楽水庵ブログ

腕振り、これは有効な上半身のトレーニング

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近ズボラをしていてあまり歩いていませんが、歩いたり時々ダッシュをしたりする時に腕振りを物凄く意識しております。

この腕振りですが、試行すれば試行するほど所謂「ナンバ歩き」とも似た、肘を体側から離さず降るのが理想だと思えてきました。

普通の歩行・ランニングとナンバでは腕を振った時に出す脚が反対側か同側の違いはあるものの、肩関節の回旋(外旋・内旋)を上手く利用できるかどうかが、肘を体側から離さず振れるかどうかのポイントだと感じます。
それができないと、腕を振った時に肘が体側から離れてしまいます。
その結果、肩甲骨が外へいってしまい胸椎の良いアーチが保てなくなってしまいます。
肩甲骨どうしを寄せすぎるのも良くありませんが、離れすぎるのも良くありません。

普通の歩行・ランの場合ですが、肘の位置は殆ど前後左右に動かないとイメージした方が良いでしょう。
そして、前に振った時には肘を曲げ肩関節を外旋します。
この時に上腕二頭筋・大胸筋・小円筋等が収縮します。
結構胸に効きます。
反対に後ろに振る時は、肘を伸ばし気味に肩関節を内旋します。
そうすると上腕三頭筋や広背筋に効きます。

これを普段から意識して行うと、それだけでも結構な上半身のトレーニングです。
実は私も腕振りで胸を意識するという事はほとんどなかったのですが、これをやってみると違うものだと実感しています。

フルマラソンでいきなりこれをやると不安が出るでしょうが、普段からウォーキングやジョグで実践してもらうと、後は振り幅で加減できるでしょう。
もちろんダッシュの際には最大限振ります。
ただ、その時にも肩関節の回旋を意識して行う、肘は必要以上に前後に移動させない、を留意します。

毎日やっている「エアー縄跳び」の際にも実践していますが、これも結構効きます。

上肢にしろ下肢にしろ、屈曲・伸展には必ず回旋が伴います。
これを上手く利用すると身体の動きがスムースになるでしょう。


楽水庵

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