楽水庵ブログ

『強揉みはやめましょう!!』

最近どこに行っても頭痛や首の違和感が取れないと、当院を訪ねて下さる方が増えています。
非常にありがたい事ですが、その分結構手強い方も多いのは事実です。
日々勉強の連続です。
 
そして、そういう方達に共通しているのは、マッサージとかに行かれると「強揉み」をしてもらう点。
最近は必ず確認しています。
 
「強揉み」は痛み止めの薬とおなじようなものです。その場しのぎにしかならないのです。
そして怖いのは、次にもっと強い刺激がないと満足できなくなる点です。
今回は薬は置いといて、「強揉み」の弊害について述べましょう。
何故いけないのか?一言で言えば、皮膚・筋膜の動きが悪くなります。
その部分の皮膚の感覚が鈍くなり、脳のセンサーが機能しなくなります。
だから優しい刺激では何も感じなくなるので、強い刺激を求める・・・
そして、また・・・という悪循環を繰り返し、最後には原因不明の神経痛を起こす、
というパターンが非常に多く見られます。
 
この悪循環を断つにはどうすれば良いか?
本人には物足りないかも知れませんが、その方のその箇所の皮膚・筋膜の動きに
最適な優しい刺激で根気良く施術を繰り返す事しかないような気がします。
こうなると、本当に体の問題だけではなく「心の問題」でもあると思います。

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