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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2016年6月

私が連載させてもらっている、ピロティニュース7月号『健康豆知識』

4月から担当させてもらって、4回目になります。

ネタは一応まだまだあるつもりですが(笑)、あまりマニアックなものになってもいけませんし、これからは段々とキツクなるような(^_^;)

今回は足関節の靭帯について書かせてもらいました。

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楽水庵

右利きの場合、傷めやすい左の烏口腕筋

京都府長岡京市の楽水庵です。

利き手によって左右それぞれの肩の傷め方は違う、と何度かブログに書いております。
右利きの場合、右の肩甲上腕靭帯を、そして左の烏口腕筋を傷めやすいと書きました。
肩甲上腕靭帯に関しては前に書きました(リンク参照)ので、今回は「烏口腕筋」について。

烏口腕筋は上腕を拳上させる筋肉です。
前のブログ(リンク参照)で、右利きの場合細かい作業は左側で行うと書きました。
特に調理などをしていると左の上腕を押し下げる体勢になります。

これにより左の烏口腕筋が伸ばされてしまうのです。
そして、伸ばされる事により烏口鎖骨靭帯という烏口突起(烏口腕筋の付着部)にある靭帯もゆるんでしまいます。
ですから、左肩を動かすとほとんどの方は烏口突起の辺りで引っ掛かる感じがするのです。

ここを調整すると、それだけでスムーズに左肩が動きます。
手技でも良いのですが、烏口鎖骨靭帯の弛みをロックさせる目的もあるので、テーピング、それもπテープ2枚貼るのが非常に効果的です。
この間も名古屋大学のボート部員にセミナーで貼ったところ、面白いぐらいに左肩の関節可動域が向上しました。

これをしつつ、日頃日常動作で烏口腕筋が押し下げられている事から、こまめに肘を曲げた状態で上腕を水平から約30°程度烏口突起を意識しながら拳上させるエクササイズをすると、左肩(右利きの場合)の状態は改善していきます。


楽水庵




名古屋で名大・名工大ボート部にテーピング講習会

6月25日に名古屋庄内川の畔にある名古屋大の合宿所へ。

4月愛知池で行われた「中日本レガッタ」へテーピングサービスに行った際、名古屋大・名古屋工業大の選手達が多く訪れてきてくれました。
彼らのテーピングも含めたコンディショニングに対する知識欲は旺盛で、その際に名古屋大の学内トレーナーらと相談して早いうちに彼らの本拠地庄内川を訪れてテーピングセミナーを行う運びとなりました。

最初は5月中という事だったのですが、レーススケジュールが詰まっていたので今回の日程となりました。
中日本レガッタでも一緒に活動した浜松の仲間と一緒に行う事となり、仲間は彼らにウォーミングアップの仕方をレクチャーしてくれました。

浜松天竜や会津に行く事に比べれば名古屋まで行くのは知れたものです。
また幸いな事に、艇庫の詳細な住所はナビに出てこなかったのですが、近くまで行くと合宿所が見えた、というか艇を出しているのが確認できたので全く迷わずに到着する事ができました。

一応10時半から16時半までという事だったのですが、いざ始まってみると受講者の多い事にビックリ(*_*)
後で聞いてみると、名古屋大ボート部だけでマネージャーも含めたら90名近くいるそうです。

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そこで調子に乗って、「君らが帰ってくれと言うまで残ってあげる」と言ってしまいました・・・
これが後で災いを呼びます(笑)

最初はモデルを適当に選びながらやっていきました。
まず、頚椎1番の歪みを腰へのテーピングで改善するテクニックを紹介。
右に比べ1㎝程左眼が下がっているお誂え向きの男子がいたので、彼をモデルにやってみたところ凄くバランスが良くなりました。
しばらく後に確認したら目の高さがだいぶ揃っていました。

次に足関節や肩の靭帯へのアプローチや浅筋膜のリリースの仕方、それとやはり今ボートの世界で多い肋骨付近の痛みに対するアプローチ等を、これまたモデルを使って紹介した後に、希望者に対して施術を開始。

その数が多い事多い事。
いろんな処を傷めている選手が多く、それをやりながら学内トレーナーにアドバイス。
一度テーピングして終わりではなく、これをできるだけ再現してより良いコンディションで練習してもらい、より上を目指してもらう為には必要な事です。
『整えて鍛える』、非常にシンプルな言葉ですが、これが真理です。
これがないと、ただの自己満足のトレーニング・練習になってしまい結果が伴いません。
下手すると故障で大会自体に出られなくなる恐れもあるのです。


それを言っているこちらの思いを彼らがしっかり受け止めてくれた気がします。
そういう訳で、非常に忙しくなり「確か君さっきしたよな?」みたいに頭が真っ白けになるぐらいやらせていただきました。
ただ、「君らが帰ってくれと言うまで残ってあげる」と大見得を切った割には、途中で半分冗談ながらも「もう帰らせて・・・」と泣きが出ましたが(笑)

その後東海に行くと恒例になっている鰻を食し帰途に。
食事をしながら本当に彼らの熱心さについて話していましたが、本当に何というか講師冥利に着いた1日だったという結論にお互い至りました。

翌日学内トレーナーから、「以前よりも練習でしっかり追い込めた選手が多くいました」という報告をもらいました。
コンディションが良くないと、いくら頑張っているつもりでも追い込めません。
それができるようになったという事は、一つ上のステージに行けるという事です。

もちろん、これからも彼らに対してフォローはしていきます。
もうすぐ大阪大学との定期戦も控えていますが、その後のインカレや全日本でもっともっと活躍してもらいたいと願っています。

しかし、名古屋のひつまぶしも旨かった(*^。^*)

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楽水庵


第1回西日本選手権のサポート

去る6月11日(土)、大阪高石市にある(といっても通称「浜寺」なんですが・・・)大阪漕艇センターで開催された、第1回西日本選手権に1日だけですが、サポートに行ってきました。

今年から始まった大会で、主催されている大阪ボート協会の専務理事さんとは昔一緒に漕いだ中でもあるので、自分のできる事で何かお手伝いをと思い行かせていただきました。

何かと縁のある大阪大学の選手だけしか来ませんでしたので、ハッキリ言ってヒマでした(笑)
私も自分の院でずっと仕事をしていると息が詰まるので、こういうサポートは正直「気晴らし」の面もありますし、主催者側にもその旨は伝えています。
一応暇な事も想定して、自分の院で使うπテープなんかも作るので、全く暇を持て余す事もありません。

ただ、この4月に愛知で行われた「中日本レガッタ」の際に、名古屋大学や名古屋工業大学の選手達が見せた自分達の身体に対する好奇心や貪欲さというものが関西の大学の選手達にはあまり感じられないのが、同じ関西人として物足りません。

彼らに行っているのですが、それで十分強ければ、インカレや全日本で関東勢(要するに戸田勢です)を圧倒する強さを見せているのなら私も何も言いませんが、現実にはその反対です。

そうであるからこそ、いろんなものを吸収してもっと強くなってほしいのですが・・・
「鍛える事」と「整える事」、この2つの事を並行してやっていかなければ強くなっていきません。

まあ、愚痴はそれぐらいにして(笑)、ブースをやっていたら3年前うちに通っていた神戸大学のOBが挨拶に来てくれました。
コンディションを崩して非常に悩んだ末の事でした。
どこまで役に立てたかは判りませんが、インカレ(残念ながら彼はインカレではなくジュニア種目でしたが)が終わって直ぐ礼に来てくれた事を考えると無事漕ぎ終える事ができ嬉しかったのでしょう。

そういう再会や、今までSNSだけのお付き合いだった方と初めて挨拶する事もできたので良しとしましょう(*^。^*)

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楽水庵






結果が直ぐ出る人も多いアジャストテープ

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

3月ぐらいから最近よく書いている頚椎1番の傾きを腰椎5番で調整する、というテーピングをしています。
かなり効果が出ていて、ついこの間も会津で高校生にそのテーピングをしたところ瞬く間に背中の筋肉の付き方が左右違っていたのが整いました(リンク参照)

本日3ヶ月ぶりにメンテナンスに来られた30代男性が右首の張りと右顎の不調を訴えておられたので、左右の耳をチェックしました。
少し左に首を傾げる癖があるようで、本来なら右耳が左のそれより若干高く見える筈なんですが、そうではなくまだ少し低く見えます。

ちょっと逆光気味の写真になって見辛いので彩度を下げました。

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そして、また恒例の両母趾のテストをしてみると、やはり陽性。
つまり頚椎1番が右に下がり、腰椎5番も同じように右に下がって腰椎4-5番間の椎間板が圧迫されています。

そこで、お馴染みの(^_^;) アジャストテープの登場です。
ただ、念には念を入れて右に下がっている浅筋膜を上げるようなシュミレーションをして楽になるのを確かめてからテーピングします。
これは会津の高校生に貼ったものですが、まず浅筋膜を調整するテープを貼ってから腰椎4-5番間の椎間板にジェルフィッシュテープを貼りました。

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そうすると、下の画像のように右耳の位置がかなり上がりました。

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もちろん、この後も調整を続けましたが、この最初のアジャストテープだけでもかなり首やアゴが楽になったと言っておられました。
当院に様々な症状を訴えて来られる方の多くが、多かれ少なかれこの方のように頸椎1番が傾いておられます。
まず、そこから調整する事が、本当の意味での「体の歪みをとる」事に繋がっていくのでしょう。

楽水庵




福島県喜多方でテーピング

今回車で会津地区、福島県喜多方の田園地域でテーピングしてまいりました。

元々今回の会津行は、喜多方の山都という処で茶房をされている女性の処で治療会をやりましょう、という事で話が始まりました。
その中で、向こうの仲間がコーチをやっている高校の双子のパフォーマンスアップをその治療会の前日の夕方にやってもらえないかと頼まれていました。

ところが、その山都の女性の方が頼まれていたイベントが前倒しで私の行く日に当たったり、店もスタッフが結婚で辞め一人で切り盛りしなければいけなかったりで開催するのが無理になってしまいました。

まあ、それでも行く事には決めていたので、場所も仲間の所属するクラブの艇庫で、という事で何人か希望者を募ってみる事に。
そのクラブの名前が、「会津楽水会」!!

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その仲間とも、最初はいわば「楽水」つながりでした。
レスリングをしていた息子さんが国体予選前に膝の内側側副靱帯を傷め、何とか大会に出したいのだがと相談を受け、アドバイスしたテーピングが功を奏し国体本選は出られなかったものの県予選で準優勝され、それ以来キネシオテーピングに目覚めてもらっていただきました。
東京でやったセミナーに来てもらったり、会津若松でも2回ほどセミナーをやったりで結構学んでいただいたのですが、私のテーピングは常に進化している(つもりだけか・・・)ので、一昨年12月以来のアップデートをしてもらい、それを普段会津で自分の知り合いとかにやってもらおうという思いもありました。

果たして交通費程度は賄えるのか不安もありましたが、元々半分気晴らしで行っているので多少足が出ても良いと思っていました。
結果はプラスでしたので助かりましたが(笑)

また今回は、車で一度行ってみようと思ってやってみました。
まあ、次からは夜行バスか飛行機+JRにします(^_^;)

さて、双子の兄弟ですが、以前に送ってもらった顔写真で二人とも頚椎1番が右に下がっているのが判っていました。
そこで腰椎5番からのアプローチをやってみる事に。
その際に顧問の先生がおられたのですが、弟君をやる時に「いつも彼の背中を見て、左右筋肉の付き方が異なっている。右が左に比べ付き方が良くないのが気になっていました」と言われました。

確かに、テーピング前に撮った写真だと少し右の広背筋等が、左のそれに比べると小さいですね。

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それを腰椎5番のアジャストテープに腰椎4-5番の椎間板へのジェルフィッシュテープを貼るだけで、かなり右の筋肉の付き方が変わりました。
腰椎5番が傾いていた為に、浅筋膜の動きが悪さをして右の背中の筋肉を抑えつけていたのでしょう。

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兄弟ともに他の箇所も徹底的に整えました。
ちょうどインターハイの予選があり、残念ながら本選の切符は取れなかったものの、この調整で今までと違うものが掴めたようです。
こういう調整で普段から質の高い練習をする事で、より高いレベルに達する事ができるのです。

次の日にお越しになった60代の男性は、翌日のテニス大会の為にパフォーマンスアップを少しお願いできないかという依頼だったのですが、この方も頚椎1番が傾いていた為に結構バランスが悪く、そういう処からしっかり調整をすると翌日の試合で順調に勝ち進み、昨年の優勝者に惜敗したものの普段と全然動きが違ったと感想を述べてくださいました。

行って戻って51時間余り。
その間往復1340㎞走りました。
我ながらよくやったものだと感心します。
身体は疲れますが、精神的にはかなりリフレッシュさせてもらいました。
その分常連さんとかには迷惑を掛けていますm(__)m

楽水庵




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