楽水庵ブログ

手に力が入りにくい原因の一つ、ひょっとして腰痛も


こんにちは、京都長岡京市の楽水庵 水谷です。

最近手に力の入りにくい女性がお越しになりました。
残念ながら、この女性の症状については頚部等の問題もありまだまだ解決していかなければいけません。

ただ、そのお蔭で判ってきた事があります。
そしてこれは大なり小なり皆さんにもほとんどこの傾向が見受けられます。

それは上腕(二の腕)の外側の『筋膜がずれる』事によって、その部分の筋出力は影響ないものの、他の部分の筋機能を低下させているという事です。

「外側上腕筋間中隔」という上腕の外側にある、ちょうど上腕二頭筋(肘を曲げる筋肉)と上腕三頭筋(肘を伸ばす筋肉)の間にある、言わば「筋」みたいなものですが、そこの筋膜がずれが大きくなってしまうのです。

すると、上腕二頭筋や上腕三頭筋の筋出力は影響ないのですが、そこから先の前腕に感覚の薄くなる箇所が出てきます。
外側上腕筋間中隔の筋膜のずれが大きくなる事により神経の流れが阻害されるからでは?と思われます。

そして、皮膚感覚が薄いという事はその奥にある筋膜・筋肉の働きも悪くなります。
結果として「手に力が入りにくくなる」のです。

余談ながら、小指に力が入りにくいのは、そのほとんどが後斜角筋の機能低下が影響しているので、こことは原因が異なります。


また、外側上腕筋間中隔の筋膜がずれると広背筋の外側も機能低下します。
広背筋は背中の下半分を覆っている大きな筋肉で、これが機能低下すると腰痛の原因にもなります。
そして、広背筋が原因でギックリ腰になる事はかなり多いのです。

何故広背筋の外側の機能低下を起こすのでしょう?
これも推測ですが、広背筋の停止部(終点)と外側上腕筋間中隔の筋膜がずれている箇所が近い事で影響を受けているのでしょう。

一度左右の手で握り合いをやってみてください。
そして、どちらか力の入りにくい方の前腕を軽く叩いてみて感覚が薄い箇所がある、そしてその側の背中の外側に痛み・違和感があるとすると、その原因は上腕にある可能性が非常に高いと言えるでしょう。


楽水庵







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