楽水庵ブログ

「仰向けで寝られない・・・」

京都府長岡京市で『痛みの探偵!』を名乗らせていただく kinesio ≒ pain busuter & performance upper 楽水庵です。

寝相というのは人それぞれで、うつ伏せで寝る方・横向きでなければ寝られない方とかおられるようです。
ちなみに私は若い頃は横向きで寝る事がほとんどで、横向きになるのは寝付けない(まあ最近は滅多にないですが)時ぐらいですか。

仰向けで寝るのが理想的なのかどうかは判りません。
熟睡できればそれで良いと思います。

ただ、中には仰向けで寝たいのに腰の問題とかでなれない方もおられます。

最近お越しになった30代後半の女性。
数ヶ月前からソフトバレーを始められたのですが、手は突き指・脱臼、足首の不安、膝の痛み等のスポーツ障害を多々抱えられておられます。

一つ一つ解消するようにしていっておりますが、そんな中で「仰向けで寝ようとしたら腰が浮いてしまって寝れない」という悩みもありました。
所謂「反り腰」という症状です。

チェックしてみると、S3神経の詰りがありました。
以前も書きましたが、S3神経が詰まっていると詰まっている方の腹直筋や外腹斜筋が機能低下します。
その為に腹直筋が弛み過ぎて腰が反り過ぎて仰向けになりにくいのでは、と推測しS3にテーピング。
すると、「ずいぶん腰が着くようになりました」という反応がありました。

それでも2回目に来られた際に、「まだ少し浮きますね」という報告があったので、全体のチェックをしていくと、左の大殿筋・中殿筋に小殿筋の機能低下が影響しているのが判りました。
確かに臀筋群に問題があると、脚が伸ばし辛い。
試しにやってみたのですが、臀筋に拘縮があると臀部が浮き気味になります。
両膝を浮かせて弛んでくれれば良いのですが、弛まない、もしくは膝を浮かす事が逆にストレスになる事もありますし。

さて、この方に話を戻すと、臀筋をテーピングで調整したら、「腰に一本線が入ったように安定しました」との反応があり、施術中も仰向けで寝ているのが楽そうでした。

これで更に仰向けで寝やすくなるのではと思いますが、次に来られた際にも何かありそうな気もしないではないです(^_^;)


楽水庵

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