楽水庵ブログ

腹筋の調整がお腹の浅筋膜の調整で上手くいかない場合

kinesio ≒ pain buster & performance upper 京都府長岡京市の楽水庵です。

腹筋に関して2例ほど興味深いケースがありました。

一つは30代の女性で、全身の調整をしていくうちに右内腹斜筋を整える必要が出てきました。
ただどう浅筋膜を調整しても楽になる気配がなし・・・(^^ゞ
私はテーピングをするにしても、まず浅筋膜を私の指で誘導して楽になられるかどうか確認します。

しかし、明らかに内腹斜筋が良くないのに全く楽になる気配がない、
それも右腹部を触れると物凄くクスグッタイそうです(クスグッタイのはかなり良くない兆候です)。

このまま内腹斜筋へ直接アプローチしても効果がないと判断して、裏側をチェック。
そして胸最長筋(脊柱起立筋群の一つ)の浅筋膜を誘導したところ、お腹のクスグッタイのが収まりました。

もう一例40代の女性も内腹斜筋の状態が良くなく、この方も直接内腹斜筋の浅筋膜を誘導しても改善の兆しが見られず、上の方同様に胸最長筋の誘導で良くなられました。


今まで気付きませんでしたが、ひょっとしたら内腹斜筋と胸最長筋は拮抗関係にあるのかも知れません
そうだとしたら、また一つ勉強になりました。


楽水庵


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