楽水庵ブログ

左利きでも確認、利き手側の肩のトラブル、では何故?

こんにちは、楽水庵です。

肩の問題で多いのは、利き手側の肩の肩甲上腕靭帯で反対側の肩は烏口腕筋です。
烏口腕筋の方はまた別の機会に書くとして、今回は利き手側の肩甲上腕靭帯について。

肩甲上腕靭帯というのは、上腕と胸を繋いでいる靭帯です。
この靭帯が弛むと腕と胸の筋肉がリンクしません。
野球の投手なら、投球というのは最後に胸(大胸筋)まで収縮させる必要があるのですが、この靭帯が弛んでいると胸の筋肉が働かないので、所謂「手投げ」になってしまいます。


肘を傷めている投手も多いですね。
理由はいろいろあるようですが、肩甲上腕靭帯が弛んだまま投げていると上にも書いた通り「手投げ」になるので、肘への負担が増します。
これが肘を傷める最大要因ではないかなと私は思っています。

しかし、そういう運動をしない方々でもこの靭帯を傷めている方が多いのは何故でしょう?
そこに右利きの人が普段何気なくやっている動きが関わっていると考えられます。

皆さんは振り返って真後ろにある物を掴む時にどちらでされますか?
ほとんどの方が利き手でされると思います。
これが案外盲点で、やはりこの動きをする際に靭帯が弛みやすいと思われます。
ですから、右手の方は右の肩甲上腕靭帯を傷めてしまうのです。

では、左利きの場合はどうでしょう?
割合からいうと、やはり左利きの方は少ないし、また左利きの方で何もかも左でされる方というのは、少なくとも日本ではほとんどおられません。
字を書くのは右で箸は左、とかいうパターンが多いようです。

という次第で、なかなか確認しようがなかったのですが、今日やっとそのチャンスが来ました!
通っている二分脊椎症の男性の肩をチェックしている時に、彼の左の肩甲上腕靭帯が弛んでいるのが判明。
何故かな?と思い左利きかと確認すると、字を書くのと箸以外は左という事。
後ろにある物をどちらで掴む?と聞くと、やはり左だそうです。

一人確認できたぐらいで絶対間違いないとまでは言えませんが、やはり普段の何気ない動作でこういうトラブルが起こるのだと実感しました。
ちなみに肩甲上腕靭帯の状態ですが、下の画像のように大胸筋のテストをすると簡単にチェックできます。
これで陽性が出て、靭帯付近を軽く押して痛みが出たらほぼ間違いありません。
大胸筋だけの問題だと、肩の付け根よりも、少し上腕側を押して痛みが出ます。

2016kagurazaka09.jpg


楽水庵

過去の記事

全て見る