楽水庵ブログ

上腕の浅筋膜と首の痛み、サーブ練習のし過ぎ

「アゴ・首・スポーツ障害専門」の、京都府長岡京市の楽水庵です。

20代男性ですが、10日ほど前から右首が寝違いみたいな症状で苦しんでおられました。
寝る時に枕と首の間に何か挟まないと痛くて堪らない、という状態でした。

もちろん、首自体も傷めているところがあったのですが、一番問題があったのが 「上腕の浅筋膜のねじれ」でした。

正直言うと、私はそれまで「浅筋膜のねじれ」は意識していませんでした。
例えば、前腕でいうと大抵の方は日頃の動作のせいで浅筋膜が内にずれています。
だから、前腕全体の浅筋膜を外に戻してあげれば良いと考えていました。

ところが、よくよくチェックしていくと、前腕でも肘の方から真ん中付近までは内にずれていて手首付近では外にずれている、という「ねじれ現象」が起こっている場合が多いのに最近気が付いたのです。

ちなみに私も最近右手は親指・左手は小指付近が仕事柄傷めていますが、両前腕とも「浅筋膜のねじれ」が起こっていました。
これをテーピングで解消させると、まだ若干違和感は残っていますが結構楽になりました。

先ほどの男性に話を戻すと、この方は上腕の浅筋膜のねじれを解消してあげると痛みがかなり軽減しました。
仰向けで普通に寝ても痛みは出ませんでした。
後は、いろんな動きで確認しながら調整すると、首が本当に楽になられました。

この「浅筋膜のねじれ」はいろんな場所に発生し、特に関節に近い処の痛みに密接に繋がっているのでは、と感じます。


楽水庵






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