楽水庵ブログ

中殿筋の可能性、ギックリ腰にも・・・

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先月東京に行った際に少し無理をしたせいか、軽いぎっくり腰になってしまいました。
どうも最近2年に一度11月下旬にやってしまうので、気を付けてはいたのですが・・・

まあ、今回は一昨年に比べかなり軽い症状で済みました。
もちろん、やった処も多少異なるのですが対応が良かったのもあったのでしょう。

施術家と言っても、自分の痛み、それもかなりの痛みに対しては客観的に評価できないものです。
ゴルゴ13ぐらいになれば話は別なのでしょうが(笑)
それと、腰に自分でテーピングといっても、そう正確に貼れるものではありません。

一昨年を想い出しても、当時の傾向だったのでしょうが、かなり貼り過ぎていました。
指導員がこんな事を書くのも何ですが、キネシオテーピングも使い方(つまり貼り方)をその人のその時の症状に合わせて貼らなければ、効果どころか逆効果が出てしまう恐れもあります。
最近ではないのですが、「貼った当初は調子良かったのだが、数日経って逆に痛くなり、テープを剥がしたら楽になった」と何度か言われた事があります。

これなども、その時に「その箇所の痛みをほとんど解消する」事のみ考えてしまっている結果だと思います。
つまり、「貼り過ぎ」です。
「足し算」のみで貼ってしまっているから、ある部分が良くなってもどこか別のテーピングが正常な動きを邪魔している可能性が高いのです。
その失敗を糧に、今ではできるだけ「引き算」のテーピングをするようにしています。

また、最近ではπテープをメインに用いて、必要最小限のアプローチで済ませています。
それでも敏感な方は、あるテープを貼ったら「ここが痛くなった」とか言われます。
その場合は、その箇所の症状には合っていたとしても、全身のバランス的には間違ったアプローチであると言えます。

テーピング以外の手技等でも同様でしょう。

さて、そういう事を踏まえて今回自分の腰には必要最小限のテーピングしかしませんでした。
それもπテープなので貼るのが楽でしたね(*^。^*)

その上で、腰に違和感が残っている期間は毎日ヒットマッサーで両中殿筋を刺激していました。
中殿筋は、「アナトミートレイン」、つまり筋膜(この場合は浅筋膜ですが)の中でも下半身と上半身のそれがクロスしている重要な個所です。
だから、中殿筋の機能を上げておくだけでもかなり腰は楽になります。

前屈が苦手な方によくやる方法ですが、中殿筋のリリースを行います。
結構痛いですが、中にはそれだけで前屈が10㎝以上向上する方もおられます。

よく「前屈が苦手な人はハムストリングが硬い」と言われます。
また腰痛の際にもハムストリングが固まって、特に朝洗顔する際など前屈が苦しい時があります。

それで通常なら、ハムストリングにテーピングとなりますが、

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