楽水庵ブログ

右顎のクリック音が気になる女性、2回目

前回来られた際に、腰も悪く仰向けで寝られないとの事だったので、腰椎へテーピングもした。
1週間後に来られた際に、やはりテープを貼っている間はかなり腰も楽だったし、首も楽だったと話されていた。

腰椎のアーチが良くなると頚椎のアーチも良くなる。
そして、首が楽になると顎関節症の改善が一層進む。
なかなか顎関節症が楽にならない方の共通点は、首の張りが強く、日常生活や仕事の癖でまた直ぐに張りが強くなってしまう事。
だから、必ず顎関節症の方へは肩・首・頭蓋骨を弛める施術も行っているが、この方のように腰からという事もこれから重要視していく必要があるように感じてきた。
顎関節症で悩んでおられる方は、大概腰も悪くされている事が多いので、最近は腰へのテーピングも結構しているが、これからは必ず腰もチェックするようにしたい。猫背の矯正にもなるし。

さて、前回は右の顎関節の靭帯の弛みが気になったが、今回改めてチェックしてみると左も少し弛みがある。
下顎の靭帯は2個あり、それぞれ蝶形骨下顎骨靭帯・側頭骨下顎骨靭帯と呼ばれている。
この方は、左は側頭骨下顎骨靭帯のみが弛んでいるが、右は2つとも弛みが見られる。
後は、外側翼突筋という顎関節を動かす、ちょうど頬骨の奥にある筋肉の張り、これが右はかなり強い。
こういうところも改善していけば、かなり早いペースで症状は治まっていくと思われる。

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