楽水庵ブログ

左利きの場合、どういう具合に・・・

京都府長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

以前右利きの場合は右の肩甲上腕靭帯を傷めやすく、左利きの人でも後ろにある物を振り返って左手で掴む人はやはり左の肩甲上腕靭帯を傷めやすいと書きました(リンク参照)

ただ、左利きので右利きの人同様に全てを左でこなすという方はほとんどおられません。
やはり(特に日本では)右利きの人を中心に世の中は回っているので、左利きの方は何かしらの動作を右でされています。

例えば、広背筋なんかでも右利きの場合は右が弛緩し左が拘縮する傾向があります。
イメージしてくだされば判りますが、作業をする場合右肩が前に出ますね。
というか、包丁を使っている際に自然と身体の左側で切っていますね。
右側では力が入りにくいし手元が見辛いからです。
すると、自然と広背筋はオーバーストレッチされます。
この右の広背筋を調整する場合は、ですから『促通』という機能を活性化させる方向にテーピングします。

逆に左は右肩と反対に後ろへ引く事が多いので、拘縮というか過収縮される傾向があります。
この場合は『抑制』といって機能を抑える方向にテーピングします。

前方にある物を引き寄せる場合に左右どちらを使うか、
また普段どちらの手で細かい作業をするか、
という事まで考慮しなければいけません。


普段の動きでその人の浅筋膜の流れは決まります。
右利きの場合はだいたい決まっているのでこちらも迷わないのですが、左利きの方の場合は本当に一つ一つ確認してからでないと真の意味での改善は難しいでしょう。
いろんなパターンがあるので注意が必要です。

楽水庵


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