女性。
前回「耳を軽く引っ張って痛がる場合は顎の問題が考えられる」という事を書きましたが(リンク)、この方の場合は正直言って3年以上通っていただいているのに顎の事は度外視していました。

たまたま耳の話をしていたら25年以上前に右顎のクリック音が隣に聞こえるほど大きくなり、当時は口腔外科があまりなかったのですが、大学病院に行ってマウスピースを作った事があると話されました。
その後クリック音がしなくなり放置していたが、今でも食事は左側でしか噛んでいないとの事。
まず右側では噛もうという気がしないそうです。

これは靭帯の弛みは以前に比べてマシにはなっているものの、右顎の筋肉が固くなっている可能性が高い。
口を開けてもらうと、案の定右の開きが遅れています。

という訳で、いつもの施術の最期に顎を少しやりました。
すると、「今まで右顎は一度ずれてから開いていたが、スッと開くようになった」と言われました。

元々踵の痛み等でお見えになったので、私も顎の事は気にしていませんでした。
ある種自己申告みたいなところもあったのですが、まだまだお越しなっている方々の現状がしっかり見えていないな~と反省しております。

楽水庵



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