楽水庵ブログ

仙腸関節についてのイメージ

『痛みの探偵!』 京都府長岡京市の楽水庵です。

腰痛の一つの原因に、『仙腸関節』の詰りがあります。
この仙腸関節についてですが、私なりのイメージがあります。
そして、そのイメージに沿って施術しています。

首や肩の張りを緩めるのに前腕の筋肉をほぐす事が非常に有効です。
首・肩と前腕は浅筋膜の繋がりが強く、どちらかの状態が悪くなればもう片方にも影響を及ぼします。

最近は母指(親指)の靭帯テープをする事でそうはならないのですが、以前は仕事が忙しい時(それも特に冬)に親指が「バネ指」になり曲げると痛みが出ました。
そして、その状態になると今度は首が張ってきます。
親指と首、それが互いに影響を及ぼしていたのです。
前述のように最近はテーピングのお蔭で幸いこの症状は出ていません。

こういう関係が『仙腸関節』にもあると私は思っています。
腕と脚は似たような構造になっています。
上腕と大腿、つまり体幹に近い方は骨が1本で、前腕と下腿という体幹から遠い方は骨が2本で構成されています。

前腕をほぐすと特に肩関節の可動域が上がるのと同様、下腿部をほぐすと仙腸関節の詰りが緩和されます。
特に「ひらめ筋」と「後脛骨筋」、この2つの筋肉が物凄く仙腸関節と関わっています。

ただ、下腿部のこれらの筋肉をほぐすには、それらの筋膜の動きを把握していなければいけません。
前腕部の筋膜の流れは皆さんほとんど一緒なのですが、下腿部のそれは本当に人によって異なります。
特に女性は「横座り」をされる事が多いので、左右で異なる事が多く見受けられます。

しかし、これを把握していれば仙腸関節の痛みはかなり解消できるのです。


楽水庵




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