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楽水庵ブログ 2017年4月 2ページ目

第2回公開セミナーは29日(土)17時から、五十肩モデルも募集します!

まあ、弟子を育てる為のマニアックなセミナーですから一般受けしませんね(笑)
それでも一番弟子に今回の弟子が真剣に学んでくれているので続けていきます。

第2回は4月29日(土・祝)の17時から開催します。
参加料は、2,000円。
今度のテーマは「肩関節」。


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スクリーニングテスト等を通して、どういう状態なのかを感じどうすればその状態を改善するかを一緒に学んでいきます。
第1回でも感じましたが、教えていくうちに自分でも気づかなった事が感じられ、私も勉強になります。

また、祭日でもあるので弟子にとって敷居は高いと思いますが、「五十肩」もやっていこうと思っています。
そこで、五十肩でお困りの方にモデルになっていただきたいのです。

結構、ボート関係者でも五十肩で病院や接骨院に長いこと通っているがあまり改善していない方々を見受けられます。
そういった方をモデルにどうすれば痛みや関節可動域を瞬時に改善できるかをやっていきます。

完全にスッキリという処まではいかないかも知れませんが、最後は私が責任を持ってやれるだけの事はさせていただきますので良い意味での変化は必ず感じていただける筈です。
「モデルになってやっても良い」という方がおられれば楽水庵までご連絡ください。
もちろんモデルになっていただくのですから、参加料は無料です。

楽水庵


第1回公開セミナー無事終了!自分の成長を再認識

こんにちは、楽水庵です。

昨日15日に第1回公開セミナーを行いました。
元々今回弟子になった女性の為に始めたものですので、そんなに多くの人に参加してもらう必要もありませんでした。
ただ、マンツーマンだと彼女ないし私の身体をモデルにするだけでは、客観的にものを見る事ができない恐れもあったのでこういう形でやりだしました。
彼女以外にも私を師匠と思ってくれている人達がいて、そのうち一番弟子といえる男性が参加してくれました。

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彼女自身は、既に公認アスレティックトレーナーと鍼灸師の資格を取得しています。
ただ、実戦での経験に乏しく現場での対応に悩んでいました。
そこで、旧知の仲である東京の、私と仲良くしているトレーナーに相談したところ私を紹介された、という経緯で私の弟子になったのです。

まあ、弟子といっても普段は堺の内科でリハビリを担当していて、いつも私の処にいる訳ではありません。
逆にそんなのをされると、自分一人食っていくのがやっとの状態で困ってしまいますので(笑)

私の持っている全てのもの、テーピング・手技を時間を掛けて彼女に伝えていくつもりです。
本当に時間は掛かると思います。
彼女自身手の感覚がイマイチなのを気にしていますが、それも経験やトレーニングが解消してくれると信じています。
先ほども書いたように、既に立派な資格を2つも持っていますので、これに本当の実力が備われば、歳を取ってからこの世界に入った私が乗り越えられなかった壁を彼女は超えてくれる筈です。

残念ながら実生活では(今のところですが・・・)子供どころか嫁さえいませんが、彼女を娘と思って育てていくつもりです。
(実際に高校生の娘がいる女性に「良いとこ取り」といわれましたが・・・)

さて、第1回公開セミナーに話を戻します。
今回のテーマは、「リンダーテスト」という仰向けで寝ている人の上半身を起こしていく検査をしている中で何を感じるかをテーマに行いました。
起き上がりのスピードが左右違うのは何故か、あるところまで起こしたらどこがブレーキになっているか、等を感じてもらい考えてもらい、それで解決策を提案してテーピング等施しその後起き上がりがどう変化したかを確認してもらう、というプロセスで行いました。
多分、これからもこのプロセスでやっていくと思います。

そんな中今回のテーマとは異なりますが、一番弟子が右大腿筋膜張筋に力が入らないのを悩んでいたのでやってみる事にしました。
テストをしてみると、大腿筋膜張筋そのものよりも足関節と前脛骨筋に力が入っていないのが判りました。
これは初めて聞きましたが、昔足首と脛骨を骨折した事があったそうです。

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それが原因で、浅筋膜の動きに乱れがあるようで、写真のようにπテープという丸いテープを足関節に1枚、脛骨に2枚貼ったところ、見事に大腿筋膜張筋に力が入るようになりました。
いや、大腿筋膜張筋そのものよりも連動する下腿部や足関節に問題があっただけなのでした。

しかし、こういう事がいとも簡単にできるようになったのを、この一番弟子と出会ってからのこの5年間でちゃんと自分は成長し続けられているのだと再認識する事ができました。
だからこそ、少ないですが東京や会津で私を待ってくれる人達がいるのです。
彼らは本当に向上心・好奇心が非常に強い。
そして、当院に通っておられる皆さんの多くも私の成長を楽しみしておられる節があるのです。
残念ながら関西でこういった方達はあまりおられません。
こう書くと嫌な気になる方もおられるでしょうが、人の成長を信じられないのは自分自身が成長していない証と言えるでしょう。

今度の弟子にも成長してもらいたいし、一番弟子も成長してきてくれています。
本当に本当に少数派ですが、私はこれからもこういった人達と一緒に歩んでいきたいと思っています。

楽水庵









妊娠8週目でツワリのきつい女性に

こんにちは、楽水庵です。

常連の30代女性が2人目を懐妊されました。
元々ツワリがきつい方なのですが、(男なのでよく判りませんが)今が一番きついかもとの事です。

残念ながら数年前に流産されたのですが、その時もツワリがひどかったのでテーピングで緩和しました。
今回も前の事があるのでやってみました。

ツワリで一番関わりのある臓器は、やはり『胃』でしょう。
特に噴門という胃の入口付近の動きが良くないと、吐き気を催します。
今回も胃の筋膜を動かして、一番気持ちが良い形でテーピングしてみました。

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ですから、毎回この通りの貼り方ではないかも知れません。
その都度その都度筋膜の動きは異なっているかも知れないからです。

ただ、ツワリで苦しんでおられる妊婦さん達が、このような割と簡単なテーピングでその苦しさからかなり解放されるのなら、それは素晴らしい事だと思います。

楽水庵


ちょっと気分転換に城崎の海を見てきました・・・

こんにちは、楽水庵です。

最近少し心に余裕のない方達に煩わされ、私自身も少し心が重くなっていました。

夜中の2時にチャイムを鳴らし、「やっていますか?」と言われた男性、確かにディライトで看板は一晩中看板には照明が点いておりますがね・・・
夜の11時半に電話を掛けてきて、「今から良いですか?15分ぐらいで行けるんですが、24時迄やっているって書いてありますけど」と言われた男性。おそらく22時迄って書いてあった筈なんですが・・・

そうかと思うと、「季肋部の事を書いてある(楽水庵の)ブログを読みました」との電話がありました。
しかし、その後「ところで、病院の何科に行けばよいんですか?」と!
それでも一応話を聞くつもりでしたが、生憎施術中なので「この番号で良ければ後で掛け直しますが」というと、怒った口調で「もう結構です!」と。
そのセリフをそっくりそのままお返ししたいのですが(笑)

そんな訳で、ちょっとリフレッシュしたいと思い本日(13日)を臨時休業させていただきました。
たまたまボート日本代表の合宿が12日から城崎で行わるので、温泉に入り海を見に行ったついでに代表の練習も見られたら良いなぐらいの気持ちで行きました。

残念ながら日本代表が城崎を合宿地に選んだ理由が片道10㎞とれる水域という事もあり、ボートセンターに行ったところで練習から上がってくる選手達を見るぐらいしかできませんでしが。

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それでも、一応日本ボート協会のトレーナー部会員でもあり、なおかつ若い頃から知っている女性の娘さんが代表(ロンドン五輪も出ています)になっている事もあり、立ち話程度はしてきました。

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その後、気比ヶ浜という海水浴場で大好きな山下達郎さんの「潮騒」を聴きながら波打ち際を眺めたり、外海に出て磯の香りを嗅いだりしたら段々と心が静まってきました。

20170413kinosaki_3.jpg20170413kinosaki_4.jpg やはり、海って偉大なんですね。
ドラマとかで「海を見たい」とかのセリフが良く出てきますが、判るような気がします。

すると、もう温泉はどうでも良くなって、大きなホテルでランチバイキングを食べて、ゆっくり高速を使わずに帰りました。
途中眠くなりかけたのですが、但馬でこんな見事な桜並木が目に入り一篇に目がシャッキとしました。
本当に今年観た桜の中で一番素敵なものでした。

20170413kinosaki_5.jpg20170413kinosaki_6.jpg
往復300㎞オーバーでしたが、お蔭で心の疲れが取れました。
これからもこういうリハビリをたまにする必要が出てくるかもしれませんね。

楽水庵



無理に姿勢を良くしようとしても・・・

こんにちは、京都府長岡京市の楽水庵です。

この間来られた女子大生ですが、小さい頃からの猫背で悩んでいました。

猫背には2通りあると思っています。

まず脊柱の腰椎から頚椎に掛けての 前弯→後湾→前弯、というラインができていない場合。
これは、結果的に頸椎の後湾を招き、所謂「ストレートネック」を招きます。

ストレートネックで悩んでおられる多くの方に見受けられる特徴は、「顎が上がっている」点です。
少し(もちろん引き過ぎは良くありませんが)顎を引くだけでも腰椎が立ってくる(つまり前弯してくる)ので姿勢は良くなります。

それと腹筋群の一番インナーである「腹横筋」が弱いというのもあります。
ここにアプローチするだけで結構姿勢が良くなる方が圧倒的に多いですね。

そしてもう一つは、肩甲骨が外転、つまり拡がってしまい結果的に胸椎の後弯が作れないもの。
ここがしっかりアーチを作れるかどうかで、人は若く見られるか否か判断される気がします。
「横のアーチ」と呼んでも良いでしょう。

この2つがしっかりできていないと、無理に姿勢を良くしようと思っても一時的には可能でも持続する事ができません。

さて、その女子大生に戻りますが、一度自身で良い姿勢を作ってもらいましたが、そうすると非常に腰にストレスが溜まりました。
腰椎4-5番間の詰りがあり、この為にいくら頭では判っていても良い姿勢を取り辛いのです。
それに、机に向かっている時間が長い為に、首や肩甲骨周りの緊張が強くありました。

それらを一つ一つ解消していくと、自然に姿勢が良くなっていきました。
また、それが苦しくないとの事でした。

一箇所ではなく総合的なバランス調整で対応していくべきだと確信しています。


楽水庵



大腿部やや外側から脛にかけての痺れ、原因は?

こんにちは、楽水庵です。
久しぶりに痺れに関するブログです。

常連の50代女性が今回来られた際、現在の症状の一つに「大腿部やや外側から向う脛にかけて痺れ・不快感がある」と言われました。

向う脛だけでしたら、「コンパートメント・シンドローム」と呼ばれる腓腹筋やひらめ筋の機能低下、つまり「拮抗筋」の不具合によるものとも考えられるのですが、大腿部やや外側の症状もあるのでこれは候補から外れます。

では、どこか?

後ろ側なら梨状筋等臀部の筋肉も考えられますが、身体の前方なのでそれも考えにくい。
腸腰筋(大腰筋や腸骨筋)も、痛みや脱力感には関わる事が多いのですが、これも少し違う。

となると、残る候補は首の筋肉という事になり、首のチェックをしてみると思った通り「胸鎖乳突筋」の張りがかなり強く出ていました。

その胸鎖乳突筋をテーピングで緩めると、さっきまで凄く張っていた向う脛の筋肉が文字通り「スッと」緩みました。
大腿部やや外側の筋肉も同様でした。

もちろん、腰の筋肉が原因で下肢の痺れは起こります。
ただ、こういう「首」が原因で起こる事もあるので、やはり全身のチェックを怠ってはいけないと改めて思い知らされました。

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楽水庵





「ゴルフの翌日腰の真ん中が痛くなった」ひらめ筋と仙腸関節

こんにちは、楽水庵です。

常連の男性ですが、前回ゴルフでコースを回った翌日朝に腰の真ん中が結構痛かったそうです。
お越しになる直前ににコースを回った時はそうでもなかったとの事。

では、何故そうなのか?

この方はひらめ筋の機能が低下されていました。
ひらめ筋が弱ると仙腸関節の動きを悪くします。
ですから、私は仙腸関節の調整をする際はひらめ筋の筋膜滑走を良くする事も行います。

ひらめ筋は「抗重力筋」の一つで、意識しなくても普通に立っているとかなり使われています。
「立ちっぱなし」で腰が痛くなる原因の一つにひらめ筋も関係しています。

話を戻して、この男性がゴルフをした後に腰が痛くなったりならなかったりしたのは何故なのか?
それはコースのレイアウトだと推測しました。
おそらく直後に腰が痛くなったコースはアンジュレーション(起伏)が激しかったのでは、と聞いてみるとまさしくその通り。
その為にひらめ筋に余計負担が掛かったのでしょう。
直近のコースはそれほどアンジュレーションがきつくなかったので、症状が出なかったのでしょう。

勿論統計を取っている訳ではありませんが、ひらめ筋の弱い方は仙腸関節の動きが良くないケースが多いと思われます。
逆にひらめ筋を機能強化すれば、腰痛を結構防げる気がします。

しゃがんだりする時もひらめ筋はかなり重要な役割を果たします。
いわゆる「うんこ座り(ヤンキー座りともいう)」をする際にひらめ筋が十分緩まないと、ちゃんとしゃがめないのです。

トイレも洋式が当たり前になった現在では、昔のように日常生活の中で自然にひらめ筋が鍛えられる事はありません。
まあ、うんこ座りもひらめ筋のストレッチングでは効果的ですから、少し取り入れてみるのも手だと思います。


楽水庵








4月15日(土)17時 第1回公開セミナーを開催

弟子になった女性を育てる為にも、動き出す事にしました。

4月は、15日と29日を予定しています。
場所・開始時刻は、どちらも弊院 楽水庵・17時です。
参加料金は、¥2,000。

できればこれからの講座全てに参加してほしいと思っております。
ただ、テーマ別にやっていきますので、参加できるものだけでも構いません。

テープの貼り方を学ぶという事よりも、その人の身体の状態を把握し、どうすればその状態を改善できるか皮膚や筋膜を動かしてみて変化を感じてもらう事に重きを置きたいと思っております。

東京でも最近は毎年開催しておりますが、内容がやや詰め込み過ぎの感もあります。
今回のセミナーのシリーズは、既に公認アスレティックトレーナーと鍼灸師の資格を取得した弟子をじっくり育てる為にも毎回テーマを限定して長期に渡って開催していきます。
残念ですが、「一夜漬け」では本当に役立つテーピング等は学べないからです。
腰を据えて学んで自分自身や自分の家族・チームに役立てたいとお考えの方は是非参加してください。


第1回は、4月15日(土) 17時から約2時間程度を予定しております。

テーマは、キネシオテーピング法で使われる『リンダーテスト』と呼ばれるテスト法を用います。
仰向けになった人の上体を起こしていって、その人がどんな問題を抱えているか(筋肉ならどこの?胃などの内臓は?仙腸関節の動きは?)を感じてもらいます。
参加された方々をモデルにやっていきます。
ですから、参加されると自身の状態を把握する事もできます。

その上で、テーピングするのならどういうテーピングをするか、テーピングしないのなら他の方法でどんな方法があるのかを一緒に考えながら学んでいきましょう。

参加を希望される方は、メール・電話 075-925-5951・私とLINEやFacebookで繋がっておられる方はそれらからでも構いません。
皆さんのご参加をお待ちしております。

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「顎のカクカクもしなくなった」女子大生

京都府長岡京市で顎の施術を得意としている 楽水庵です。

先月末に初めて来られた女子大生。
小学校時代から顎が「カクカク」していたのが最近しなくなったが、それはもっと症状が進んだ状態だとネットで調べ、何とかしようと来られました。
「カクカク」していた状態よりも顎、というか顔がしんどいそうです。

確かに「カクカク」も嫌ですが、それは靭帯(特に側頭骨下顎骨靭帯)に弛みがある為で、口腔内の筋肉(外側翼突筋・内側翼突筋に咬筋)がしっかり機能していればそれほどしんどい状態にはなりません。

この方の場合、徐々にそれらの筋肉が硬くなって動き辛くなってきていたのです。
だから「カクカク」するまで動けていない、といった方が正解なのでしょう。

1回目は少し弛めの施術をしたので、元の状態に戻るのが結構早かった。
しかし、2回目はかなりしっかりやったので、段々と戻りが来なくなっていきます。
もちろん、首や腰等の全身の調整をしっかりした上での話です。

顔の表情もドンドン良くなって魅力的になってきました。
どこまで変わっていくか今後が楽しみです。


楽水庵


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