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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年11月

自身の左臀部の痛み

最近左臀部から腰に掛けての、どちらかというと鈍い痛みがある。

中臀筋や腰腸肋筋、それに広背筋も関係しているのは判ったが、椅子に座っていて前屈した時にグーッと痛みが来る。

もしかして、腸骨筋かと疑いテーピングするとビンゴ!でした(*^。^*)


腸骨筋が収縮しにくいので中臀筋が引っ張られていたようです。

ついでに縫工筋も少し弱っていたので一緒にテーピングしときました。
腸骨筋と縫工筋はリンクしている場合が多いですね。

70代男性肩痛、スポーツ障害から五十肩へ(^_^;)

結構お年の割には足腰もしっかりされているのだが、昨年3月にシャドーボクシングの真似事をした際に肩を傷められてから段々と右肩の動きが悪くなっておられる。

最初傷められた原因は上腕二頭筋長頭腱炎の模様。
そのせいで肩を後ろにやれない状態が続いてしまったので、肩甲骨周りの筋肉が伸展状態で収縮できなくなってしまっている。

これはハッキリ言って「五十肩」の症状。

初めはスポーツ障害だったのだが、途中で五十肩も加わってしまっている。

上腕二頭筋長頭腱炎の方は直ぐに楽になるが、肩甲骨周りの方は本当に楽になるには、また関節可動域が正常になるにはあと数回通っていただく必要があると思われる。


特に女性に多い症状、肩甲骨の下に平行に拡がる痛みと肋骨下端の痛み

あまり男性には見られない症状だが、今週来られた女性二人がこの症状を訴えられていた。

原因は、腹直筋上部が弱っていて、その為に横隔膜の動きが悪くなっている事です。

腹直筋の上部が弱ると肩甲骨下部に痛みが平行に走ります。
そして、横隔膜の動きが悪くなる、つまり横隔膜が下がりにくくなると肋骨下端部が痛くなります。

また、全身の機能も、特に横隔膜が下がりにくいと腹圧が正常に保てず、その為に下肢全般に力が入り難くなります。

腹直筋テープと前横隔膜テープを貼ると痛みは消えますが、普段から少しずつでも腹筋を鍛えておきましょう。

特にこういう症状を防ぐには腹直筋上部のエクササイズが有効です。

椅子に座った状態で顎を下げるだけで鳩尾(みぞおち)辺りが刺激されます。

テレビを観ながらでもできるので、是非やってみて下さい。

椎間板症の中学生、焦らずじっくりとインナーマッスル強化を

器械体操をやっていて生まれて初めて腰痛を発症して来院した中学生。

残念ながら1回目の施術では体育の授業で走ったりすると痛かったそう(T_T)
本人や母親にも説明していたが、1回目は予約と予約の合間に少し見させてもらっただけなのでチェックが少なかった。
まあ、こんな言い訳をする必要はないのだろうが(^_^;)

2回目はそこで全身の状態をチェック。
かなり良い状態に持ってこられた。

そして、3回目に来た時に聞いてみると、普段の生活や走ったりした時の痛みはもうないが器械体操の練習の際は痛みが出ると言っていた。
これに関しては、体操の動きというのは特に跳ぶ際に、踵からではなく爪先だけで跳ぶような動きがあり、また走ったりする際よりも強い荷重が瞬間掛かるのでキツイかも知れない、とは言っておいてあった。

また、念の為MRIを撮ってもらったら、腰椎4番・5番間の椎間板が硬くなっていると言われたそうだ。
病院ではこれは治らないと言われたそうだが、現在のスポーツ障害治療の世界では大丈夫だ。
確かにそのせいか、右は胸最長筋、左は腰腸肋筋、と仙棘筋を構成する筋機能が低下していた。
右の神経障害も結構あった。

今週末の試合は欠場すると決めたそう。
日本のジュニアスポーツの練習は身体もできていない段階でかなりハードな練習をさせるので、どうしてもこういう悲劇は起こりがち。
実際にその子の周りでも、この程度のスポーツ障害で競技をやめる子供がいる。

「災い転じて福となす」
今まで大きなスポーツ障害を起こしておらず上のレベルまで駆け上がってきた(D難度の技もマスターしている)が、ここで足元を見つめ直し、じっくり体作りをした方が良いとアドバイス。
幸いにそういうトレーニングをするのに何も問題はないので、特に股関節周りのインナーマッスル(腸骨筋や中臀筋)のエクササイズもアドバイス。

それに、ひらめ筋が弱いのも克服しなければいけない。
体操では爪先だけで蹴る事が多いが、フィニッシュの着地は踵から。
その際にひらめ筋が弱いと股関節にショックがダイレクトに伝わってしまう。

そういう地味な事をコツコツと、体操の基礎練習をこなしながらもやってもらうと、来年春の試合にはベストに近い状態で出られると信じている。

15年来の肩痛、上腕二頭筋長頭腱炎

今日初めて来院された30代男性。

顎の症状で来られたのだが、中高とバドミントンをされていて、以来右肩の痛みがあるとの事。
整形外科で診てもらったら滑液胞に問題があると言われたらしい。

調べてみると、野球のピッチャーがよくやる症状、「上腕二頭筋長頭腱炎」だった。
この症状の場合、上腕二頭筋と大胸筋のアタッチメント部分に炎症が起きる。
そして上2つの筋肉の機能が低下し、その部分に痛みを感じるかその真後ろの肩甲骨の外端付近に痛みを感じてしまう。

スポーツ障害としては典型的なもので、適切なテーピングをすればほとんど一発で痛みは消えてしまう。

この方も肩を傷めてからバドミントンをやめてしまったそうだが、肩が楽に動くようになったから「またやってみたい」と言われていた。
これぐらいのスポーツ障害で競技(例えお遊び程度にしても)から遠ざかっていくのは非常にモッタイナイ。

ちょっとした事で楽にスポーツできるのを知ってもらう為に、もっとPRしていかなければいけないと思った。


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