月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年2月 > 2ページ目

楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年2月 2ページ目

パワーリフターの高校生、2回目

膝の具合はかなり改善してきている。
股関節の使い方が段々判ってきていたようだ。

ただ、ひらめ筋・梨状筋の筋機能がまだ良くない。
足関節・股関節の筋機能が低下していると、それだけで膝関節に負担が掛かる。
それらを「加圧リリース」で調整していき、神経圧迫があった右腰椎1~4番にジェルフィッシュテープ。
左外腹斜筋・腸骨筋も少し状態が悪かった。

肩甲骨周りでは小円筋に難あり。
首とかのリリースも併せて行うと、本当に肩甲骨の動きが凄く良くなる。

最後にベンチプレスのポーズをしてもらうと、「よく左腰がつりそうになります」との事。
腰方形筋か腰腸肋筋のどちらかだろうと推測、テストをすると腰腸肋筋だった。
テーピングをすると非常に楽にポーズが取れると言ってくれた。

まだまだ改善余地があるが、今の状態でもベスト更新できる雰囲気だ。


神経圧迫の原因の一つ、鼠蹊部リンパの詰まり

30代女性、2度目の来院。
前回右腰椎1番から仙椎1番まで神経圧迫があり、ジェルフィッシュテープを貼って改善した。

ただ、元々アトピーがあり痒くなるという事で、敏感肌用を貼るという選択もあったが、テーピングなしでどうすれば良いかと模索。

アクティベーターで打ってみたが、あまり良化が認められなかったので、次の可能性を探す。
すると、右の大腿部が左と比べ浮腫んでいるので、鼠蹊部のリンパ節を調べるとやはり右が詰まっている。

テープが大丈夫な人なら、下腹部に右鼠蹊部から左鼠蹊部に向かってバイパステープを貼り、リンパの処理を詰まっていない左鼠蹊部にも担ってもらうのだが、この方の場合はテープにかぶれ易いので、それはやらない方が賢明。
手でやさしく右から左に誘導。

それをしばらくやって、右の筋機能をチェックするとかなり機能が戻っていた。
皮膚感覚も正常に。
この方の場合、これが原因だったのか。

神経圧迫の原因は様々で、今回のケースが神経圧迫を起こしている全ての人に当て嵌まるとは思えないが、機械的にただジェルフィッシュを貼るのではなく、いろんな可能性を探り、その選択肢の中でジェルフィッシュテープ、という形が最善なのだろう。

肩甲下筋と中斜角筋の施術順

以前に「顎関節ブログ」で肩甲下筋と中斜角筋の関連性が高いと書いたが、本当にこの2つの筋肉は密接な繋がりがある。

これまでは下半身・背中のリリースが終わると、椅子に座ってもらい首の施術をして、その後に肩甲下筋等の肩周りをする、という順番でやっていたが、先に肩甲下筋をする方が、中斜角筋の症状がそれだけで軽くなるのが判ったので、順序を今日から変えてみた。

その方が、受けている人の負担が減り、時間の短縮にもなる。

親指のオーバーユースと腕橈骨筋・回外筋

「加圧リリース」を施術するようになって、特に右手の親指がオーバーユースで痛いsad

と言っても、やはり仕事で使わない訳にはいかないので、セルフケア。
特に腕橈骨筋と回外筋のリリースは結構痛い(-_-;)
ただ、これらのリリースをすると親指が楽になり、何とか仕事ができます。

アクティベーターとの併用

「加圧リリース」を施術していて、やはり状態がかなりひどい場合は下のアクティベーターを併用すると効果的。
また、そうでなければかなり痛い思いをさせてしまうし、私の指も大変痛いdespair

本当にこれを打つと瞬間でほぐれていく。
そして、すかさず「加圧リリース」をすると深部までほぐれていく。

アクティベーター、大事な「相棒」です。

actibater01_1.jpg



バドミントンをしている中学女子

元々母親が通院されていて、「足趾が上手く動かないから一度診てやってほしい」という事で、娘さんも来られるようになった。

腰椎5番に神経圧迫があったのと、開帳足がその原因であった。
その問題はかなり改善されて、結構フットワークも良くなった。

今回は、前の低いシャトルを拾うのが苦手という事で、チェック。
右大腰筋・腸骨筋に左腸骨筋・大腿直筋、それに両梨状筋に問題あり。
そして、神経圧迫を調べると、左は腰椎1番・2番に、右は腰椎1番から4番まであった。
ジェルフィッシュテープを貼って、右はかなり筋機能が回復、左の低下している筋機能は「加圧リリース」を施術。

これで、低いシャトルを拾う、右利きの場合は右を前に出し両膝を折る(左膝は床スレスレ)ポジションがしやすくなった。

パワーリフティング ジュニア世界選手権代表の高校生

ご両親が通院されている関係で、「一度見てほしい」という事で来院。

中学時代に左膝半月板の手術をした。
今回の主訴は、右膝内側の違和感と右肩が緊張したりすると痺れが出る、この2点。
それと悩みは、ベンチプレスの重量が増えないという事と、指導者にはスクワットで「股関節が使えていない」と指摘されているが、どうすれば良いか、という点。

まず、足が開帳足なので、しっかり踏ん張れない。
横アーチを作るテーピングを貼付。
仙腸関節に負担が掛かっていたのは、そのせいもあった。

次に、何と言っても股関節周りの筋機能が弱い。
特に、腸骨筋と梨状筋。
それと右腰椎の2番・3番・4番に神経圧迫あり。
スクワットをしても、体が回転する事があったらしいが、これが原因と思われる。
ジェルフィッシュテープを貼り、梨状筋には足裏に貼る代替テープで対応。
腸骨筋は「加圧リリース」を行う。
右はジェルフィッシュのおかげでそれほどでもなかったが、左はメチャ痛かったらしく悶絶していたsad

これでスクワットのフォームをしてもらうと、本当に楽にしゃがむ事ができた。
また彼は立ち上がる際に大臀筋を使うというイメージがなかったらしく、それをレクチャーしたが、股関節の機能が向上すると自然に大臀筋で立ち上がれていた。
また、先ほどの足裏へのテーピングで、足趾で踏ん張る事も自然にできるようになった。

左膝は半月板の具合は少し良くなかったが、大腿直筋テープと膝蓋骨Wテープでかなり安定。
膝のクリック音も周りの筋肉の状態が良ければ、あまり鳴る事もない。

右膝内側の痛みは内側広筋が原因なのだが、実は本当の原因は梨状筋が弛まなかったので、右脚が外旋状態のままで、結果的に大腿部の筋膜が外にずれていた為に膝内側が外に引っ張られて起こったもの。
もう一つ、膝窩筋も弱かったのでテーピング。
既にその頃には膝の痛みはかなり消えていたが、大腿部に筋膜コレクションテープを貼って筋膜のずれを正すと、本当に楽になった模様。

そして、益々スクワットのフォームが良くなっていく。

肩だが、高校生にしては肩甲骨の動きが良くなかった。
肩が痛いので、ベンチプレスで高重量が挙げられないらしい。
首の前斜角筋・中斜角筋が左右ともに張りが強かった。
それと、左は肩甲下筋の状態が良くなかった。
右の痺れの原因は下僧帽筋だった。
下僧帽筋だけテーピングし、残りは「加圧リリース」で対応。
驚くほど関節可動域が増え、引いてはスクワットのフォームも更に改善。

このまま良い状態で練習を重ねれば、6月に南アフリカで行わる世界ジュニア選手権でも十分勝負になるでしょう。




<<前のページへ12

« 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年1月 | メインページ | アーカイブ | 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2014年3月 »

このページのトップへ