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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2016年8月

右利きの場合上腕の機能低下しやすい筋肉パターン、ただし仕事柄例外も

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

以前右利きの方は右肩の肩甲上腕靭帯を傷めやすい(リンク参照)、また左肩は烏口腕筋を傷めやすい(リンク参照)と書きました。
それに加えて、利き手によって上腕の筋肉で機能低下しやすいパターンもあるのに気が付きました。

また例によって右利きの方で説明します。
右利きの方の場合、細かい作業はどちらかというと身体の左側で行う事が多い(調理などはその典型)ので、右の上腕三頭筋が常に伸ばされ機能低下しやすくなります。
上腕三頭筋は肘を伸ばす機能と共に肩関節を伸展(平たく言うと肘鉄をするような動作)させる筋肉で、それが常に引っ張られる形になるからです。

逆に左の上腕は、上腕二頭筋がずっと収縮したままの状態になってしまう(拘縮)ので、やはり機能低下が起こりがちです。
烏口腕筋の機能低下と相まって、かなり左上腕の状態は悪くなっている事が多いのです。

これらをチェックして整える事で、日頃肩のコリを感じられている方も楽な状態になられる事が多いのです。

と、まあ一般的な事例を挙げましたが、中には仕事柄逆のパターンになってしまう方々もおられます。
例えば絵を描く方等は身体の左側だと窮屈になるので、右側で作業される事が多いので右の上腕二頭筋を傷められる事が多いと見受けられます。
この場合、左手にパレットを持っている場合などは、通常通り左も上腕二頭筋が弱っている可能性が高いでしょう。

ですから、来院された方に必ずお仕事を聞くのはこういう事を想定するからでもあるのです。


楽水庵

筋トレ、内転筋のエクササイズで朝の頻尿が改善!

京都府長岡京市の楽水庵です。

前にも書きましたが、早朝ロードワークまだ続いています(^_^.)
まだまだ腹は凹んでいませんが、人間の身体の組織が変わるには3ヶ月掛かるそうで気長にやっていこうと思います。
来年2月の「斑鳩法隆寺マラソン」のサポートをまたさせてもらうなら、距離の短いレースにでも参加させてもらおうかな。
一度フルマラソンを4時間27分で乾燥した事がありますが(といっても、35㎞からほとんど歩いてました・・・)、ハーフでもまだまだ自分には長いと思うので、5㎞程度楽しく走れたら良いですね。

それと別にこの間公認コーチ講習を受講した中でトレーニング理論なんかも学んだので、それの実践で筋トレも週2回ほど体育館のトレーニングルームで行っています。

マシントレーニングがメインですが、ワイヤーでいろんなトレーニングができるマシンがあり、それを使って中殿筋や内転筋のエクササイズをやりだすようになりました。

そうすると、最近朝の頻尿が改善されました(^_^.)
それまでは、夜間とかはそうでもなかったのですが朝は頻繁に尿意を感じ困っていました。
S3にテーピングしたりしても効果はあまりなく、朝のロードワークをやっていても変化はなかったので、これは内転筋のトレーニングが効いたのだろうと判断しています。
ひょっとしたら、尿意を我慢する時は内転筋を「ギュっ」と締めると良いのかも知れませんね。

朝の頻尿が改善され、安心して仕事ができます(笑)


楽水庵

まあ、なんとか毎朝ロードワークやってます(^_^;)

kinesio ≒ pain buster & performance upper 京都府長岡京市の楽水庵です。

以前は良く走っていたのですが、ここ数年はあまり走らず。
腹も順調に出てきた(笑い)事もあり、少しずつエクササイズを始めています。

それまでも時間があれば歩いたりはしていましたが、新聞に『マラソンの勧め』というコーナーがあり、「最初は5分早歩きして、次の5分で早歩きをした距離をゆっくり走る、決して頑張って走ろうとはしない」というアドバイスがありました。
あ、これは良いなと思いやってみたところ、かなりの好感触がありました。

歩いていたら大丈夫と思っていたのですが、歩行というのは競歩で説明されているように必ずどちらかの足が地面に接地しています。
しかし、どんなにゆっくり走っても『走り』は両足共に地面から離れている瞬間があるのです。
これが、ふくらはぎや足底に与える刺激は「歩き」では得られない、というのを再認識しました。

そこで、5分早歩きに5分ジョグ、というのを6月ぐらいからちょこちょこやり出しました。
その頃はまだ生活がどちらかというと夜型で、朝の仕事があっても起きるのはせいぜい7時台。
そこから少しロードワークをやったら帰ってくるのが8時過ぎで暑い~。
それと今月初旬に公認コーチ講習で5日間連続で朝早く新大阪まで行かなければいけない、それにリオ五輪でちょうど時差が12時間なので日本時間の朝まで競技が行われていた事もあり、5時半頃に目が覚めるようになりました。
ウダウダしていて6時過ぎにロードワークに出るような日課です。

6時台だとまだ日差しもきつくなく(それでも日陰探しますが・・・)暑さもそれほどではないので、7時台とは全然違いますね。
日によってロードワークに掛ける時間は異なりますが、40分から1時間ちょっとですね。

まず5分ー5分で2セットほど早歩きとスロージョグの繰り返しをします。
体調によっては、このセットでずっと行く日もあります。
調子の良い時は、5分ー10分、5分ー15分とかのセットを組みます。
面白いのは、同じほどの心肺の負荷加減で走るのですが、後のセットの方が段々とスピードが上がっていく点です。
筋肉や関節のウォームアップができていくせいですが、一番重要なのはふくらはぎの機能が目覚める事でしょう。

ふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」とも言われ、循環器系の重要な役目を担っています。
それがセットを重ねるにつれ、段々と調子が上がってくるのだと考えています。
ですから、結構スピードが出ていてもそれほどしんどく感じません。

これぐらいの負荷でじっくり脚を作るのをマラソンでは「溜める練習」というそうです。
平たく言えばベースアップの練習です。
ときどきダッシュみたいな練習も涼しくなってきたら組み入れようと思います。

まだまだ腹は凹みませんが、何でもやりだして効果が出てくるのは3か月後ぐらいから。
それぐらい経ってから、身体は本格的に変わっていきます。

どこかのスポーツジムのように2ヶ月で変わる事も可能でしょうが、あれは言わば『禁じ手』を使っています。
健全なダイエットではありません。
モデルになられた経済学者の〇永さんにしても、そこに通っていて当院に来られた男性達にしても、残念ながら物凄く老けられています。
言っては何ですが、「痩せ衰えた」という表現がぴったりです。
自分も数年前仕事を変えた際に半年間で10数㎏体重が落ちましたが、その時もかなり「顔が老けた」と言われました。
若い頃はともかく、歳いってから急激に体重が落ちるのは様々な点からやめた方が良いでしょう。
抵抗力も落ちます。
商業ベースに乗せられて必要でもないダイエットをするのは命を縮める元にもなる恐れもあると思います。

どこかの大会に出る予定はありませんが、このペースでやってみて段々とスピードアップできるようになれば面白いなと考えています。


楽水庵






スコップで作業した際の腕の痛みの原因

農作業もしている50代男性。
スコップで作業をすると右前腕が結構痛くなるとの事。

前腕も張っているが、前腕を調整しただけではまだ痛みが少しあり。
腕橈骨筋が張っている場合は上腕二頭筋にも問題があり、それもやってみるがまだ違和感が残っていました。

こういう場合、体幹の方にも問題があり事が多く、この男性も小円筋と広背筋の機能が低下していました。

腕の不調には、首も大きく影響しています。
逆に前腕を整えると、首はかなり楽になります。

こういう風に互いに影響を及ぼし合っているのです。
ですから、どちらだけやっていれば良いという事はなく、しっかり全身に渡ってチェックするべきです。

楽水庵

首での調整で気を付ける事

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

首の調整で気を付ける事。
それは「見掛けの張り」に騙されない事。

何故か?
首、特に斜角筋等の筋肉は左右で互いに拮抗関係にあります。;
左が収縮すれば右が弛む、という関係にあり、それでバランスを取っているのです。
だから、もし左が収縮しにくいと右はそれだけ負担が掛かり、一見張りが強いように感じられる事が結構あります。

ただ、この場合でも筋肉テストをすれば、一見張りの強い右は陰性(セーフ)で左は陽性(アウト)の事が多いのです。
そうすると、どちらにアプローチすれば良いかは自明の理で、左になります。
そして、左の筋肉を整えると、自動的に右の張りも解消します。

本当に首周りの調整は、痛みや張りを訴えている反対側にアプローチした方が結果が出る事が多くあります。


楽水庵





「立ちっぱなしの仕事で足底が痛い」

5か月ぶりの20代男性。

今春大学を卒業して大手ゼネコンに就職し、現在研修で各現場を渡り歩いているとの事。

お盆で里帰りした際にメンテナンスで来院してくれたのだが、「どこか痛い処は?」と聞くと上記の理由で足の裏が2ヶ月ほど前から痛くなっているとの事。

そこで、この足底筋膜テープを貼ってみると、「かなり楽!」との返事。

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自分で貼るやり方を教えたので、是非しばらくの間貼り続けてもらいたい。

考えてみれば、就職するまではそれほど立ちっぱなしになる事はないんですよね~
働き出して、特に現業の方で結構きついのが、この「立ちっぱなし」。
血流も悪くなるし、この足裏の痛い状態を続けていると腰とかにも影響が出てきます(というか、出ていた)。

テーピングもそうですが、エア縄跳びとかの踵を上げるエクササイズもして対応してください。


楽水庵

公認コーチ講習受講しました

8月6日から10日まで5日間連続で、新大阪のホテルで行われた「公認コーチ共通科目講習」を受講してきました。

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私もよく判っていなかったのですが、公認指導員・公認上級指導員・公認コーチ・公認上級指導員等の日本体育協会の制度があり、それぞれ地域レベル・もう少し広域のレベル・都道府県レベル・国レベルの指導者を養成しています。
このうち、公認上級コーチは受講者自身が代表レベルの選手でなければ受講資格がないので、私は端から資格がありません(T_T)
また、ボート競技では公認コーチの資格を持っていなければ国体の監督にはなれません。
ただ、競技によって監督に要求される資格はマチマチで、硬式野球などは公認指導員の資格で良いようです。
バレーボールからは、少しバレーに詳しい方なら「あ!」というような有名な方も受講されていました。

余談ですが、この制度を一番必要としているが、実はプロ野球ではないでしょうか?
某在阪人気球団でも、全くコーチングを勉強して来なかったような元選手をいきなり監督にしたりするのは本当に如何なものでしょう。
サッカーの方は、Jリーグの監督をしようとするとSライセンスが要るようなので、そこのところはしっかり精度ができているようです。
もちろんライセンスを取る為に勉強しただけでは現場では不十分ですが、それさえも必要としないプロ競技がある事自体違和感を感じます。
今回東京五輪で野球が復活しましたが、監督になられる方には是非公認上級コーチを取得してもらいたいし、日本体育協会やJOCも要求すべきでしょうね。
メジャーリーグの監督もマイナーから下積みを重ねてやっとなれるそうですから。

さて、何故受講したかというと自分の新しい可能性を見つける為と、ボート選手に対していろいろアドバイスを送る時にこういう資格を持っていれば更に説得力が増すと思ったからです。
もちろん、何でもそうですが講習を受けた事をそのまま受売りでやっていても実践では役に立ちません。
また、メディカル系の講義はハッキリ言って少し問題があります。
あれでは整形のドクターの独壇場になってしまい、本当にケガが良くならず困っている選手に対しこのアプローチだけで本当に良いのか、という疑問が沸々と起こってきます。
とはいえ、試験がありますから解答の方はテキストどおりにしなければいけませんがね(笑)

しかし、それ以外のコーチング理論、特にコミュニュケーションスキルの講座などは正直言って「目から鱗」でした。
こんな素敵な講座をこんなリーズナブルな受講料で受けさせてもらえるなんて、と本当に思いました。

コミュニュケーションスキルは私も是非日々の施術に取り入れなくては、と感じました。
というのも、やはりスポーツのコーチと同様に「こうしたら」という一方的なアドバイスやその方の身体に関する「ダメ出し」に終始してしまいがちになるからです。
そうではなく、お互いにしっかり話し合ってその方の身体を良くしていこうとする事が必要なんだなと痛感しました。
本当にそう思っております。

もし、これをお読みになって当院に来られた際に、私が一方的に話をしていたら、「お前、この前ブログで書いていたのと全然違うやん」とおっしゃってくださいm(__)m

なお、今回は共通科目の講習で、11月にはボートの専門科目の講習がまた5日間埼玉の戸田であります。
またご迷惑をお掛けしますが、折角いただいたチャンスなのでしっかり勉強していきたいと思っております。

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楽水庵



大腿直筋に力が入らない原因

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

大腿直筋、大腿部の前面にある大きな筋肉ですが、これの機能が低下しているケースが多々あります。

ただ、だからといって大腿直筋にテーピング等でアプローチさえすれば問題は解決するのかといえば甚だ疑問です。

いつも我々が考えなければいけないのは、「何故そこの機能が働かないのか?」という点です。

大腿直筋は股関節から膝下まで繋がっている比較的長い筋肉です(人間の筋肉で一番長いのは縫工筋)。
そこで、様々な筋肉との絡みがあり、それにつられて機能を低下させている事がかなりあります。

大腿直筋の筋肉テストの代表的なものは、仰向けで膝を伸ばした状態で脚を挙げ抵抗を掛ける、といったものです。
その際に大腿部の近位(股関節に近い方)に力が入らないのか、それとも遠位(膝関節に近い方)に力が入らないのか、で原因になる者は変わってきます。

近位に力が入らない場合、主に大腰筋や腸骨筋といった腸腰筋の機能低下につられている事がほとんどです。
ですから、こういう時は腸腰筋の調整をすれば大腿直筋の力は戻ります。
また、近位に力が入らなくても遠位で頑張れている場合は、大腿直筋が原因ではありません。

逆に遠位の場合は、大殿筋や縫工筋、それに膝の裏にある膝窩筋(しっかきん)といったものの影響で力が入りにくくなっています。
大殿筋と大腿直筋は拮抗関係にあり、大殿筋の機能が弱っていると大腿直筋も機能低下を起こします。
また、膝窩筋(膝を曲げる機能)が拘縮していると膝が伸び辛くなり、同様に大腿直筋も機能を発揮する事ができません。
加えて、反対側の首のC3神経が詰まっているとL3神経も同調してしまい、やはり機能低下になります。

本当に大腿直筋由来なのかどうかを見極めて調整する事が非常に大事になってきます。


楽水庵

僧帽筋の張りが強い場合は・・・

京都府長岡京市 kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

僧帽筋、特に上僧帽筋の盛り上がりが強い場合は腸腰筋のチェックをするべきだと感じます。

この前首のコリとかを訴えて来られた30代前半の男性ですが、趣味で山登りをされています。
上僧帽筋の盛り上がりが凄いので、何かトレーニングをされているのか聞いたところ別に何もしていないとの事。

実は私も数年前まで右上僧帽筋の盛り上がりが結構ありました。
それを、ある方が「大腰筋が弱いからだ」と指摘してくださり調整してもらってからは盛り上がりは以前ほどではなくなりました。

腸腰筋の機能が低下すると胸郭が下がってしまうので、それを防ぐ為に無意識に僧帽筋で持ち上げているようなのです。

この男性もそのパターンではないかと推測しチェックしてみたところ、右は大腰筋・左は腸骨筋の機能低下がありました。

それらを調整する事で、以前ほどの僧帽筋の盛り上がりはなくなる筈です。
過度な盛り上がりは皮膚・筋膜を引っ張るので、首や肩の張りを起こす可能性が高いと思われます。


楽水庵

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