楽水庵ブログ

ボート選手、フィニッシュからリカバリー時の腰痛

こんにちは、楽水庵です。

腰痛と言っても腰だけケアすれば痛みが軽減する訳ではありません。
特にある動作をした際に限って発生するものに関しては、何故起こるのかをしっかり全身に渡ってチェックしなければ問題は解決しないでしょう。

大学のボート部選手。
腰椎ヘルニアや坐骨神経痛も軽減してかなり良い状態になってきたと思っていたのですが、少し漕ぎを変えたせいか先週ギックリ腰になりました。
そのギックリ腰もかなり楽になってきてはいるのですが、エルゴを引いた時にフィニッシュの際とリカバリーで上半身を前傾にする際に痛みが出たので先週末のレースは自重したそうです。

もちろん腰のバランスもあるのですが、それを整えても上に書いた症状は残っていました。
そこで、肩甲骨・肋骨のバランスをチェックして、まず左の肩甲下筋の張りが強いのに気付きリリース。
これでエルゴを引いてもらうとリカバリー時の痛みは引きました。

ただ、フィニッシュで引ききった後に腰が少し落ちるとまだ痛みが残っているので、再度チェック。
すると、右前鋸筋と季肋部の動きが悪いのでテーピングで整えて再度エルゴ。

kenkoukakin&kirokubu.jpgkomatsu.jpgすると、フィニッシュ時の痛みも消えました。

このようにある動作をして腰に痛みが出る場合は、腰が原因とは限りません。
首は腰と連動しているので、どちらかというと「一つもの」と考えた方が良いでしょう。
それよりも、肩甲骨や肋骨の動きをしっかりチェックした方が的確に原因を探る事ができるのではないでしょうか。
ボートはハンドルを持ってやる運動なので、肩甲骨や肋骨の状態が悪くなればどこかにストレスが掛かります。
この彼の場合は、腰にウィークポイントがあるので腰痛になったのでしょう。
『痛みの出る場所と問題を起こしている場所は一緒とは限りません』

このような場合エルゴでビフォー・アフターを確認できるので、やはり買っておいて本当に良かったと思います。

楽水庵





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