楽水庵ブログ

小学生でも神経圧迫

先日、地元の区民運動会へテーピングサービスに行った際、小学生の女の子を診ました。
右脚だけかなり内股になっており、この原因は何かと探っていたら、
実は右の腰椎に神経圧迫があって主に右股関節周りの筋肉が上手く働かない、というのが判明しました。
腰椎2番と3番にテーピングをするとちゃんと筋肉が反応しました。
右脚だけ内股になっていたのも、それが原因と思われます。

その子の母親曰く、「この子、よく転ぶんです」。
咄嗟に力が入らないとそういう事になると思われます。
別にボーっとしているからとか、鈍いからではないのです。
ただ、端から見ているとなにかそういう風に見られがちです。
今来ている野球をしている中学生も股関節に力が入らず練習中に転んだりして、
コーチに「真面目にやれ」と叱られていたようです。
これは一生懸命やっている本人の気持ちを深く傷つけてしまいます。
申し訳ないけど、日本の指導者にはこういう事しか言えないような人が多過ぎます。
何故転ぶのか、また別の事でも何故その動作が上手くできないのかを
しっかり説明してあげてこそのコーチです。
見た印象そのままを言うだけなら素人でも言えます。
コーチをするなら、その辺りも勉強してほしいと思います。

話は先ほどの女の子に戻って、小学生でも神経圧迫があるのは正直驚きでした。
ひょっとしたら、よく転ぶ子の全てとは言いませんが、かなりの割合でこういう子がいるのかも知れません。
運動会の際に小学校の校長に駅伝大会のサポートを提案しましたが、
この事についても言及してみたいですね。

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