楽水庵ブログ

バイクで転倒して左手首に痛み

こんにちは、楽水庵です。

この間のブログで書いた妊娠7ヶ月の女性のご主人ですが、2週間ほど前にバイクでちょっと転倒したそうです。
そのせいでマシになってきたとはいうものの、この2つの体勢で手に体などの重みが掛かると結構痛いとの事。

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この間の全中(全国中学選手権ボート大会)でも漕いでいる間に左手首がフェザー(手首を回す)すると痛いという女の子にテーピングしました(リンク)。
この時も首や肩甲骨の状態をチェックして、後斜角筋と小円筋にテーピングしただけでしたが大会期間中漕いでいても全く痛みは出なかったそうです(汗等で剥がれたのは貼り替えました)。

今回の男性も同様に後斜角筋と小円筋に問題がありました。
特に小円筋に問題があると広背筋に力が入り辛くなるので、余計に前腕の尺側(小指側)の力が入らなくなります。
手首の尺側に痛み等がある時には広背筋に問題がある事が多いのですが、最近その広背筋の機能低下は小円筋が関わっている事が判ってきました。
ですから、小円筋の状態を整えると広背筋の機能も正常になる事が結構あります。

ただ、今回に関してはこの2つの筋肉のアプローチだけでは足りませんでした。
小円筋のテストをする際に左手首を掴むとそれが痛いとの事。

では、何か?という事でこの辺りの状態を触診。
すると尺側手根伸筋に問題がありました。
そこで、こういう小さなπテープ2枚で尺側手根伸筋にアプローチ。

20170813okushima3.jpg

結果は良好で、貼付後に左手首を掴んでも痛みは出ませんでした。
もちろん上記の体勢で体重を掛けたりしても問題なし。

とかく手首の痛みというと、その周りにしか目が行きません。
しかし、首や肩甲骨周りにまでチェックがいくと、本当に少しのアプローチで痛みが取れます。
外的な要因に、元々その方の内包している問題が重なってこういう症状が出る事が多いからです。

楽水庵




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