楽水庵ブログ

右脇の痛み、「乳がんかも?」

こんにちは、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

『痛み』 というのは、その痛いと思う箇所が「痛いですよ」と脳が認知しなければ痛みとして感じません。
そして、脳は案外いい加減なもので、どこの痛みかハッキリ認識できていない事が多いのです。

特に腕と体幹は関連性が高く、立った状態で同じ高さにある部位を傷めると、「脳」はどちらの痛みか判断ミスをして間違った方に痛みを感じるサインを送る事があります。
また、厄介な事にそのサインが出てしまうと、本来はそんなに悪くない箇所も状態が悪くなってしまいます。

ただ、「捨てる神あれば拾う神あり」で、それを逆手にとって施術したりする事もあります。

今回のケースは60代女性。
何か右脇の大胸筋付近にコリのようなものがあり、「ひょっとして乳がん?」と気にしておられました。
大胸筋は既にほぐれていたので、このコリは大胸筋由来のものではないと判断しました。

では、どこか?という事で、ここに悪戯しているところを探しました。
同じ高さという事で、最初は上腕二頭筋を疑いましたが、ここは関係なし・・・
そこで、次に上腕三頭筋上の皮膚を誘導してあげると、これが正解だったようでコリが消えました。

考えてみると、大胸筋の外側の問題だったので、腕も外側と疑わなければいけなかったのです。
これは、私が臨床でやってきた数々の例から関連性が非常に高いと思っております。

お医者さんではないので断言できませんが、これでコリがほぐれたので「乳がん」の可能性は低いでしょう。


楽水庵



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