楽水庵ブログ

テニスのボール出しで傷めた

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

昔テニススクールに通っている時にインストラクターの皆さんが結構膝を傷めていました。
実際テニスをしている際に傷めたのだろうと思っていたら、「僕らは球出しで傷めるんですよ」と言われたので意外に感じましたが、今ではハッキリ理解できます。
本当に手打ちでドンドン球出しをしなければいけないので、段々疲れてくるとカートやネットにもたれてしまうのでランスが崩れてしまってどこかに物凄く負担が掛かってしまうのです。

脚と腕の違いこそあれ、似たような症状になられた常連のソフトテニスをされている20代の男性。
出身高校のコーチをされています。
来院される直前まで高校の合宿に同行され、普段は滅多にしない球出しを沢山されたとの事。
やはりやっている最中からかなりしんどかったらしく、ぞんざいに打っている部員達に堪りかねて「こっちもしんどいねんから、しっかり打ってくれ」と注意したそうです。
その後違和感はあまり感じなかったそうなのですが、施術の最中に右上腕二頭筋のエクササイズをしたところ、かなりの痛みを感じられました。
肘窩の真ん中から外に掛けての痛み・違和感がありました。

上腕二頭筋や腕橈骨筋のテーピングや浅筋膜の誘導をまず試してみましたが、大きな収穫はなし(・・;)

そこで、EDFテープを貼ってみると大幅に痛み・違和感が解消。
このEDFもサイドからのクロス2枚に、更にセンターにもう1枚貼ってみたのですがそれは逆効果でした。
何にでも「適量」というものがあるようです。

しかし、このテープに加えて、上腕と前腕のねじれを解消するπテープを2枚貼ると、更に状態は良くなりました。
このπテープでのアプローチは、所謂「テニス肘」等の症状に有効だと思っています。

takahashi20160821.jpg

まあ、テニスのレッスンなんか受けていると気楽に球出しをしているみたいに見えますが、実際はそうでもないという事です。
仕事でも、現業の人も勿論大変ですが、オフィスでずっとパソコンの前に座って作業されるのも本当は過酷なんです。

楽水庵

過去の記事

全て見る