楽水庵ブログ

足元の冷えと足関節の問題

京都府長岡京市の 『痛みの探偵!』 楽水庵です。

最近お越しになった女性3名に共通する事柄があります。
これが非常に興味深く、「あ、なるほど。そうだったのか?」と思わず合点がいった次第です。

というのも、この3名とも片側の脚の状態が悪く、それが足関節靭帯の弛みから来ていました。
しかし、この方達全員がひどい捻挫もされた覚えがないのです。

それでも足首がグラグラで、これでは特にスポーツをすると様々なトラブルが起きます。
切り替えもスッとできないし、走ってもドンドン遅くなります。
というのは、真っ直ぐ後ろに蹴れないからです。

もちろん足関節に適切なテーピングをし、更に下腿部の筋機能を調整すると物凄く改善されます。

これは本当に女性に多いパターンで、この3名共に下の画像のような立ち方を結構されているのが判っています。

KIMG0257.jpg

こういう立ち方をすると特に外側の靭帯が伸ばされてしまいますね。
では、何故片側だけ弛んでしまうのか?というと元々均等に立っていないからです。
普通に立っていても、右利きの場合は利き足も右の事が多く、その場合支持足が左になってしまいます。
どうしても左に掛かる荷重が大きいからです。
まあ、立ち方のクセにより反対側という事もあるでしょう。

このクセを是非やめてもらいたい(^_^;)
で、そもそもなぜこんな立ち方をするのかと考えていたら、50歳の女性が答えてくださいました。

「足元が冷たいから」

なるほど、冷え性の方が足元冷たい時にベタッと足を下ろしていると余計に冷えを感じるようです。
だから、こういう立ち方をして、できるだけ足元の冷えを感じなくしているのですね。

いや~、これは気付きませんでした。
もちろん、高いヒールの靴などではできませんが、スニーカーや低いヒールだったらできますね。

となると、足元が冷えなくなるようにS3にテーピングをするとかしなければ、この寒い時期ですから尚更やってしまい、そして結果的には足首がグラグラになってしまいます。

本当に足元の問題だけでは済みませんね。


楽水庵

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