楽水庵ブログ

グリップの太さは適正か?

京都府長岡京市の 『痛みの探偵!』 楽水庵です。

定期的にメンテナンスに通われている男性ですが、両上肢共にリリースでほぐしている時に前腕の腕橈骨筋(わんとうこつきん)に結構貼りがあり、リリースしていると痛みを感じられました。

腕にしろ脚にしろ、狙った処を緩めようとしてそこだけ一所懸命やっても効果は薄い。
何故そこの張りが強くなるのか根本原因を探る必要があります。

腕橈骨筋の張りがある場合、先ず上腕や首の斜角筋をチェックするべきでしょう。
特に上腕二頭筋は重要で、ここが固くなっていると腕橈骨筋は緩みません。

しかし、それでも張りが改善されない場合、次にどこを診たらよいでしょう?
私は親指の付け根の関節(MP関節)をチェックします。
自分自身の場合もそうですが、親指をよく使う人はここの靭帯が弛み気味です。
ここが弛む事によって、親指の関節を使うような動作をすると違和感・痛みが出るのです。

この方もMP関節の靭帯の弛みがありました。
そこで靭帯の弛みをロックするテーピングをして、もう一度腕橈骨筋のリリースをすると痛みが出なくなりました。

では、何故この方が?
この方は毎週ゴルフの打ちっぱなしに行っておられます。
もしかしたら、グリップの太さがマッチングしていないので、握り方が良くないのではと感じました。

訊いてみると、ご自身でもグリップが合ってないなと感じられていたようです。
次回打ちっぱなしに行かれるまでにグリップを適正な太さにされたら症状は出にくいでしょう。


楽水庵



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