楽水庵ブログ

大腿部内側を傷めた、バスケットをしている小学生

こんにちは、京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

先日、左大腿部内側を傷めた小学校6年の男の子が来ました。
地元のスポーツ少年団でバスケットボールをしています。
先週の試合後クーリングダウンで開脚のストレッチングをしている際に傷めたそうです。
受傷後2-3日は、歩くのもままならぬぐらい痛くて、来院した時も階段を上がるのにかなり時間が掛かっていました。

パッと触診して薄筋の機能低下というのは判りました。
では、何故かというのを推測してスクーリニングテストを掛けると、S2神経が詰まっているのが判明。
S2神経が詰まっていると、内転筋群やハムストリングの機能低下を起こします。

S2神経の通りを良くするπテープを1枚貼り、念の為薄筋テープと一番痛みを感じていた部分にEDFテープ。

そして、これも大事なのですが、主訴を訴えている側だけではなく反対側に本当の問題がある事が多いのです。

案の定右股関節に問題が多くありました。
特に殿筋(大殿筋・中殿筋・小殿筋)等かなり機能低下を起こしていました。
これらの問題が左薄筋の痛みを起こした原因なのかも知れません。
筋肉は単体では決して動きません。
必ず周りの筋肉達と協調しています。
それが、拮抗関係にあるか協力関係にあるか、それとも固定して安定さすかの違いにしか過ぎません。
要は、どこか問題があるとその周りの筋肉達にも影響を与えるのです。


右股関節も整え、足関節・足底アーチ・足底筋膜の補強をして、階段の昇降やその場駆け足をしてもらいました。
痛みや違和感はほとんどありませんでした。
まあ、途中でズボンを履くスピーとが全然違うと母親が言ってくれていましたが。

玄関を出てスタスタ速いペースで歩いていくのを見ていたら、今週末の試合もそこそこできるのでは、と期待しています


楽水庵

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