楽水庵ブログ

「京都に来てから生理痛がひどくなった」原因は?

京都府の南西部(時々京都府北部と勘違いされていますが・・・)、長岡京市の kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

この春に北陸地方から京都市に移られてきた20代後半の女性。
数年前に前十字靭帯の再建手術を受けられたのですが、それでも膝の安定性がないという事で来院されました。

といっても、今回は膝の話ではありませんm(__)m
その女性が、たまたま当日の朝生理痛がきつかったという事で、「今までこんなひどい生理痛にはなった事がなかったのに・・・」と。

生理痛がきついという事は、S3神経の詰りと関係があります。
S3神経は、恥骨周辺の皮膚を支配しており、その下にある臓器も当然ながら影響を受けます。
女性なら、子宮です。
ですから、月経不順や重い生理痛、それに不妊の問題などもS3神経と大いに関係します。

では、何故S3神経が詰まるのか?
私は、「座り癖」なのではないかと考えています。
長時間座る事によって、S3神経が通っている部分の皮膚の動きが悪くなっている、この問題が一番大きいのではないか、そう思えてなりません。

この女性も、京都に来てからパソコンの入力が増えたとの事。
当然座っている時間も長くなります。

これを解決するには、もちろんS3にテーピングするのが一番有効ですが、日頃から長時間座る事の多い方は時々S3の神経の流れている部分の皮膚を優しく擦るだけでも効果があると思います。
擦る方向は、仙骨の真ん中あたりから左右どちらも大転子(太腿の外側、付け根部分)に向かってです。

S3神経の詰りは、腰を含めた下半身の「冷え」も伴います。
是非、テーピングが無理なら擦るだけでもしてください。

楽水庵



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