楽水庵ブログ

コンディショニングをしてからのトレーニングは、以前の回数に拘るな!

こんにちは、楽水庵です。

私がするコンディショニングを受けると今まで力が入らなかった筋肉がしっかり働くようになります。
しかし、注意してもらいたいのは、それが為に以前やっていた回数ができなくなる事も多いのです。

何故か?
特に腹筋関係ですが、S2-3間の椎間板が詰まっていると腹直筋や外腹斜筋が働きません。
(おまけに鼠蹊部が張る為に股関節の可動域が狭くなりますが、ここではこれ以上触れません)

ですから、腹筋運動をしていても実は腹筋ではなく他の処で踏ん張ってやっているのです。
クランチをしていて毎回お尻が浮くような場合、お尻や太腿の力で上体を起こしているのです。

それが、ちゃんとターゲットの筋肉が働くようになると、今までそこを使っていなかったので少しやると直ぐにしんどくなります。
だけど、これで良いんです。
やれる回数だけしっかりやって、少しずつ回数をこなせるようにしていけば。
昨日戸田からお越しになった選手も「クランチ3回するだけで結構キマスね!」と言っていました。

ところが、「以前これだけやっていたんだから」とつい回数だけこなそうとすると結局ターゲットの筋肉はそこまで機能が上がっていないので、これまた以前使っていたターゲット以外の筋肉を使ってやってしまう事になってしまいます。

これでは意味がありません。
少し前のブログで、高校生に「回数・回数って本当にボートやっている奴はアホばっかりや」みたいな発言をした事を書きましたが、その選手がそのターゲットの筋肉をしっかり使って何回できるか、そんなもの実際にやってみないと判らないのです。
一杯・一杯になった時がその選手のその時の限界です。
それで良いんです。

コンディショニングをしっかりすると身体が変わります。
ですから、前やった回数は一度忘れて新たに設定し直すべきなのです。


もちろん、これはトレーニングに関しての事で、競技に関する動きは物凄く良くなりますよ。


楽水庵



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