楽水庵ブログ

手首付近の骨折による可動域減少と痛みに対するアプローチ

こんにちは、京都府長岡京市でキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵を営んでいる水谷です。

私と縁のある関東にお住いの女性が、1月に右手首付近、詳しくは橈骨遠位を粉砕骨折(か、それに近い)されチタンプレートを埋め込む手術を受けられました。
チタンプレートは、年齢等で条件は異なりますが、この方の場合骨が完全に癒合するのにほぼ1年と診られているようで、それまでは外せない状態です。

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画像のようにプレートを埋め込んだので隙間がなくなり、また手術による瘢痕のせいで病院で手首を回す機能のリハビリを受けても可動域もなかなか回復せず痛みも引かない状態です。

ちょうど関西にいるご家族の処へ行かれる予定がおありだったので、関西に滞在中2回来ていただきました。

プレートが入っているせいで手首周辺の隙間がなくなったのと、手首の回内・回外運動のリハビリに関しても手首周辺のアプローチしかしてなかったのをお聞きしました。
手首の回内・回外運動は、肩の内旋・外旋運動と切り離しては考えられません。
必ずと言っていいほど連動します。


ですから、手首の回内・回外運動をスムーズにし痛みも減少させるのなら、肩関節、それに大元の首の調整もしなければいけないのですが、残念ながら保険点数の問題からか底の部分はまったくノータッチでした。

1回目の施術で瘢痕とそれに手首の奥にある「方形回内筋」という筋肉の機能低下が見られたので、それに対してスリットテープで対応。
そこから、首・肩関節のチェック及び調整をしました。
痛みもかなり減少して可動域も大幅に拡大しました。

2日後にまた来ていただきましたが、状態は良好なようだったので今後ご自身で可能なテーピングやリハビリ運動をアドバイスさせてもらいました。

matsuo_haha3.jpgmatsuo_haha4.jpg 更に良くなったと見受けられました。

担当の医師の見解ではプレートを外すのは1年後との見解ですが、状態が良くなればもっと早くなるのではと思っています。

*当ブログはあくまで個人の感想を述べているものです。
*施術効果には個人差があります。


楽水庵



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